「伝える」をしてますか
マネジメントという言葉を使うと、どこか上から目線な感じを受けませんか。
私は受けます。
こんばんは、12月も半ばですね。
今日は「伝える」について。
会社という単位に、人が集まってきて、同僚として一緒に働いていると、いろいろな問題でてきますよね。
私自身、今は4名のグループを率いています。
そうすると4名から、それぞれの主観の意見をもらえます。
先日もこんな話しをされました。
「Aさんの〜の点について、私がカバーをしてます。Aさん、このチームの役割の自覚が足りませんね。Twoさんはなにか言わないんですか?」
私が読み取ったのは下記です。
①この社員はAは自覚が無いと判断して、
②そこを自分がカバーしないといけないという思いに駆られ、
③上司である私は注意をしないのか、
という3つのポイントを伝えてきました。
はい、注意しません。
なぜなら、これを伝えてきた社員には
Aの自覚が足りないから、私がカバーをしなきゃいけない!
という考えが根底にあるからです。
自覚って自分の感覚です。
他の人が同じものを当たり前にもってるんでしょうか?
自分は生まれた時から持ててたんですか?
違います。
この社員が、今までの経験してきたこと、教えてくれた人たちから学んで得たものです。
数年かかって得た感覚かもしれません。
でも自分が持ってる感覚や考えや経験や知識を、あっという間に当たり前にし、
それを持っていない他者の気持ちを理解するのが難しくなるのが人間の脳の面白いところです。
自分だって、かつては何も知らず。
何も分かっていなかったくせに。
私はAが自覚がないとは思いません。
今、徐々に身につけている段階ではあります。
だから注意はしません。だって身についていってるから。
なので、Aについて発言をしてきた社員にもそう伝えました。
自分が思うように仕事をしてくれない同僚や部下がいて苛立ちを覚えている方。
それ、伝えてますか?
会社といっても所詮は人の集まりであり、人間関係なんです。
お付き合いをしたり、結婚するのと同じで、
同僚や部下に求める姿勢や価値観がある時
自分の思い描くフローがある時
それをめいっぱい伝えましょう。
伝えないで、勝手に身につけてくれるだろうとか、
背中から学んでくれるだろうとか、
金婚式迎える熟年夫婦かって話ですよ。
そんなのはただの甘えです。
伝えましょう。
どうして欲しいか。
どう進めて欲しいか。
どう考えて欲しいか。
どういうポイントを抑えて欲しいか。
伝えてうまくいかないとき、初めて怒りましょう。
「伝える」を怠らないこと。
そうすれば無駄なストレスを感じずに、仕事もすーっとうまくいく可能性がグッと上がります。
今日はこの辺で。