ゲームメイカー12

「じゃあさ、大切なイトコさんの為に人肌脱ごうか?」白い影がまた、揺らぐ。

真美子はイトコの言葉を無視する。

「しょうがないじゃん、あんな堅物やめれば?」白い揺らぎはニヤニヤしているような気がする。

「話が無いならもう帰んなさいよ。」真美子はぶちギレ寸前。

"じゃあさ、良いこと教えてあげるよ"

どうせ、下らないことに決まっているのに、カナタの言葉に耳を傾けてしまった。

"明日の正午にドラゴンゾーンにこれる?"

行くだけならなんとか、戦うスキル無いから長くいられないわよ

それでいいよ。こっちがみつけるから

じゃあね

勝手に決めて勝手に帰るイトコにいつもながら、あきれる。

明日何かなかったかな?

まぁいいや。会計をしようとすると先にお立ちのお客様の部屋付けになっています。と言われ、お礼を言いそびれた事に今さら気がついた。

どうしよう。

ここまで




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