【3】信頼できるお医者さんに出会うことの大切さ。
去年夏から悩まされた指の痛みと腫れのお話の続きです。
お医者さんって、いったい何なのだろうなと思い知らされることになりました。
患者の話に耳を傾けてくれる注意深さ。
病気を見つけ出してくれる豊富な知識と根気強さ。
病気そのものを治してくれる高度な技術。
どれか1つでも秀でていたら素晴らしいお医者さんかもしれません。
どれか1つでも欠けていたら、患者は落胆するかもしれません。
◆町のクリニックへ行ってみました◆
最近の総合病院は紹介状が必要だったり、ましてやこのコロナ禍で大人数が集まる大病院にかかるのも不安だったりもあり、まずは市内にある、できれば近所にある病院を探しました。
これもネットのおかげで、より自分に合った病院を見つけることが簡単になりましたね。
家から2つ先の駅にあるクリニックに行きました。
もっと近くにも整形外科はいくつもありましたが、なぜそちらを選んだかというと…
クリニックが入っているエレベーターの点検作業時間に到着してしまい、階段を上っていくと、いきなりリハビリ室に入ってしまう構造でアタフタしてしまいました。
普段は階段は避難経路としてしか使わないのでしょう。
待合室も広くてキレイで、でも患者さんがあまりいなかったので、ちょっと不安にもなりました。
コロナ禍で混雑は嫌だなと思っていたのに、勝手なものです。
しかしやはりこの病院にして本当に良かったと思ったのは、前述した通り院長先生です。優しくてものすごく丁寧に診てくださいました。
乾癬性関節炎のことも含めて、どんな可能性があるのかも、細かく教えてくれました。
◆レントゲンで分かったこと◆
時間をかけて症状を聞いてもらった後、まずはレントゲンを撮りました。
骨自体にへバーテンのような変形はみられませんでした。
代わりに、これは50年近く生きてきて初めて分かったことなのですが…
小指の中節骨(指が3つの骨に分かれている内の真ん中の骨)が異常に短かかったのです。
指を触ると分かると思うのですが、節があって、細長い部分があって、また節があって…となっていると思うのですが、私の小指の中節骨は、節があって、また節がある!というくらい短かかったのです。
両手ともそうなので、たぶん生まれつきでしょう とのことでした。
確かに前々から小指短いとは薄々思っていたのですが、中節骨の短さのせいだったことを、画像でハッキリと知りました。
そしてそのおかげで、関節の摩擦が大きく、軟骨がすり減っているということも分かりました。
◆エコーで分かったこと◆
ただ触ると骨が出っ張っている(自分では見ても分かる)ことに関してはレントゲンでは分からず、さらにエコーで時間をかけて丁寧に診ていただくことになります。
そして見つけていただいたのは、出っ張りと痛みのある第一関節に、水がめちゃくちゃ少しだけ溜まっていたこと。
私もその場で画像を見ていましたので、何も疑わしいところが見えないことに、もう諦めていました。
それでも先生は、私が「痛い、腫れてる」というのを信じて、本当に根気強く探し出してくれたのです。
水が溜まっているといってもあまりにも少ないので、抜くほどではないとのことでした。
原因が分かったことで、どんなに楽な気持ちになれたことか。
他の医院だったら、たぶん原因不明とか、腫れてるようには見えないとか言われておしまいだったと思います。
◆血液検査で分かったこと◆
他の指の違和感や、足の指や足裏の痛みもあったので、リウマチの検査(RF:rheumatoid factor)もしました。1週間後に結果を聞きに行くと、数値が悪かったのです。
これですぐにリウマチだというわけではないのですが、先生から数値が高いのはやはり気になるので、一度専門医で診てもらった方がいいと、市内にある総合病院への紹介状を書いてもらいました。
レントゲンのデータももらいました。
(そっか!今はCDに焼いてくれるんですね!)
総合病院かぁ、今はこんな世の中だしちょっと嫌だな と思ったのを見逃さなかったのか、「何か心配でしたら小さい病院にしますか?」と言われましたが、乾癬の疑いもあるし、総合病院の方が何かあれば総合的に診てもらえると思ったのですが、それが私の間違いでした。
◆市内の大型総合病院へ◆
先に書いてしまいますが、本当に酷い対応でした。
コロナ禍の中、長時間も大混雑する総合待合室で待たされ、それでこれか…というがっかり感しかありません。
総合案内で1時間半待つ。色々書類を書かされる。サインも。
↓
リウマチ科の待合で問診票を書かされる。またサインも。
↓
問診票が書き終わらないうちに呼ばれる。
(リウマチ科で待ってる人はほとんどいないようでした)
↓
先生に「問診票は診察の後に受付に出して」と言われる。
問診票はもちろん見向きもしない。
↓
直接問診もしないので、こちらから説明するも、渡したレントゲンと血液検査結果を見て「リウマチではない」と言われる。
↓
エコーはたったの10秒もせず、「異常無し」。
↓
「乾癬あるか?」と聞かれたので、もしかしたらと言って足を見せる。
↓
「乾癬だね」と言われるも、今まで皮膚科で検査したけど不明だったことを伝えると「じゃあ乾癬じゃないよ」と。
↓
痛いのはどうしたら良いか聞く
↓
「湿布でも貼っといて。もっと痛くなったり指が曲がったらまた来て」
と…。
いわゆる3分診療でした。
こちらの不安どころか症状を聞いてくれることもなく、形だけのエコー、総合病院なのに皮膚科に回してくれない、あげく最後の言葉です。
湿布…
ひどくなりたくないから、早めに受診したのが間違いだったのでしょうか?
もう二度とこの病院には行かないです。他の科であっても。
◆現在の状況◆
今は落ち着いています。
こわばりや、曲げ伸ばしの際に痛みはありますが、腫れ(小さな出っ張り)はなくなりました。
やはりクリニックの先生がおっしゃっていたように、水がたまってたのでしょう。エコーになかなか映らないくらい少量だったので、自然と抜けたのかもしれません。
去年の8月半ばから12月半ばまで、約4ヶ月間痛みに悩まされました。
手芸のような細かい作業だけでなく、包丁を持つこともできないような日もありました。
今年の1月にまた痛みと腫れがありましたが、すぐにおさまり、今にいたります。
twitterであれこれつぶやき、ご心配をかけてしまいましたこともあり、こちらに書くことにしました。
3回にも分け、それぞれ長文になり、すいません。
読んでくださりありがとうございました。
またnoteの更新も続けていきたいと思います。
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