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学生時代の私に無理やりにでも読ませたい【学生からインタビューされた話】

OB・OG訪問。

OB訪問(OG訪問)とは、働く社会人を訪問し、企業の情報やその人の働き方などについて話を聞くこと。

リクナビより

私が学生だった時に一番目を背けていた活動です。

まじで言うの恥ずかしいんですが、母校の教育実習のお願いに行く時に、ジーパン・ピアスで職員室に行って怒られたし、

(母校の実習断られたので別の学校に)教育実習に行った時も、チャラチャラした格好で授業していた世間&礼儀知らずのアホでした。

いかに社会に出るのを先延ばしにするか考えて、大学卒業後は専門学校にいったくらいです。

専門学校は伝統工芸の職人の育成と、そういった業界に若い人材を送り込むべく就職のサポートもしてくれる学校だったし、それを目的で入学したはずなのですが、

職人キツそうだし、稼げなさそうだから普通の会社に入ろう」とやっとこ重い腰を上げて卒業ギリギリのタイミングでとある企業に就職しました。



そんな私も現在三社目の会社でワークライフバランスを保ちながら健やかに働いております。


正直「インタビュー」の依頼が来た時はびっくりしました。なぜ私に白羽の矢がたったのだろう。

そしてインタビューをしたいと積極的に就職活動をする学生に、私の社会人経験が役に立つのだろうか。反面教師にしたいと言うのならわかる

学生が社会人から得たいものとは

インタビューを依頼してくれたのは、朝渋で一緒のチームになったこともあるゆうと君。そしてまころんちゃん。

前日参考までにと、いままでインタビューをした内容の記事を送ってくれました。

なるほど、インタビューしたら記事化するのね。学んだ内容を自分たちだけのものにせず発信してシェアするその心意気たるや、Z世代の学生らしくまことにアッパレです(偉そうにすみません)。


他の社会人メンバーへのインタビュー記事を拝読してみると、うん。みんなすげー人たちばっかやんけ。どうしよううー( ;∀;)

どうしよどうしよと思いながら、記事中に挙げられていた質問を自分に置き換えて紙に書き出したりしました。

・もし今新卒だったら何をしたいですか?
・座右の銘はなんですか?
・人と比較しないためにやっていることはありますか?

想定質問への回答を書き出しつつ、この問いは定期的に自分自身に問いたい代物だなと、日記代わりのOneDayというアプリに転記しました。

OB・OG訪問用の質問集というのが存在するのだと思いますけど結構面白いですね。あとで調べてみよ。


オフレコだらけの質問大会

当日。急遽ZOOMでのインタビューになったので、「よし昨日書いたメモ見れるぜ」とホッとしました。

まころんちゃんが質問して、ゆうと君がメモしたり補足などをしてくれるそう。進行もキチンとして流石だなと「当時の私だったら…」とダメダメだった学生の頃の自分と比較して切ない気持ちになりました。

「インタビューは記事にしてnoteで発信する予定なのですが、おもてに出して欲しくない情報はありますか?」と聞かれたので、現在の会社名はNGにしてもらいました。

副業するのがNGの会社のため、SNSで副業の話をしている私のアカウントがどこでバレるかわからないからです。

とはいえどんな会社かわからないと、インタビューもやりずらいでしょう…。ネットで検索したらわかるくらいの情報をお伝えしました。


そういえば会社名もひた隠しにしている私に、なぜYOUたちはインタビューを?と質問してみました。

どうやらこれを読んで興味を持ってくれたとのこと。

あっはっは!たわいもないことを書いた記事だけど、自分の発信した記事で私のひととなりに興味を持ってもらえるのは嬉しいですね。


インタビューは、現在やっている仕事内容や仕事のやりがいなどを質問してもらいました。

「座右の銘はなんですか」と質問をもらったので、

死ぬわけじゃないから大丈夫。
逆に死にそうならやるな。

死ぬこと以外かすり傷」みたいなことを回答しました。

読んでないけど多分同じようなこと書いてる。と、思う。


おもむろにまころんちゃんが、

「こういうインタビューって、どうしてもキラキラした印象のものになってしまうんですけど、あらたさんが今までの人生で辛かったこととか、それを乗り越えたエピソードはありますか?」

