ホームページに載せるべき内容【鍼灸マッサージ 開業マニュアル③】
開業マニュアル②オープンまでに準備しておくべき10アイテムにも書きましたが、よほどすでに患者さんを抱えているとか、つてがあるとかでない限り、今の時代ホームページがないことにはお話になりません。
しかしホームページといってもどうやって作ればよいのか…
何を書いたらよいのか…
という悩みもあるかと思います。
このnoteでは、鍼灸マッサージ師がホームページに載せるべきことを書いていきます。
ホームページに載せるべきこと
ホームページを作るために、まず何を書くか・載せるかを決めます。
★必須10項目
①治療院名/どんな院なのか
②所在地(最寄り駅)/地図
③電話番号
④営業日/時間(定休日)
⑤施術者の名前や経歴/写真
⑥施術内容
⑦料金や時間などの詳細
⑧支払い方法
⑨院内の写真や施術中の写真
⑩予約/問い合わせ先
最低でもこのくらいは必須項目かと思います。
ではひとつずつみていきます。
①治療院名/どんな院なのか
治療院名は保健所に届けてある名前を書くと良いでしょう。
お店の名前がわからないと、問い合わせやお店を探すときに困りますよね。
そして、コンセプトや「こんな方にオススメ」など、どんな院なのかがわかったほうが来院側も選びやすいので、書いておきましょう。
例えば「ビジネス街で駅近なのでお仕事帰りに」とか「保険が使えます」とか「自分へのご褒美に」とか、色々なコンセプトがあると思いますので、どんな方に来てほしいのかを明確にしておくと良いでしょう。
②所在地(最寄り駅)/地図
治療院を探すときに場所は動機のかなりを占めますから、最寄り駅から徒歩何分というのは必ず書きましょう。駅から遠い場合は最寄り駅や場所をイメージしやすい内容を書いておきましょう。
そして住所は必ず部屋番号まで書いておきましょう。
完全予約制で予約確定時に詳細をお知らせします、と書いて何丁目までを書いている方も結構みかけます。
出張であればそれでも良いと思いますが、来院される患者様がいる場合は部屋番号まで書いておいた方が来院側からは選びやすさが違います。
また、足が悪い方などだと「3階以上だと階段が大変なので避ける」という場合もありますので、上層階の場合はエレベーターやエスカレーターの有無を記載してあると親切です。
そして地図や道順はわかりやすく簡潔に、できれば目印の写真なども載せておくと迷わず来院できます。
地図の中に駐車場の場所も書いておくとより親切です。
③電話番号
何かと使いますので必ず書いておきましょう。電話番号については開業マニュアル②オープンまでに準備しておくべき10アイテムで詳しく触れていますのでよかったらお読みください。
④営業日/時間(定休日)
予約を取ろうと思っても、いつならあいているのかわからなければ予約ができません。
曜日や時間で営業時間や定休日を決めているならその旨を、不定休であればいつが休みなのかがわかるように記載しておきましょう。
不定休の場合はオンラインカレンダーやGoogleカレンダーなどで確認できるようにしておいても良いでしょう。
⑤施術者の名前や経歴/写真
施術者の名前は、本名でもニックネームでもかまいませんが必ず書いておきましょう。
そして、「こんな資格を持っています」「こんな実績があります」ということは自信をもって書きましょう。
どんな人かがわかったほうが信頼感が得られることが多いです。
私の場合、「●●大学出身なら詳しいと思って、安心かなと思って」といって来てくださった方もいました。
また、顔写真は載せるのは抵抗があるという方も多いと思います。私もそうです(笑)
しかし患者様の身になってみると、やはりどんな人かがあらかじめわかっていた方が圧倒的に安心です。
⑥施術内容
ここがしっかり書いていないと、どんなに素晴らしい施術だったとしても「思った施術じゃなかった」「もっと○○なほうがよかった」などというギャップが起こりかねません。
下手すれば口コミで★1とかで書かれる悲劇にもなりえます。
なるべく詳細に、自分の信念ややり方があるのであれば書いておきましょう。
そうすれば、事前に「こういうのが受けたい」と思ってくださる方だけを集客できる、という構図になります。
⑦料金や時間などの詳細
コースや時間、料金なども書いておきましょう。
料金がわからないと怖くて来院できませんし、所要時間がわからないと予定が組みづらくて困ってしまいます。
わかりやすく書いておきましょう。
⑧支払い方法
現金のみなのか、クレジットカードが使えるのか、その他のキャッシュレス決済は使えるのかなども記載しておきましょう。
開業マニュアル②オープンまでに準備しておくべき10アイテムにも書いてありますが、クレジットカード決済が使えたほうが強みになると思います。
⑨院内の写真や施術中の写真
院内の写真・出入り口の写真・施術中の写真を事前に見られることは来院動機の1つになります。
