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自己啓発系陽キャ男子にイライラした話【前編】

こんにちは、きゃわです。
懲りずに長々書くつもりです。
どこをどうまとめていいかわかんないので…。
文章苦手なんです。

先週、ボードゲームカフェで自尊心が回復した話を書きました。
今日はその後日談です。


相変わらずひとりの寂しさを埋めたかった私は、火曜日のボードゲームカフェで知り合った方と出掛ける約束をしていました。
というのも、お互いのそこそこ近場に似たような施設があることを知り、折角だから行ってみようという話になったのです。

判りにくいので前回のリナさん同様、その方にも名前をつけておきましょう。
ここでは”陽キャ”と呼ぶことにします。
由来は私が彼に抱いた第一印象です。


迎えた金曜日、お互い仕事を終え20時に駅で待ち合わせました。
そこから歩いて5分程で目的のお店に着けます。
そこもボードゲームカフェでは有る様なのですが、事前に確認していたHPを見る限り、ちょっと微妙そうかも…?と思ってはいました。

陽キャさんにもその懸念は伝えてあったのですが、案の定お店に着いてみると店内にお客様の気配はありません。
おそらく店員さんが加わってくれるのでしょうが、陽キャさんも入りたく無さそうだったので、そのまま踵を返し駅方面へ戻ることに。

前回の恵比寿のお店に移動する案もあったのですが、その日のイベントは人狼デー。
私は人狼をやりたくないという話を先にしていました。
わざわざ人を騙すゲームに興味が持てない事、殺す殺されるという世界観に入って行けないことを伝えました。
だからこそその日は違う所へ行こうとしていたのですが、駅に戻る間陽キャさんはひたすら人狼の説明をしてきます。


聞いてましたか?
私、人狼が好きじゃないって話を直前でしたんです。
世界観を含め、好きではないからやりたくないんだと。
人狼がどういうゲームかをある程度知った上で、私はやりたくないって言ってるんだってば。
知らないものを好きじゃないとは言ってないよ!


この時からちょっとモヤっとしてました。


駅に戻ったものの、飲み屋かカラオケ程度しかありません。
陽キャさんはお腹空いてるとの事で、飲み屋を希望されたので適当な店に入りました。
私は『入店しておいて何ですが、お腹空いていないので適当に自分の食べたいもの頼んでください。
私の分は不要です』
と伝えました。
好みのお酒もなかったので、ジャスミン茶を選び注文用タブレットを陽キャさんに渡します。

飲み物を確定させることなく、「じゃあ遠慮なく」と料理を選ぶ陽キャさん。
まずは飲み物を注文しませんか…??
いや、まぁいいけどさ…。

注文後「いやー、タブレット触ってたらコレやりたくなっちゃいましたよー!」
と言いながら突然目の前に出てくる
Nintendo Switch Lite (ポケモン仕様)

なんで??
なんで今ココでポケモン??
いや、画面のキレイさとか新システムとか説明されても私興味ないし。
私のポケモンはハートゴールド・ソウルシルバーで終わってるんですけど。
アカネのミルタンクはトラウマですけど、なんですか??

アカネのミルタンクのせいじゃない、
モヤっとした気持ちが大きく膨らんでいきます。


その後なぜかもつ煮だけ2個注文されていて、私の前にも出されるもつ煮。
いや、好きだけど今日はいらない。
お腹いっぱいなんだって…と思いながら、申し訳ないのでちょっとずつ頑張って食べます。
大丈夫、一味は振りました。

元々、翌土曜日のゲームイベントを手伝ってほしいと言われていましたので、その詳細を伺います。
しかもそのイベント、当初の予定が昨今の状況を加味し中止になったので、代替案として別なゲームイベントになったというのです。

そもそもどんなイベントか判ってなかったので、代替案だろうとなんだろうと、あまり問題はないのですけど。
しかしながら陽キャさんの話しはいかにそのイベントの主催者が素晴らしいかという話になっていきます。

・その主催者は色々手広くやっている。
・なんでも自分(主催者)の夢を叶えてきた。
・自分(陽キャ)はその人に出会って人生が変わった。
・憧れて1年前に転職、上京してきた。
・本当に顔が広く、とにかく素晴らしい!


