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『X-Pro2』というカメラ

どうも、Aritaka(@ar_tk4です。2019年も終わりかけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は実家のある兵庫に帰ってきて、ひたすらに本を読んだり、今年撮った写真の整理なんかをしながら過ごしています。

撮った写真を見ながら、今年の写真活動を振り返っていると、やっぱり今のカメラ、X-Pro2を選んでよかったなーと強く思うんですよね。人生におけるベストバイは?と聞かれたら何も迷うことなくX-Pro2と答えます。

今回はそんなX-Pro2の魅力を「(個人的に思う)X-Pro2の良さベスト3」と題して、ラインキング形式でお伝えしようと思います。


【はじめに】X-Pro2って?

私の猛烈なX-Pro2への愛を語る前に、X-Pro2のちょっと詳しい説明をしようかと思います。

X-Pro2は2016年の3月に、FUJIFILMのメインカメララインナップであるXシリーズのフラッグシップモデルとして発売されました。主なスペックは以下のとおりです。(スペック数値はFUJIFILMの公式ページを参照)

【X-Pro2 スペック】
画素数:2430万画素
センサーサイズ:APS-C
ISO感度:200 ~ 12800 (拡張機能利用時:100 ~ 51200)
連写:約8.0コマ/秒
EVF液晶:約236万ドット、視野率約100%
液晶モニター:約162万ドット
重さ:約495g(バッテリー、メモリーカード含む)
動作環境:-10°C ~ +40°C

あとで細かく触れますが、ぱっと見でもさすがフラッグシップって感じの性能ですね。今でも十分に使える良いカメラだなと改めて思います。

ではX-Pro2の基本情報を把握したところで本題に入りましょう、1位から3位の順で書いていきます。


【第1位】見た目のカッコよさ・デザイン

【はじめに】で数値スペックを紹介しておいてなんですが、X-Pro2の良さは数字に現れない部分が大半を占めていると個人的に思っています。その中でも一番なのはやはりその見た目のカッコよさ。

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ドイツの超有名カメラブランド、Leicaを彷彿とさせながらも機能性も抜群なそのデザインはカメラを持ち歩くモチベーションを駆り立ててくれます。私がX-Pro2を購入した当時、FUJIFILMにはX-Proシリーズと並行してもう1つX-Tシリーズが存在していましたが(現在はさらにX-Hシリーズも加わっています)、私はそのデザインの良さに惹かれほぼほぼ同性能であったX-T2よりもX-Pro2を選ぶことにしました。

カメラの見た目に対する感じ方には個人差が大きく存在すると思いますし、一概には言えませんが、それでも知り合いのカメラ友達からX-Pro2はやっぱりかっこいいよねと言われることは多いです。その度に私は、そうだろうそうだろうと得意げになります。それぐらいこの見た目に惚れているのです。

しかし、見た目ばかりが良く、操作がしづらいと撮影時の不便さから写真を撮るモチベーションを失ってしまいます。その点においてもX-Pro2は非常に優秀だと私は感じています。

まず私が非常に優秀だと思うのはカメラ上部にあるシャッタースピード/ISOダイヤルです。(下記画像8番)。

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このダイヤルはマニュアルで露出を決定する際に非常に便利で、慣れるとかなり素早く露出を決定することができます。じっくり設定を詰めることが可能な撮影現場ではそこまで求められる操作性ではないのかもしれませんが、私のようにストリートスナップを撮影していたり、街中でのポートレート撮影を主軸にしている人にはかなり嬉しい操作性だと思います。

他にも、カメラの操作系、ダイヤルやボタンが持ち手側に集まっていることもかなり良いなぁと思います。(下記画像参照)

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他のカメラ、先ほど話にあげたX-T2もそうですが、操作系が左側にもあるカメラは結構たくさん存在します。私的に撮影画像の確認ボタン(下記画像2番)が左側にあるのは結構きついです。もちろんX-Pro2を使っている今だからそう感じるだけで、普通にこれに慣れてしまうとそんなこともないのかもしれませんが、もう戻れないですね。。。

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【第2位】シャッター音の良さ

第2位はシャッター音の良さです。これは1位のデザインの良さよりもさらに個人の好みによるところが大きいでしょうし、そもそもそんな評価軸でカメラを選んでいないという人も多いと思います。

しかし、私はカメラのシャッター音は写真を撮ることのモチベーションに大きく関わる重要な要素だと思っています。実際X-Pro2は電子シャッターにすることでシャッター音を皆無にすることもできますが、僕はシャッター音はできる限り聞きたいのでサークルの音楽コンサートの撮影以外は常にシャッター音がなるように設定しています。

