レッドバロングループの事業承継|ベインキャピタルによる投資
中古バイク販売大手のレッドバロングループ(旧ヤマハオートセンター株式会社)の事業承継がリリースされました。
レッドバロングループは、愛知県岡崎市に本社を置き、売上高889億円(2023年10月連結決算期)の企業です。
親会社であるレッドバロンプロパティーズから、レッドバロングループ株式の過半数をベインキャピタルへと譲渡する契約が締結されたとのことです。
レッドバロンは買収でどうなる?
背景としては以下の通り、創業から続くお客様第一主義を継承し、レッドバロングループの事業基盤のさらなる強化と革新を通じて、ライダーの未来を創造していくための成長投資を行う予定とのことです。
なお、レッドバロンは創業者の杉浦斉氏が2023年8月に逝去して以降、事業承継が課題になっていたようです。
今回の事業承継に伴い、創業家である杉浦家は引き続き一部出資を続け、現在の経営陣も続投する見通しとのことです。
また、報道によれば、ベインキャピタルが営業戦略の強化やデジタル化を支援し、中長期的な成長を促し、将来的な株式上場も視野に入れるようです。
今後のレッドバロングループのさらなる発展を見守りたいですね。
事業承継や成長戦略としての、PEファンドとのM&A
事業承継や成長戦略として、PEファンドとのM&Aを選択する傾向は、今後も増加していくことが見込まれます。
オーナー企業の事業承継においては、
バイアウト・ファンドによる資金面でのソリューションや、
投資後に招聘する外部経営人材、組織型経営への移行を含む経営支援など、ファンドが担う大きな役割が存在しています。
事業承継をご検討中の企業オーナーの皆様や、
ファンドが如何にして企業価値向上するかの実践を学びたい方々向けに、
事業承継の担い手たるPEファンドの、実際の投資事例や取り組み内容が学べる書籍等を、以下の記事で紹介しています。
あわせてご参照ください。