見出し画像

【Day7】対生徒だから、出たとこ勝負は当たり前だけど

6/13 今日は教育実習生がいらっしゃいました。

教育実習の時期なのですね。俺ができなかった羨ましい経験。
いいな〜教員免許。

今日まで考査だったので、午後は全員授業がありませんでした。
私が普段行っているのは13:30なので、今回は探究のテーマ決めるのに悩んでいる人はおいで!
というふうに、主に2年生に向けて周知していました。

生徒の相談内容次第なので、事前に準備することはほとんどないのですが

教室に入ると、いたいた。
テーマ決めについて、相談しに来た生徒がいました。

準備することがないとはいえ、テーマを決める方法の準備は一応していました。
「本棚から読みたい本を3冊選んでみて!」
やっぱり共通点がありました。面白いですね。
3冊中2冊に「希望」と言う単語が入っていました。
なんで?と聞くと
「私は生きていて、希望がないんです」だそうです。
そんな重く話してはいませんが、なんとなく将来にワクワクしていない感じが伝わってきました。
詳しく話を聞いていくうちに、
先生、周りの大人、友人の言葉を信じすぎて、まるで自分で決断したかのように、自分の進む道を決めてしまっているのだろうと感じました。
本当は周囲からの見方に合わせているだけなのではないかと思います。

そんな生徒が最終的に選んだのは
「人はなぜ群がるのか」
でした。
俺から何か働きかけた訳ではなく、生徒さん自らの口から急に出てきたものです。
普段から感じていたちょっとしたモヤモヤを言葉にすることができた瞬間のように感じます。
言葉にするには時間がかかります。この空間なら話しても大丈夫かもと思える関係性も必要です。
俺個人的には、そんな関係を築けるようにいつも意識しているので、意識していることが形になったのかなと思います。

まとめると、

俺が準備したことがテーマ設定に直結したわけではありませんが、自分について知ったり関係性作りをするきっかけになりました。
関わる相手が人間、しかも高校生なので、思い通りに進む訳ではありませんが、必要最低限の準備と、目標達成のために必要な要素を整理しておくことが大切だと思います。

この先1週間は緊急で2回、高校にお邪魔します。
探究学習のテーマ設定の相談会です。
俺自身、相談に乗る側はもちろん初めてなので、今年絶対成功するかはわかりません。もちろん、全力で挑みますが。
テーマ設定のプロセスについて、たくさんのデータベースが手に入れられるので、サンプル収集のつもりでやっていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

大学時代はサイボーグみたいだったのが、社会人になりやっと人間っぽくなったらしいです。
どういうこと?w
余裕ができて"人"にフォーカスできるようになった?
個人的にはまだまだもっとやれるのに、できなくてうずうずしてるんだけどね。

〜完〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?