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チャイナドレスを作ってみた!

チャイナドレスを作ってみました。
「自由に世界を旅することができない今だからこそ、『旅の楽しみ』を味わえるようなエプロンが作りたい!」と考える中で、「ベトナムの民族衣装アオザイをエプロンにアレンジできないか」というアイデアが持ち上がったのきっかけです。
アオザイの上着はチャイナドレスとほぼ同じ形だから、チャイナドレスをまず作ってみようということになりました。
チャイナドレスなんて作れるかなあ…? ちょっと不安でしたが、あいさんがすぐにネットで型紙を見つけてくださったおかげで、心の中のモヤが晴れ、気持ちが「やればできるモード」にパッと切り替わりました!
今回は、チャイナドレスの制作過程を書いていきたいと思います。

型紙は、こちらのサイトのものを使わせてもらいました。(なんと無料!ありがとうございます。)
http://dr-cos.com/fp-chinadress-lm.html

ファイルをダウンロードしてプリントアウトしました。A4のコピー用紙に24枚!かなりのボリュームですが、それを貼り合わせるとこんな感じになりました。

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ハトロン紙にトレースして切り取ると、こんなパーツができあがりました。

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この型紙で生地と接着芯を裁断しました。今回接着芯は、襟と見返しの部分に使いました。
ちなみに見返しとは、服の端の裏につけるパーツです。仕上がりのラインをきれいに保ちながら、生地の端を処理したい箇所に用います。今回は、前開きの部分(うねうねしているところ)と襟の付け根の部分に用いています。

襟と見返しに接着芯を貼り、生地がほつれないよう全部のパーツの端に断ち目かがりのステッチをかけてから、ミシンで縫い合わせました。
直線縫いの肩、脇、裾、袖口、袖下は、細かいことは気にせず一気に縫いましたが、曲線部分、特に襟付け、袖付けは、まち針でしっかり固定し、それでも心配な箇所はしつけ縫いをして慎重に縫い上げました。
↓ 写真は襟付けの様子です。襟と見返しで見頃を挟み込んでいます。

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そして、こんな感じに仕上がりましたー! ちゃんと着ることもできました!!

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縫ってみて、こんなことを気づきました。

・裏表の確認はしっかりと。
「やればできるモード」に気持ちが切り替わったとはいえ、そう簡単に縫えるとは思えなかったため、生地は扱いやすさを第一に、綿素材のシーチングをチョイスしました。シーチングは、薄くて、それでいて程よい張りがあり、しかも無地だと上下や裏表に気を配る必要がない生地だからです。
でもそこで失敗が。裏に貼るはずの見返しの接着芯を表に貼ってしまっていました。裏表のない生地なので、前開きの形が左右同じであればおそらく大丈夫だったのですが、このチャイナドレスの場合はNG。
よくよく考えると、原因は、接着芯の裏表を逆に裁断してしまったことにありました。接着芯には接着面とそうでない面があるので、明らかに裏表があるのですが、見た目にはわかりにくかったため間違えてしまったのです。
見返しに既にかけていた裁ち目かがりのステッチを全部ほどき、接着芯も新たに裁断して、やり直しました(涙)
「見た目に裏表がないものほど、しっかり確認すべし。」
次回から気をつけます。

・型紙って大切。
上記のような失敗はしたものの、思っていたより簡単に縫い上げることができました。それは、ダウンロードした型紙がきちんと作られていたからだと思います。
以前洋裁を習っていた時にブラウスを縫ったことがあるのですが、その時は襟付けと袖付けにとても苦労した記憶があります。自分で製図した型紙だったので、寸法が少しずつズレていたり、曲線部分のラインがきれいに引けていなかったりしたのだろうなと、今振り返ってみると思います。
パタンナーという職業があることでもわかるように、洋服の型紙を引くのって専門的な技術が必要なんですよね。そういう技術をもって作られたものを無料で提供してくださるサイトがあることに、心から感謝しています。

さて、ここからどうアレンジするか…??
襟と前開きのデザインの特徴は残しつつ、装着しやすくするところがポイントになるかなと思っています。
今思いつく変更点としては、
① 袖をなくし、袖ぐりのラインを内側に移動する。
② 襟ぐりを少し広くする。
③ 丈を短くして、スリットを腰まで入れる。
(こうするとアオザイっぽくなるかな?)
こんなところを考えています。
①と②は型紙の曲線部分を変更しなければならないので、何回か試してみないといけないかなと思っています。特に②は、広くした襟ぐりのサイズに合わせて襟の形も変えなければいけないので、ちょっと難しいかなあ…
でも、まずはやってみようと思います。
あいさんが書いてくださったように、私も『不安になる暇なんてないくらい、動いてみよう。』と思います!

from ふーこ



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