シャッター音が自分の好みだとそれを聞くために写真が撮りたいというような不思議な感覚が生まれます。ここまでくれば自分もかなりカメラの魅力にどっぷり浸かった変態だなとも思いますが。。。

X-Pro2のシャッター音がどんなものか気になるという方は上の20秒くらいの動画を聞けば大体の雰囲気を掴めるかなと思います。もっと気になる僕みたいな変態一歩手前の方は実際に家電量販店でシャッターを切ってみるのが良いと思います。

実際僕は家電量販店でいろんなカメラのシャッターを切りましたが、X-Proシリーズが一番でした、最高です。(あくまで個人的感想です。ご了承ください。)


【第3位】持ち運びのしやすさ

最後の第3位でやっと数値に現れる性能の部分に言及しますが、やはりX-Pro2の持ち運びのしやすさはかなり評価できると思います。

まずミラーレスカメラである、という時点で構造的に同スペック帯の一眼レフカメラに比べて圧倒的に軽く、小さいです。ここでもういちどX-Pro2の大きさと重さを確認してみると下記の通りです。

【X-Pro2の大きさ・重さ】
大きさ:(幅)140.5mm (高さ)82.8mm (奥行き)45.9mm 
重さ:約495g(付属バッテリー、メモリーカード含む)

またここで、同じくAPS-C、画素数2020万画素、ISO感度100 ~ 16000(拡張時:100 ~ 51200)、連写最大10.0コマ/秒である一眼レフカメラCanonの7DmarkⅡの大きさと重さ(キャノンの公式ページを参照)を確認してみると。。。

【7DmarkⅡの大きさ・重さ】
大きさ:(幅)148.6mm (高さ)112.4mm (奥行き)78.2mm
重さ:約910g(付属バッテリー、メモリーカード含む)

主に奥行きと重さにおいて、特に重さに関して圧倒的な差が存在します。大きさや重さは、カメラの持ち運びに対して直接的に関わってくる部分なのでここが小さく抑えられることはとても大きな意味があると私は思います。

ちなみに、私はX-Pro2を購入する前に初めてのカメラとしてフルサイズミラーレスのSONY α7Ⅱを半年ほど使っていたのですが、そこからX-Pro2へと乗り換える大きな原因になったのはその大きさと重さでしたね。

【SONY α7Ⅱの大きさ・重さ】
大きさ:(幅)126.9mm (高さ)95.7mm (奥行き)59.7mm
重さ:約599g (付属バッテリー、メモリーカード含む)

α7Ⅱの場合センサーがフルサイズなので、当然のようにレンズも大きく、重かったです。毎日持ち歩くにはなかなかハードルが高く、一度使わない日が連続すると、持ち出すハードルがかなり高くなる印象がありました。

軽く、小さく、毎日でもカバンに入れられるX-Pro2はもはや生活の一部のように身近な存在であり続けてくれています。


【終わりに】X-Pro2の数少ない不満なところ

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。私が愛して止まないX-Pro2というカメラの魅力が少しでも伝わっていたら幸いです。

良いところばかりをここまで書いてきて、X-Pro2は最高のカメラだと主張してきたわけですが、そんなX-Pro2にも大きな弱点が1つだけあります。

それは背面液晶です。

まずX-Pro2の背面液晶はタッチパネルではありません。タッチしても反応しないので、ジョイスティックとボタンでメニュー操作をする必要があります。ここ数年のカメラはほとんどがタッチパネルに対応していることを考えるとこれは欠点という他ないでしょう。

さらにこの背面液晶、全く動きません。固定です。バリアングルでもチルト式でもありません。ハイアングル、ローアングルの撮影にめちゃくちゃ弱く、撮影していて画面動いたらなぁと過去何度も思いました。最近は可動式の背面液晶もデフォルトになりつつあるのでこれも欠点と言えるでしょう。

しかし、こう言った現行のカメラに対する不満というものは大体が新機種の発売によって改善されます。2019年11月に3年半ぶりにX-Proシリーズの新機種が発売されると聞いた時はこの2点が改善され、さらに完成形へと近づくだろうと予想していましたが、まさか背面液晶そのもの見えなくさせるとは全くの予想外でしたね。

ただこうした挑戦的プロダクトが生まれうるX-Proシリーズは本当に貴重な存在だなとも同時に思ったりしました。

ー ー ー ー ー

最後は結局X-Proシリーズ良いなぁみたいな話の帰着になってしまいましたね。でも本心です。X-Pro2も最後に欠点を上げましたが、ランキングにして3つ挙げたように、それを補って余り得るだけの魅力があるので僕にとっては本当に最高のカメラなのです。

X-Pro2、現在だと新品で14万円、中古だと9万円を切る値段で売られているみたいです。正直言ってめちゃくちゃやすいと思います。2020年を共に過ごすカメラとして、選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか?



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