キラキラしたエピソードはないけど挫折やら人生うまく行ってない系のエピソードなら弾はたくさんあります。

私が学生たちの役に立てるとしたら、「遠回りしたり生き急いだり失敗も沢山した大人がここにいるよ」という実例を見せてあげることだし、きっと彼らも私にそれを求めていたのかもしれない。


若干ビビられるので朝渋でも公にしていないエピソードをひとつ、彼らにお見舞いしました。


まぁメンタルが史上最高にヤられた話なんですけど、その経験をしたら何かもうある程度の失敗なんて死ぬわけじゃないし、いいんじゃね?と考えるようになりました。

その代わりメンタルがヤられそうだったり、「これヤバイ」と身の危険を感じるなら逃げてよし、というのも忘れてはいけません。


これが私の座右の銘に繋がってるわけです。

学生へアドバイス

最後に、学生たちに何かアドバイスありますか?

若いうちに、一つでもいいから「めちゃくちゃ努力してやりきった」という経験をしておくこと

・受験、就活を自分の悔いの残らないように必死にやる
・一人で海外旅行をする
・アルバイトで○○万貯める
・ダイエットする、フルマラソンを完走する

結果は失敗でもいいので、「やり切る」という経験はしておいた方がいい。

なぜなら、その経験が「自信」としてお守り代わりになる日が絶対にくるからです。

でもってこういう気力も体力もめちゃくちゃ消費する経験は、歳取るとできなくなるものですからね。

若いうちにたくさん失敗して、後悔でもなんでもしとけ

大人になると、自分が選択したことは全て自分の責任になるわけです。

なので失敗したとしても「自分の責任で選択した」ことなので後悔もしないし人のせいにもしません。

だからこそ、若いうちは「あー、なんでこんなことしたんだろ…」みたいなグダグダな感情を持ってももいいのかなと思ってます。

思春期で親に反抗して暴言吐いたりとか、中二病になるのって後でめちゃくちゃ恥ずかしいし後悔もするけどコレ、立派な成長プロセスですから。

さすがに大学生になれば思春期も終わるでしょうけど、いろいろ挑戦して失敗もして、後悔したりモヤモヤする感情も大事に味わってから社会人になってほしいですね。

もちろん学生のときから成功体験があるのは素晴らしいことですが、若いころから苦労を乗り越えたひとって、より深みがあるような気がして個人的に好きなんです。それだけです。


気付いた時から頑張ればいい

ゆうと君やまころんちゃん、私が入っている『朝渋』はいわゆる「朝活サークル」のようなコミュニティで、学生から社会人から就活中から海外に移住しているひとから、いろんな人が参加して「朝」という時間を共有しています。

読書好きだったり学ぶことが好きな「感度の高い」メンバーたちの中に学生の時期から自らの意思で入会するなんて、もうその時点で「将来楽しみだな!」と期待せずにいられません。

まわりが見えず、ひたすら狭い世界で好きなことしかしてこなかった学生の頃の私に、

「よく見ろコラアッッ!!!」

って首根っこ掴んでこの景色を見せても、きっと「ハン、イケすかねーな!」とかいって目を背けたでしょう。

私がビジネスやら周りの世界に興味を広げたのは、転職活動の時にたまたま見つけたニュースサイトだったり、マッチングアプリで色んな人に会ったと言う経験によるものです。

ちょっと遠回りしたけどそういった自身の選択の積み重ねで自分はできているのだから、この時に知れてよかった。と思っています。

多少歳を取ってもまだ先は長い。学生に負けてられないぜ。と彼らからパワーをもらいました。


インタビューしてもらったnoteです👇✨


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