私が開業サポートをやっている理由
私は3年ほど前に開業し、今では同業向けのサポート（写真撮影・webサイト等の作成）などもやっています。
なんで自分の治療院をやりながら他人の開業サポートをしているのか？
という、私が開業サポートをやっている理由をお話したいと思います。
そもそもの開業した理由が…
以下の記事に詳しく書いてあるのですが、
私がそもそも開業に至った理由が、が「死なないため」だったので、「めっちゃ儲けたい！」とか「会社を大きくしたい！」みたいなことを思っているわけではなく、極論言えば「心身の負荷を極限まで減らして最低限生きていく」ことができればOKなので、体調と体力の関係で施術をする時間の上限をだいたい決めています。
その中で事務作業などの作業時間に充てる時間が結構あるので、その時間でサポート業務をやっています。
他の世界を見ることで本業にもいい影響もある
例えば専門学生時代のアルバイト。
同級生たちは接骨院やリラクゼーションサロンなどで少しでも多く経験を積もうと頑張っている中、私はスポーツジムや家庭教師など少し違う分野でのアルバイトをしたりしていました。
この理由は「どうせ就職したら一生その職をやることになるんだし、今のうちに色々な世界を見ておきたい」という気持ちからでした。
そうやって色々な世界に触れることで、単純に自分の引き出しとしての知識が増えたり、考え方や視野が広がったりしました。
こういった開業サポートをして同業の方との出会いがあると、普段自分は取り入れていない方法を目にしたり、知らない情報を知ることができたり、院の中を見て「あ、ここはいいから少し真似させてもらおう」みたいなことが出てきたりします。
そういう意味では私自身もいろいろ勉強させてもらってありがたいですし、お互い情報交換ができたりもします。
1人治療院って基本的に孤独ですから、結果的に横のつながりができるのは嬉しいなと思っていたりもします。
もちろん本業で勉強をしたり経験を積むことは何よりも大事だと思います。
しかしそれだけではなく、ふだん関わらない業界の方と触れ合ったり、知らない世界に触れることで、本業にもいい影響は何かしらあると考えています。
色々な「好き」を仕事に。
私は趣味で音楽をやっています。
その繋がりライブ写真などを撮ることが増えて、もともと好きで撮っていたのが「仕事として」依頼を受けることが増えてきました。
ある時、私が写真をやっているというのを知っていた同業の友人に「某ポータルサイトに掲載する用の施術中の写真を撮ってほしい」と頼まれ撮影したところ、「やっぱり同業だと欲しいアングルがわかってる」「見せたいところをちゃんと撮ってくれてその手の"プロ"に頼んだ時よりいい」と言ってくれました。
そこから、施術の写真撮影の依頼を受けるようになっていきました。
確かに、例えばよりいい機材を使って画質がすっごく綺麗でしっかり加工もしてくれて…みたいな意味ではその手の"プロ"のほうが何倍もいいに決まっています。プロですから。
でも、私には「施術者の目線で撮れる」という強みがあります。
そこは、施術者によっては「めっちゃきれいな写真」よりも重要なこともあります。
個人開業の応援をしたい
上記のような色々な理由もありますが、何よりも「個人で開業する人たちを応援したい」という気持ちです。
個人開業のとき、開業資金として用意した中の何割をwebサイト制作や撮影、広告媒体の作成に割けますか？
テナントや物件の維持費、自分や家族の生活費、物品の購入費など…いくらあっても足りないくらいだと思います。
そんな中で、例えば「webサイト制作費数十万」とか言われたときに、「まあそんなもんだよね～」ってすんなり出せるかどうか。
大手企業は数百万とかを当たり前に予算として使っているはずですし、さらに維持費として月数万円がさらに継続的にかかることも。
webサイトの制作費としては30～50万とかそれくらいは当たり前にかかるし、なんなら安いほうです。
わかってはいても、やはり"個人として"頼むにはけっこうな出費となります。
「とりあえず名刺代わりに当たり前のものとして自分の院のサイトは欲しい。でも出費は抑えたい」という本音を持っている方は結構多いのではないかと思います。