自己啓発セミナー会場はこちらですか??


先ほどのモヤっとした気持ちは、こいつやべぇに切り替わりました。
知らない人がどんなにすばらしい人であろうと、私には関係ありません。
興味を抱くポイントが無いのに語られても、苦痛でしかありません。

そんな最中、重ねて新情報!
「なんと明日はー、サプライズゲストが来てくれるんです!!」

直前に話していたのは、AKBの話。
陽キャさんは昔AKBの追っかけをしていたんだそうで、その話を聞いていた直後にサプライズゲストの話。

お?これは元AKBの誰かなのか!?
研究生とか、どっか端っこの名前聞いても判らないけどAKBに居たことあるんです☆ガールが来るのか!!?
否応なしに高まる期待。


「なんと明日、○○さんの奥さんが来てくれることになったんです!!」


え…誰??
ごめんだけど、誰??
私はAKBの誰…?をイメージしてたのに、嫁?
誰?え、ごめん本当ちょっと意味わかんない。
何リアクションしていいのかわかんない。

ただでさえ○○さん知らないのに、その嫁?
え、知らない人の嫁?
知らねぇよ!!誰だよそいつ!!はぁ??


私がどんなに相槌が鈍くなっても、別な方向へ話をそらせてみようとも、陽キャさんのキラキラトークは止まりません。
同じキラキラならアフロが良かった。
鶴瓶&尚美がよかった。

ついに我慢の限界を迎えてしまい、
『私にも輝かしい業績の友人が居ますが、それは業績で付き合ってる訳じゃありません。
その子の周りにも大手企業の方々が居ますが、その人達が大手だから知り合いな訳じゃありません。
どれだけすごい方であろうと、私は立場で付き合い方を変えるつもりはありません』
と伝えました。

はっきり言われた陽キャさんは、面食らった顔をしていました。
ちょっと言いすぎたかな…。
でもこれでわかってくれたかな。
なんて思っていました。
結論から言うと甘かったです。


「きゃわさんは素晴らしい!
僕と正反対の考えを持ってるなんて!
これは上手くやって行けますよ!!」


まだセミナーは続いてたみたいです。
もう本当におなかいっぱいです。
お残しは許されまへんが、もつ煮食べきれませんでした。
申し訳ございません。


ここからはひたすら帰るタイミングを探していました。
だってもう無理だったから。
おもんないとか、そういう次元を超えて最早苦痛だったのです。
やべぇよ…明日どうしよう。
こいつともう絡みたくねぇよ…と思っていました。

程なくして店員さんが空いたグラスお下げしますと、陽キャさんのジョッキを回収した瞬間。
東南の風が吹きました。
諸葛孔明きゃわ、今です!!
『そろそろ出ましょうか^^』


2200円のお会計に対し、いち早く陽キャさんが1100円をカルトン(お金置くトレー)に出した瞬間、私の心は確定しました。
いや、別にいいけどね。
おごって欲しいわけじゃないし、場を共有した事には変わらないから、半分出すけどさ。
何か違くない??
お茶ともつ煮で1100円すか、そうすか。
会計が完了する前にさっさと財布をしまい、店を出ました。

陽キャさんと駅に戻る間も、確定した気分の悪さが拭えません。
しかも今日までの間、陽キャさんからは
「早く会いたいです😊 会うのが楽しみです😄」
的なLINEがずっと来ていました。

私はその手の内容には一切触れず、避けて返信をしていたのですが、あのLINEは何だったんだと思う程の落差に、がっかりを通り越してイライラしていました。

そして翌土曜日、さらに事件は続きます。
大した話じゃないのに恐縮ですが、日も変わるので分けて書こうと思います。
続きは後程。

こんな話で引っ張ってすいません。




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