大喜利をするための考え方
本編は3からです
大喜利という無限のエンターテインメントに出会って人生が360度回転して結局元に戻ってきた話
1:大喜利との出会い
大喜利との出会いは遡ること昨日、もともと名前は知っていたが、笑点という国民的番組に大喜利コーナーがある以上の知識はもってなかった。浅い、とにかく浅い。足がつくどころの騒ぎではない。水に例えるなら水溜まり以下、いわば湿っているレベルだ
そんな湿っている私が昨日ふとYouTubeを見ていたらこんなものを見つけた『ボケて 殿堂入り集』
衝撃だった。頭の中もカバンの中のイヤホンのように混乱した。これは音もいらないのでシャワーを浴びてる時などのお供として最適だし、10分ほどでサクサク見れる所が私のライフスタイルを根本から崩壊させる…!そう確信した…
2:ボケて とは
その『ボケて』なるものが気になりベットでヴン !ヴン!言いながら検索していたらある一つのアプリに辿り着いた
誰かが写真を投稿し、別の誰かがその写真に対してボケる!他人の面白いボケには☆を付けて評価する。という内容のアプリだ
早速インストールしてみたがどう手をつけていいものかよく分からない
3:ボケるための思考
当たり前のことだが見たままをコメントしても面白くない。その写真に設定を足してみたり、比喩表現を使ってボケるのだ。その際に周りが考えつかない内容で、かつ共感を得るように工夫しないと面白くないので難しい
まずは捻ってみようと思い、一番先頭に置いてあった、こちらの画像で初めてのボケを決行した
先に私の知識を書いておくと私はこの人を知らなかった。知らん人が手から火を出し苦しんでいる、これ以上でも以下でもない
だがここは ボケて の世界。なんとかボケなくては…
着眼したのは火。一番先に目に入ってくるものでありインパクトがあるだろうと思った、しかし捻るために『手から火』と何かを組み合わせる必要がある
顔か?実は苦しんでいるのではなく気持ちよくなっているのかも、でも初手から下ネタは…、うーん写真から情報を得るのはやめるか…それなら
考えるべきは火を出している背景だろう。誰かのイタズラ、昨日の自分がイタズラ、甘んじて受け入れた試練。聖火ランナーのオーディション…
ここで私は誰かのイタズラをチョイス、長々と設定を付け足しても面白くないなと思い、摩擦で火が出るように願いを込めて着火剤というワードを入れてみた
摩擦を発生させるための課題には、袖を通す力学エネルギーで対応した。これで完成だ
『袖を通すところに着火剤ついてた』☆4
………『袖に着火剤ついてた』で良くないか?絶対短い方がインパクトあって面白かった…
4:ボケての攻略法は『短さ』だった
前回の反省を生かして次へ
おじさんには申し訳ないがカカオ豆かコーヒー豆にしか見えなかった。理由は黒くて髪がないから。そして笑顔が素敵だったので『人のいい』をつけて完成。(佇まいから余裕、周りが若く講義を受けている様子なので留年、場違いを連想した)
結果☆は25、攻略法見つけましたわぁ(⌒,_ゝ⌒)
ドヤ顔で味をしめ短文を連投した結果………
全て☆0になった。なんで?
ほんの一例
『ゼルダの伝説』と『となりのトトロ』この2つのビッグタイトルの名を借りても惨敗であった
5:ボケての真髄は読み手に状況を想像させる文章力にあった…!
しばらく思考せずポンポン書いていたら☆0がたくさん増えた
ちゃんと考えよう…!と思い読み手に背景が分かる文章に変えてみたら、なんと先程のコーヒー豆を超えたのだ…!
☆29
ここにきて超えてきた。遂に覚醒した…!180度価値観を変え、鼻息を荒くしドヤ顔で連投していった!!その結果…………
全て☆0になった。なんで?
6:悟り
短いリアクションに近いような短文で、攻略法を見つけたと思い込み
180度考えを変え、長い読み手の想像を刺激するような文章で覚醒したと思ったら☆が0
結局、大喜利とは?と大喜利に出会う前の自分に戻ってきてしまったのだ…もう考えるのはやめよう…
…でもやっぱり悔しいのでこれからも少しづつボケていこうと思います