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Workshop

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参加しておもしろかったワークショップの紹介。
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#コミュニケーション

対話型鑑賞(その4)

対話型鑑賞(その4)

"みる"とは

上記は、顔写真・文字・風景写真で1つの作品となっている。この人は誰なのか?誰がこの作品を作ったのか?という事前情報なしに、作品をみて感じたこと・考えたことを共有するワークを行った。

顔写真について、目線が下に落ちていて、かつ口角は上がっているようにみえたことから、最初は哀しい笑みを浮かべているようにみえた。

目を凝らすと、右目は下を向いているが、左目は正面を向いているようにも

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対話型鑑賞(その3)

対話型鑑賞(その3)

聴くとは下記ルールのもと、1対1での対話ワークを行った。

◉ルール
・話し手の内容を、聞き手が確認する。
・確認内容が正しければ、話し手はOKを出して、次の話に進める。
・確認内容が誤っていれば、話し手はNGを出して、聞き手は再確認する。
・NGが2回出たら、話し手は再度話す(これについての確認は不要)。

①正しく聞く
『好きなこと』というトークテーマで、下記のような対話が生まれた。

A 『

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対話型鑑賞(その2)

対話型鑑賞(その2)

選ぶとは、捨てること

上記は有名なだまし絵だ。
何がみえるだろうか。

答えは、婦人と老婆だ。
夫人の耳は、老婆の目と捉えることができる。

婦人と老婆を同時に認知することはできるだろうか。

私はできる気がしたのだが、同時に認知しているのではなく、実は認知の仕方をすばやく切り替えているとのことで、本当はできないそうだ。

婦人という見方をする(選ぶ)ことは、老婆という見方を捨てているということ

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対話型鑑賞(その1)

対話型鑑賞(その1)

対話型鑑賞ゼミに参加した。会社の任意研修として受けたのが、仕事だけでなく、日常に広く活かせる学びを得たので、是非紹介したい。

対話型鑑賞とは、ACOPが主催する『みる・考える・話す・聴く』を基本としたプログラムで、鑑賞者同士のコミュニケーションを通して美術作品を読み解いていくというものだ。

美術館に行くと、作品の隣には説明文が展示されている。どんな人が描いたのか?なぜ描いたのか?何を伝えたいの

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