見出し画像

「ライブをする」ということ

前回、「やっていることを否定しない」と書きました。

ただ自分も人間なので、音楽や芸術に個人的な好み、嗜好はあります。
そこは当然のこととして捉えていただき、今回からは自分個人の積み上げてきた経験からの独断と偏見も否応なく入ってくると思いますので、読んでくださる方はそこを踏まえながら読んでいただきたいです。
不快になった方は即座に閉じることをオススメします。

さて、いよいよ「ライブ活動」について書いていくんですが、そもそもライブってなに?
「ライブに出演する」ってどういうこと?と思ってる方も多いと思いますし、もはやそんなこと考えたことなかった方もいるかもしれません。
でも別に恥ずかしいことではありません。なぜなら昨今の世の中で「ライブ活動をする」ということ自体、ハードルが低いからです。

あまり音楽活動に関わりがない方と会話するときに
「ライブしてるんですよー」と言っても、

「ライブって?ドームとかでやってるの?」
「発表会ってこと?」など言われてしまうという話をよく聞きます。

音楽活動をしていない人からすると、確かにごくごく当たり前の疑問で、ライブハウスの存在など知らない人も大多数です。
ライブは広いコンサートホールや、ドーム、大きな野外フェスで行われるものだという認識なのです。

そもそもライブとは何なのか

発表会との違いとしては、
発表会は習い事やスクールなどに於いて、今まで積み上げてきたものの成果を人前で披露し、その経験を基にまた高みを目指していくものを指すことが多いと思いますが、そこまで人前で発表する頻度は多くないでしょう。
入場料なども無料のパターンが多いです。

アーティストのライブ活動においては、今までの積み上げてきたものを人前で披露するという点に関しては、発表会と一緒ですが、

ここからが大事なことで、
「見てもらう」ものではなく、「見にきてもらう」ということ。
お客さんが「見たい」と思うからお金と時間を使い、好きなアーティスト、応援しているアーティストを見に、わざわざ向こうからやってくるのです。

まとめると「発表会」との違い
発表会は得てきた経験や技術の現段階におけるお披露目です。
「ライブ」は見にきてくれた観客への作品を通じた「形の無い感動」です。

ここで言う「感動」とは、
「興奮、共感、感銘、活力」など、受け取る人によって変わる「心の動き」です。

なので、「やることに意味がある」のではなく、
「意味をもったものを提供する」、つまりそれくらいの価値、お金や時間をかけるほどのものがなくてはなりません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?