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試作の話その1 〜 フレアーたっぷりのラブリーエプロン

あいさん、先日の「作戦会議」ではありがとうございました!
またその内容をうまくまとめてくださりありがとうございます。
あいさんには推進力がありますよね。私は話を広げるのは好きのなのですが、同じところをぐるぐるしてしまいがち。だからとっても頼もしいです!

そうそう、「旅」にいろんなものをかけ算していくと、エプロンのイメージやアイデアって、無限に広がっていきますよね。そういうことをモクモクと考えるのって、本当に楽しくて。
でも、そうやって風呂敷を広げれば広げるほど、試作品作りは混迷を極めていくわけで… これはきっと商品企画あるあるです(苦笑)

ということで、
ここでこれまで作ってきた試作品について書きたいと思います。
(後できちんと振り返れるよう残しておきたいと思いました。)

今回は、試作品第1号のフレアーがたっぷり入ったエプロンについて。
これは、「旅」をコンセプトにしようという話が出る前に作ったもので、あいさんが良いなと思っているエプロンをまず真似てみようというところからスタートしたのでしたよね。同じものを作ってみた上で、そこから改良を加えていこうという発想で取り掛かりました。
あいさんが早速、海外から素敵なデザインのエプロンをネットで取り寄せてくださり、私のところに送ってくださいました。

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このエプロンを、まずは細かく採寸。
(絵がほんと苦手な私。せめてもう少し丁寧に書けばよかった…)

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そして型紙を起こしてみました。

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これがスカート部分の型紙。フレアーがたっぷりで、半円以上になりました。

この型紙を使って、手持ちの生地で作ってみました。
上があいさんが送ってくださったエプロン、下が私が作ったエプロンです。

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デザイン(前掛けやフリルのあるなし)や生地の質感の違いはありますが、ベースのラインはおおよそ同じものに仕上がりました。良かった!
実は私、型紙を起こすのは本当に久しぶり(15年ぶりぐらいかな?)。しかも、エプロンは洋服ほど複雑ではないものの、既製品を採寸してラインの引くのは初めてだったので、ちゃんとかたちになるかどうか、とても心配でしたー(汗)

作ってみて気づいたことは、
・フレアーは思ったより縫うのが楽(ギャザーより簡単)。
・フレアーをたっぷり入れると、ヒラヒラして可愛いけれど、畳むのが面倒。
・今回は、ストライプの向き以外は生地の方向は気にせず、ざっくりと作ってしまったのだが、今後柄もの(特に柄が大きいもの)を使うのであれば、生地の方向はもちろん、柄のどの部分を使うかということも、きちんと考えるべき。それによって型紙の置き方や裁断の仕方が変わってくるし、仕上がるエプロンの印象も変わってくる。
・柄の使い方と同じくらい、色使いも重要。このデザイン自体はかわいい系だけれども、鮮やかなブルーの生地を使うことで、クールな印象も付け加えられた気がする。
・生地によっては、見返し(胸当ての裏側の上の方だけ付けた)や縫い代のどこかに接着芯を貼った方が、パリッと張りのある仕上がりになるかも。でも今回の生地については、貼らなくても大丈夫な感じだった。
・このエプロンをつけてみたところ、私の身長(約150センチ)では、胸当て部分が長くバランスがちょっと悪いかなという印象。一方あいさん(160センチぐらいかな?)にはぴったり。腰の部分にベルトがあるデザインは、身長によって合う合わないが出てくる。サイズ展開はやはり必要か。

今振り返ってみて感じることも加えて、備忘録的にちょっと詳しく書きました。
後から出てきた「旅」コンセプトに合うのか等、細かいところはさておき、このデザインは、とにかくラブリーなところが良いなと個人的には思っています。
次の試作では、このデザインをもとに、別の方向性のものを作ってみているんですよね。それについては、次の回に書きますね。

『始まりの瞬間って自分で作れる』
そうですよね!それってとても素敵なことだなと、あいさんの投稿を読んで思いました。世の中がコロナで変化していっても、自分自身が加齢とともに変化していっても、いつでも「始まりの瞬間」を作れる自分でありたいなと思いました。
またそれと同時に、ともすれば世の中の急激な変化についていけず下を向いてしまいそうなこの時期に、あいさんと出会えて「始まりの瞬間」を作れたこと、そして今、前をちゃんと向けている自分でいられることを、心から幸せに思っています。
あいさん、改めてありがとうございます!!

From ふーこ





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