オキシトシンの違いとその影響は?
自分の体の中からオキシトシン(愛情のホルモン)を出すことと、人工合成オキシトシン薬の関係。
現代のお産で母体からオキシトシンが出て、お産が始まり、お産後も生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんがじっくり抱きしめその後赤ちゃんの求めに応じる都度母乳を与える(おっぱいを加えさせる)ということで、オキシトシンはどんどん出てきます。
ところが、予定日近くなって、なかなかお産が始まらないと、人工オキシトシンを投与されてお産が始められた場合、どうなるのでしょうか?
赤ちゃんは生まれます。そして、そのあと、授乳も時間を決められて授乳に行くとなると母子のリズムではなく管理された時間での授乳の場合、母子とも自分たちのリズムではないので疲れてきます。そこでも、母子ともに自分の身体からのオキシトシンが抑制される可能性があります。
このオキシトシン、体から出てくる自然由来のオキシトシンと合成されて作られ投与されたオキシトシンが、その後の母子に与える影響の研究はまだ発展途上です。
とても大事なことですが、この研究をお手伝いしたいと思っています。
これは、オキシトシンだけではなく、妊産婦の栄養と心身の健康やお産の状況やその後の母子の心身の健康に与える影響などもぜひとも調査したいと思っています。
なぜなら、私、昔からデータベース(大型コンピュータの時代)の開発をしていたことや、データベースソフトでマイクロソフト社のインストラクター資格を取ったり、某大学病院の医局でのデータベースを作ってリサーチをしていました。そこで、統計から見えてくるものがあるとも思っています。
そんなこともあり、産院や、産院と関係なく日本でのリサーチを多くの方に関心を持ってもらい、協力していただけたらと思います。
この妊娠から産後子どもが1歳ぐらいまでの母親に子どもが依存する時期(プライマル期)に起きたことがその後の母子の健康にどのように影響を与えるのかを調査した研究を集めているのが、プライマルヘルスリサーチデータバンクです。
ミッシェル。オダン氏が設立して研究しています。
この研究を日本からも支えたいと思います。そして、日本だからこそ、できるリサーチもあると思います。
それが人類の未来と幸福につながると信じています。
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