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退職してリゾバ始めた時の解放感がヤバかった

だいぶ前だけどリゾバ始めた時のことを思い出して書いてみます。
リゾバとはリゾートバイトの略で観光地で住み込みで働く派遣バイトのこと。
最初のリゾバ先は長崎の雲仙温泉。

奴隷労働
当時勤めていた工場の仕事は給料はいいけど単純労働でつまらなかった。
室温37度の中で真っ赤なガラスを炭素の棒で一生コネコネするのだけど、これが暑いし重いしガラスの粉塵で肺を悪くする。

資本家に搾取される労働者

自分は高卒でずっと田舎で働いてて自分が他の地域に住むことなんて考えたこともなかった。
死ぬまでずっと地元で働くのかなーとなんとなく思ってた。
それで別の仕事してみようってことで当時転職が決まっていたので次の仕事までの間(1年くらい)工場の仕事を続けてもいいし辞めてもいいしという状態だった。


リゾバに応募

前から気になっていたリゾバについて調べてみたら給料も悪くないし、なんと電話面接だけですぐ始められるらしい。生活費もかからないしリゾート地で働けるなんてワクワクする。
すぐ応募して会社も辞めた。
退職した日の開放感はとんでもなくて、空が1.5倍くらい青く見えた。街がカラフル!自由は最高!

退職した時に撮った地元の山。彩度が高い!



雲仙温泉
最初のリゾバは長崎県の雲仙温泉を選んだ。九州に行ったことがなかったし出島やキリシタン文化など観光地として長崎に興味があった。
条件もよく、温泉入れる、食事2食付き、人間関係良好、初心者向けということでファミリー向け温泉宿を選んだ。職種は比較的簡単と言われているバイキングのホールスタッフ。
初リゾバはかなり不安だったので派遣担当者からは初心者に優しい職場と勧められたのが大きかった。


移動日
福岡空港に着いた。初上陸、これが九州か!
新しい土地はワクワクする。中心部と空港が近すぎてびっくり。
担当から電話がかかってきて
「移動は大丈夫そうですか?博多はラーメン美味しいですよ、一緒にラーメンと風俗行きませんか?」
唐突すぎてかなりギョッとした。福岡の人はこういう感じなのか?
繁華街のキャッチがついでにリゾバ派遣担当してるのかもしれない。
遠慮して長崎へ向かう。

長崎市 大浦天主堂

列車とバスを乗り継いで数時間、山の上にある雲仙温泉街に到着。
腐った卵の匂いがする。人はまばら。温泉街ってこんな感じだよね。空は快晴、蝉が鳴いてる。山の上だが暑い。時間がゆっくり流れてる。
小学生の頃の夏休みみたいな感じもするし、異世界に来たみたいな感覚もある。
ここに住んで働くって考えると不思議な感じがするね。
バス停からホテルまでは歩いてすぐ。

雲仙温泉街


バイキング

今日は移動のみで明日から勤務開始だ。
説明を受け制服をもらう。
「ごめーん!着いたばかりで悪いんだけど人いないから夜出てくれない??」
急遽夜の勤務開始!なんにもわからないけど大丈夫なのかな?
ここは家族連れがメインターゲットで前段後段で200人が入れ替わる。
ホールスタッフは五人ほどでなかなか忙しく新人に教える暇はなさそう。目まぐるしいし仕事もよくわからん!笑
料理とかお酒のことよくわからないのでバッシング(お客さんの食器を洗い場に持ってく)と皿補充をひたすらやる。
社員もお客さんも九州の人が多く、みんな方言でしゃべってるのが新鮮だ。
忙しくて訳わからなかったし歩きすぎて足がパンパンだが無機物相手にずっと仕事してた身としては接客って仕事は新鮮で悪くないかも。

バイキング(公式)


22:30に営業終わる。

夜ご飯は残ったバイキング食べていいんだって。
刺身もあるケーキもあるステーキもある、和洋中なんでもある。
めちゃくちゃ豪華で美味しそう。バイキングこんなに余るのかと衝撃的だった。
温泉も入れるしとても良い。
リゾバ来てよかった。
でも初めてでクソ疲れた、明日は5時起きだ。
おやすみなさい

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