清潔感がない院内を嫌がる患者様もいますし、例えばバリ風とか、ちょっとこだわりがある内装とか、そういうのもどんどん売りにしていきましょう。
こんなところなら行ってみようかな、と考えてくれる方もいます。
施術中の写真などは、フリー素材でなくできればきちんと自分が施術中の写真を使いましょう。
上記⑦施術内容と同じで、せっかくきれいな写真を使っても、「イメージしていた施術と違った」というギャップになりかねません。
⑩予約/問い合わせ先
とくに1人治療院だと施術中など電話対応が難しいことも多いと思います。
その時にせっかく予約しようと思ってくれた患者様をのがさないためにも、メールアドレスや問い合わせフォーム、LINE@などいくつかの連絡先を記載しておきましょう。
中には電話が苦手という方もいますので、オンライン予約ができると親切です。
このあたりについても開業マニュアル②オープンまでに準備しておくべき10アイテムで詳しく触れています。
その他載せるべき7項目
必須とまではいかないけれど、あったほうが良い項目を書いていきます。
①鍼灸マッサージの説明
②施術の流れ
③よくある質問
④患者様の感想
⑤キャンセル規定
⑥ブログ
⑦SNSリンク
なぜこれらがあったほうが良いのか、ひとつずつ書いていきます。
①鍼灸マッサージの説明
鍼灸マッサージ師にとっての「当たり前のこと」でも、一般の方は知らないことだらけです。「痛くないのかな」「鍼って安全なのかな」「火傷しないかな」「どんなことに効くのかな」など、様々なイメージや疑問を持っている方がいますので、どんな症状の人に良いとか、こういうものを使いますとか、当たり前のことでも記載しておきましょう。
②施術の流れ
治療院についたらまずどこへ通され、どのような流れで施術を終えて帰るのか。着替えや鏡はあるのか。
そのあたりがわかると安心です。
初めての場所に行くのは不安なことだらけですから、なるべく詳細に、写真などもつけて記載しておくと良いでしょう。
③よくある質問
これは実際に聞かれたことでも良いですし、聞かれそうなことでも良いです。
施術内容に関してでも、予約に関してでも、設備に関してでも良いので、書いておきましょう。
自分で思いつかなければ、ほかのページを見るとか、周りの友人に「何か質問ない?」と聞いてみましょう。
④患者様の感想
患者様の感想は、できれば直筆、可能であれば写真(顔はなくても雰囲気がわかるもの)つきが望ましいです。
なぜなら文章だけだと「どうせ自作自演でしょ」と思われてしまう恐れがあるからです。
感想に協力してくれた方にはサービスをするとか、常連さんだったりするとお願いすれば普通に書いてくれることもありますので、ぜひ声をかけてみてください。
オープン前には感想を載せるのは難しいかもしれませんが、オープンした後でも良いので載せておくと良いでしょう。
またオープン前でも、モデルやモニターさんを募集して感想を書いてもらうという方法もあります。
よく美容師さんがカットモデルを募集しているように、モニター募集をしたり、友人に頼んだり、SNSで呼びかけるなどの方法もあります。
⑤キャンセル規定
これは私は最初は載せていませんでした。
注意書きが多いとげんなりするからです、私自身が(笑)
しかし、最初は幸いほとんどありませんでしたが、1度新規の方に連絡なしバックレをくらったことがあってから、考え直しました。
個人事業主にとって時間は財産ですが、人の時間を抑えるということはどういうことか、わかっていない人もたくさんいます。
ですので、当日のキャンセルは○○、前日は○○、など色々とキャンセル規定を設けました。
電話がつながらないこともあるのでメールでもLINEでもかまいませんとしておくと、ちゃんと連絡をくれる方がほとんどです。
残念ながら半年に1回くらいは無言バックレがいたりもしますが、そういう人は一定数いるものだと諦めて、事情で来れない場合には必ず連絡をもらうようにしています。
⑥ブログ
何かのお知らせ、キャンペーンをやる際、改定があった際にはもちろんですが、普段の施術者自身の素の部分を載せることで、人柄に魅力を感じて来院してくださる方もいます。
意外とブログって読んでる方多いんですよね。
熱心な患者様ほど隅から隅まで読んでいます。
なので、施術に関してなどの考え方はもちろん、ちょっと砕けた部分とか、普段の好きなことなんかを書くのも良いと思います。
⑦SNSリンク
ブログを書くほどでもないこととか、突然の休診のお知らせとかにはSNSは使いやすいです。
私はできていませんが、毎日なにかしら更新をしていたりすると熱心だなという印象付けにもなりますし、検索結果にも影響するとかしないとか(たぶん書き方次第)
上記などの書く内容が決まったら、実際にホームページを作りましょう。
ホームページの作り方は別記事になります。(作成中)
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