そのせいか、「自分ですごい頑張って作ったんだな」という個人院のサイトは結構な確率で目にします。
それを気にしない人や自分でこだわりを持って作っていきたい人はそれももちろんありです。
しかし、なんかよくわからないまま作ってみたけど結果的に表示がなんかおかしい、ページが消えてしまった、見づらい、といったことが避けたい場合や、「それなりにそれなりのサイトがほしい」という場合は、やはりある程度わかる人間に頼んだ方が労力や時間やお金を考えても結果的に良い結果になることが多いです。
そのような、開業やリニューアルをするにあたって「とりあえずそれなりものも」が欲しい場合は、お力になれるのではないかと思います。
ただ、クオリティを求めれば値段が上がるのは当たり前なので、スタイリッシュなデザインにしたい、もっとアニメーションを入れたいなど、よりデザイン性を求める方はその手のプロにお願いすべきです。
決して業者が法外な価格だといいたいわけではなく、それなりのものを求めるならばそれなりの価格は払うべきです。
とはいえ中にはボッタクリ業者もいる
とはいえ、いるんです。悪徳な業者も。
右も左もわからない素人を捕まえて、「え、このクオリティでこんな額とるの？！」っていう業者も、まあまあ存在します。
もちろん納得の上で頼むのなら何も悪いことはありません。
しかし、あとから話を聞いて「あーそれはヤラレちゃったね…」という話もまあまああります。
そんな「素人をカモにしてるボッタクリ業者」から守りたい気持ちもあります。
さらには怪しいコンサルなどの魔の手（言い方…）も迫ってきたりします。
まともなアドバイスをくれてまともに導いてくれるコンサルならいいですが、高額なセミナー費用を払ったのによくなかったとか、そういう危険は開業する前後の「素人」にはかなりの確率で襲い掛かってきます。
ほんと、気を付けてください。
いや何度も言いますけど納得してればいいんです。
しかし、せっかく志もって開業してたくさんの患者さんをこれから助けようとされている方が、不相応なお金を払ってしまって知識や技術や設備に投資できないなんてことになってしまうのは未来の患者さんのためにならないし、何より悲しいです。
値段だけでいえばたしかにもっと低価格でもできる
値段だけでいえば、フリーランスのweb制作をしている方やカメラマンなどを1人1人探してお願いすれば、もっと安くすることも可能だと思います。
しかし、例えばレストランのサイト制作が専門の人・子どもの写真専門のカメラマン・スーパーのチラシの専門デザイナーだったら？
分野が全然違いますよね。
例えば鍼灸マッサージでいえば、用語ひとつとっても「これを使ったらおかしい」みたいな文脈がでてきたり法律の問題などがあったり、何かとややこしいことが多いです。
もっといえば、リラクゼーションサロンさんが「マッサージ」って書いた日には色々と問題になりかねません。
写真でいえば、ここをこうやって写してほしいのに…モデルさんにピント合わせられても…みたいことが出てきたりします。
そういう意味で、もちろんあなたが伝えたいことが100%最初からわかるわけではありませんが、察する事・理解することは圧倒的に早いかと思います。
そういう意味で「見る人にサイトや写真で伝えたいことを、より正確に伝える」ということを含んでの価格だと思ってもらえれば幸いです。
困ったときに頼れる人がいる安心感
個人開業はとにかく不安だらけ。だと思います。
周りに開業経験者がいたり、コンサル的に相談に乗ってくれる人がいればまた違うのでしょうが、手続き一つとっても「なんもわからん」状態ってかなり不安です。
そんな時に、開業サポートのための雑談の中でも困ったことなどがあれば気軽に相談していただければと思っています。
もちろん答えられることとそうでないことはあると思いますが…
「なんかあったときにとりあえず聞ける人がいる」っていうのは結構な安心感につながるのではないかと思います。
気になることがあればいつでもご相談ください
「こういうものは作ってもらえるの？」「継続的なサポートはできるの？」など質問だけでもお気軽にご相談ください。
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他にも開業にまつわる色々な記事がありますのでぜひ読んでみてくださいね。