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【雑談】休業要請についてのツッコミと現状といろいろ

ほぼ雑談記事です。

休業要請

新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が出され、休業要請の発表が少し前にありました。

私は東京都なのですが、休業要請の対象施設で要請にしたがった事業者には50万円の協力金があるとのことで、行方を見守っていました。

最初に発表になったとき、「うーん、なるほどわからん」でしたが、経過とともに詳細が出てきました。

「鍼灸マッサージ」の扱い

最初の発表の時の一覧表がこちら

無題

「社会生活を維持するうえで必要な施設」の「医療施設」に分類されています。
ですよね。そうなりますよね。

「整体院」の謎表記

しかしその下の方の「整体院」の表記と、備考欄の「※有資格者が治療を行うもの」という表現。

これに結構あはき師達がザワザワしていましたね(笑)

もう1ついえば、接骨院と柔道整復があるのもなんの被り?という疑問もありますが、まあそこはとりあえず置いといて。

この謎の整体院表記、どうなるんだろう…と内心結構モヤモヤしていました。

もちろん、法律逃れなどで「整体院」としてやっているあはき師や柔整師、開業権のないPTさんなどがやっている「隠れ有資格者」のいる施設があることも、国家資格はなくても知識や技術も素晴らしい方がいるのは承知のうえで。

自分らあはき師は、なんのために窮屈な法律を守って馬鹿正直にやってるんだ?
こういう時こそきちんと分けてくれないのか?
と、すごく腹が立ちました。

しかし同時に、「整体院」は休業要請対象となった場合、協力金がもらえてしまうのか…こっちはもらえないのに…というのがめっちゃ正直な感想です(笑)

と思いながら、SNSなどでみんなどう思ってるんだろう…と色々徘徊していたところ、東京都のあはき師会の方が直談判してくださっていたようです。
これはアッパレです。(この時期に都庁への凸はどうなの的なことはちょっと今はつっこまないでおきます)

とはいえ、このクッソ忙しくてただでさえ混乱している状況で、果たして本当に訂正などしてくれるのか…しかも公の機関が…と思ってはいたのですが、先ほど何気なくもう一度東京都防災ホームページを見ていたところ、最終更新が「令和2年4月17日19時00分」となっていたため、おや!?もしや!?と思い見てみました。

すると…

無題 (2)

訂正してくれた東京都ありがとう

表記が微妙に変わっています。
「整体院」がなくなり、備考欄は「※国家資格有資格者が治療を行うもの以外の施設は使用停止の要請の対象とする。」と変わっていました。
ここのジャンルに国家資格者以外はいないのではとツッコんでいる方もいましたがまあそこはこの際良いとして、間違いとして訂正してくれていたことに正直驚きました。

ありがとう東京都。

この混乱下で、クソ激務の多忙であろう中、おそらく詳しくない人からしたら「いや俺が決めたわけじゃねーし知らんわそんなのどっちでもええやん」くらい思っていてもおかしくなさそうなものを、きちんと訂正してくれてありがとう。

やはり膨大な時間やお金や労力をかけてわざわざ国家資格をとって法律にのっとって営業している自分たちからすると、そこは一緒にされては困るので。なんのために保健所に届けを出したりしているのか、なんのための国家資格なのかというモヤモヤがちょっと解消されました。

とはいえ、「社会生活を維持するうえで必要」と認められたのは嬉しいような、それでも対象外だからどんなに患者が減ろうが感染対策として休業しようが、協力金は出ないというのが、なんだか辛いところですね。

患者さんの中でも、特に定期的な治療を必要としている方の中には高齢の方も多くいます。
こういう方に無自覚のうちにうつしてしまう可能性を考えると恐怖でしかないし、まあそういう方の多くはしばらく中止になっていたりもしますが、正直なところ休業要請してくれてよいのにというのが本音。
そしたらなんぼでも休む。
もちろん、本当に体が辛い方もたくさんいるし、本当に必要な方もいる。
だからこそこちらから休業しますとはいえない。
このへんは休業要請出る前は、自分でも判断が難しいしどうしていいか迷いすぎて考えすぎて頭おかしくなりそうでした。
ある意味こうやって区切ってもらえることで自分のメンタルはかなり楽になりましたね…

さて、話は戻って。
では整体院はどこへ行ったのか?と思ってみてみると…

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「商業施設」に移動していました。
そして「※主として利用者が身体機能の維持を目的として利用する施設は、要請の対象外とする。」という注意書き。
ここはきっと抜け穴になるよなーと思っています。

やっている内容は同じだとしても、営業を続けたい店やプライドがある店は「うちは身体機能の維持を目的としています!」というだろうし、協力金が欲しい店は「うちは遊興施設です!」というだろうし。
そのへんのモヤモヤはまだあるものの、とりあえずは師会の方々やそのほかにも声をあげてくれた方たちの主張は認められたようで、そのへんはほっとしました。

なんにせよ、きちんと対応してくれた東京都の方、本当にありがとう。

色々と思うこと

最近SNSが殺伐としているのであまり諸々の対策のこととかそういうことは発信しないようにしているんですが、良いとか悪いとかは置いといて、それぞれの場所でそれぞれ頑張っているみなさんに、本当にありがとうと言いたい。
経済対策とか感染対策とかについて、色々思うところはあります。
でも文句だけでなく、ありがとうって言いたい。
色んな制約や制限、現実の中でみんな頑張ってくれているんだと思っています。全部見てるわけじゃないから全然何も知らないけど、勝手にたぶんそうだと思ってます。
国も都も、医療関係者もインフラ関係者も小売業者も、今仕事をしている人も休業している人も、みんなありがとうございます。

そして自粛を全然してないごくごく一部のまじで不要不急の外出してるヤツや小売りの店員さんとかに暴言吐くヤツは今すぐ家帰れ。

現状について

このご時世のリアルな現状について。
みなさんの治療院はどうでしょうか?
私は、3月後半までは結構通常どおりでした。
訪問に行っている施設によっては出入り禁止が出始めたりしていましたが、減った分は在宅ワークになってかえって不調になった人の来院が増えたりとかで、「ここはきちんと感染対策をしているから」とわざわざ行きつけを変えてまで来てくれた方がいたりと、全体的にはあまり変わりませんでした。

緊急事態宣言が出る前後から一気に風向きが変わりました。

理由は主に2つ。
①訪問に行っている施設が出入り禁止
②感染の恐れと外出自粛で常連さんが来なくなった

3月の三連休の後、一層の外出自粛要請が出たくらいから、訪問の施設の出入り禁止が一気に増え、施設でない方も警戒される方は「しばらくお休みで」「感染リスクを減らすために回数を減らしたい」などが出始め、治療院への来院のほうもキャンセルが出たりしました。

そして緊急事態宣言がとどめとなり、施設はほぼ出入り禁止。
その後は、訪問が続いている方が数名と、事前に予約をとっていただいていた常連の方など来てくださっていますが、新規はなかなか。

そりゃそうですよね。
前向きにとらえれば、それだけみなさんきちんと「自粛」してくださっているってことです。

みなさんのところはどうですか?
ターゲット層や施術内容によっても状況は色々違うかと思います。
よかったら、みなさんの現状も教えてもらえたら嬉しいです。

ぶつぶつと雑談の記事をここまで読んでいただいてありがとうございます。

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