大人だって公園で遊びたい
最近はこのご時世で、なかなか外へ遊びに行くのもままならない状況だが、少し前までは子どもたちが公園で遊びまわっていた。
私はいつもその風景を見るたびに、ほほえましく思っていたが、年を取って大人になるとそれ以外に考えることがある。
私はいつから公園で遊ばなくなったっけ、と。
小学校の時は学校から帰ってきて、すぐ公園に駆け出して行った。ボールで遊んだり、ニンテンドーDSを持ち寄りポケモンやイナズマイレブンをやった。
中高生になると、近くのショッピングセンターに何も買うわけではないのに、ただふらつくことも増えてきた。もうこの頃には勉強や部活で精いっぱいで、なかなか遊べなくなっていた。しかし、友人とキャッチボールをたまにするなど外で遊ぶことは完全にゼロにはならなかった。
そして、私は大学生になった。中高生ほど忙しくないし、かなり自由が利くので遊ぶことは多い。しかし、大学生にとって「遊ぶ」とは、飲み会かカラオケ、ボウリングそしてダーツしかないようだ。酒の席は好きだし、ダーツも好きだ。だけどなんてつまんないんだろう。こう思う時も多々ある。
大人になると外でボール遊びできないのかな、ブランコ漕げないのかな、とふと二日酔いに苦しむ時に私は思う。こんなんでは、酔っぱらった大人を見てこんな大人にはなりたくないと誓った小学生の頃の自分に顔向けができない。
私には夢がある。遊びに行こうと誘われて第一候補にキャッチボールが出てくるような友人と出会うことだ。
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