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Pentax ESiiの分解
カメラ転売界では忌み嫌われる不具合多発の困ったカメラ
整備かけても治ることなんてごくわずか。
即クズ箱入りでもいいんだけど、それでも少しいじってしまいたくなるのは、やはりSPゆずりのカッコいいフォルムのせいであろうか。
基礎知識
電池蓋の爪が、一本と二本のタイプがあります。
ただそれだけの違いで何が変わるわけではないです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707178139484-ipUoGWfb8J.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707178119934-kyzJv3vHHh.jpg?width=1200)
ブラックより、シルバーの方がレアです。
それによりシルバーが高い?かというと、そういうことは今のとこないです。
あと、不具合多いと書きましたが、それでも前代のESに比べれば大分マシです。
トップカバー分解
PENTAX SPと分解はほとんど同じなんで、サラッと書いていきます。
参照: Pentax SPの分解
![](https://assets.st-note.com/img/1707175629493-CEncMDIfvw.jpg?width=1200)
巻上げレバー
カウンターカバーのイモネジを3本緩めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707175687543-KRJ7jd2Qaw.jpg?width=1200)
フィルムカウンター盤を止めているマイナスネジは逆ネジです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707175843385-rwatHpWiST.jpg?width=1200)
順番にに抜いていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176040008-Lxq52eyhKY.jpg?width=1200)
巻き戻しクランク
フィルム室内の二股を固定しつつ、巻き戻しクランクを左へ回します
![](https://assets.st-note.com/img/1707176137873-BpxW3Ue9yK.jpg?width=1200)
ネジが沢山ありますが、抜く必要はないです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176137434-9lDuYNv7yP.jpg?width=1200)
中央リングのカニ目を回します。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176137014-6ZwH887E5U.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707176137175-AIEOkWQCjH.jpg?width=1200)
シャッターダイヤル
中央のカニ目のついたカバーを外せば上に抜けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176274206-EiY44MW3QA.jpg?width=1200)
トップカバー上面のネジを3本外します。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176467620-Z8edMxXmsA.jpg?width=1200)
分解に必要なパーツはすべて外したので、トップカバーを上に引き抜きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176467434-Cki1wZcYbe.jpg?width=1200)
プリズムの分離
バネ付の金具を外し、プリズム前方の左右にあるイモネジを緩めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707176467829-y4JFmcEke2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707176868974-yCMkM2k4Qd.jpg?width=1200)
プリズムの形状は、ペンタックスSPと同じです。
参照: ペンタックス SPの代替プリズム
![](https://assets.st-note.com/img/1707177031810-vJ089CGJSC.jpg?width=1200)
バッテリーチェックの改善
チェックボタンを押しても反応しないときは、下側にある金具の通電が悪くなっています。
3枚重なっているので、内側を清掃してきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707177366442-BxphCoQq8b.jpg?width=1200)
オート不良の治し方なんかも書いてもいいんですけど、治る見込みが薄く、パーツ自体が破損していると難解なので、あきらめるとした方が良いかもしれません。
Pentax ESiiの分解は以上です。
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