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サウナイキタイとグレイトフル・デッド

※当アカウントから発行する記事は、温浴施設経営者向け有料メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」(https://aqutpas.co.jp/mailmagazine/)の過去記事を再編集したものとなります。

(執筆日:2022年4月16日)

読者の皆様、はじめまして。渡部と申します。

昨年よりアクトパスのメンバーとなり、新規事業とDXを担当しております。


温浴業界とは畑違いの音楽業界出身ですが、元々サウナが好きでよく通っていました。

そんな私ならではの観点で、皆さんご存知の「サウナイキタイ」について書いてみたいと思います。


このサイトが全国のサウナユーザーとの情報共有により着々と充実・進化していく様に感銘を受けつつ、私の中でイメージが重なるようになったのが、アメリカのロックバンド、グレイトフル・デッド(以下デッド)です。

65年に結成され、95年解散後も世界中で支持され続けているこのバンドにはビーチボーイズやイーグルスのような誰でも知っているヒット曲がありません。関わりのない人にとっては掴みどころがないバンドだと思います。


では、ファン(?デットヘッズ″と呼ばれます)は何に魅了されたのか。

デッドが普通のバンドと違ったのは、レコードを売ることより、生演奏に注力した点です。

いわゆる「ライブ」はレコード(CD)を売るためのプロモーション活動・ファンサービス、というのが00年代までの業界の常識でした。

しかし、デッドは60年代からの継続的なライブツアーの収益で、ビジネス的にも大きな成功をおさめました。

「サウナイキタイと何の関係があるのか?」と思われるかもしれませんが、最後につながりますのでもう少々お付き合いください。

ツアーではたくさんのデッドヘッズ達が各会場について回り、街から街へ大移動します。

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