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何のためのバースプランか?(1)アメリカでの例1

産後の方に、お産の時の話を聞くことが近年よくあった。その時、皆さん、お産の時の状況や自分なりに驚いたことや悔しかったこと残念なことをお話ししてくださる。

「バースプラン書いて出しました?」と私が聞くと、『書いていない』『書いて出したけど、何を書いてよいかわからなかったので、お任せしますと書いた』とかの声を聴きます。

バースプランを出してくださいと。産院側から声掛けしてくれる状況は良くなっているけど、実際、このバースプランを作るために時間を割いている産院はまだまだ数えるしかない。大方の産院は用紙を渡して出してくるもよし出さないのもよしで、実際バースプランを作るための講座や指導?などはなかったりする。

私が講座をやってバースプランを2回も3回も書き直して最終稿をお産の時までに作り上げた人は、お産がたとえ最初に本人がイメージしたものと違っても満足いくお産となっていたので、お産に対しての納得度は高かった。

最近のはなし。

アメリカで、アクティブバースを推奨している病院の用意したバースプランを手渡されたカップルから相談を受けたことがあった。その病院のバースプランの項目は丁寧に細かに書いてあり、ある程度えらべば、よいだけだったので比較的記入しやすいようにできていた。しかし、病院側が、知りたい点についてどんどんこたえていくというバースプランは本人たちが望むものを充分には満たしていなかった。それと、割と契約書みたいな感じの作りでさすがに契約社会のアメリカだな~と思った。

そこで、とりあえず、書いてもらってから、一つ一つ質問して足りないところは追加で書いて作ったりという作業をしてもらった。

ただ、時系列になっていないとお産が初めての人は、お産の流れがざっくりでも把握できていないと割と大変だな~と思った。

さて、そのあと、このアメリカでの出産はどうなったでしょうか?

続きは次回へ


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