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古典文法を学びなおす

私が学びなおしているのは古典文法です。


ここのところ、古語辞典をよく開きます。短歌にかかわる本を読んでいると、意味がわかりません。

解説や注釈がないものもよくあります。高校生のころ学んだことを手がかりに、ネット検索と、古語辞典を併用しています。


最近調べたのは、『乾いて』


定型詩をつくることに、はまっています。少し前に自分で詠んだ定型詩のようなものがあります。

『乾いて』は『乾ひて』なのかな?あてもなく、そんな疑問を持ちました。調べようとした動機はそれだけです。

『かわく』辞書にありませんでした。
『かはく』もありません。
かろうじて、『かわきすなご』という語がありました。

すな『こ』なのか『ご』なのか確認するために
写真撮って拡大して見ました(老眼😗)

『乾き砂子すなご』(名)
乾いた砂。雨後のぬかるみをなおすために庭に敷いた。

『乾く』は、『かわく』でいいのかな。

ネットには現代文を古文に翻訳してくれるものがあります。勝手にリンクしていいのかわからないので、結果だけ書きます。

(現文)濡れた服がかわく

(古文)しほたれし服かわく

ネット翻訳

(現文)『乾く』は、(古文)『かわく』で良さそうです。

(現文)濡れた服がかわかない

(古文)しほたれし服かわかず

ネット翻訳

四段活用かな?

ここでまた古語辞典を開いて巻末付録の活用表をみます。

連用形をみてみると、
(現文)『乾いて』は(古文)『乾きて』か?

(現文)濡れた服が乾いて

(古文)しほたれし服乾きて

ネット翻訳

正解!

いや、初めからネット翻訳だけでよかったのでは。

まあ、寄り道もまた楽しみってことで。


雨に濡れてしまったたんぽぽの綿毛が乾いて、さあ、飛んで行きなとちょうどいい風が吹きました。中学時代、涙に濡れた長女ですが、今は高校が楽しくて、「いってきまーす」と登校していきます。

体が原因不明に弱くて、行けない日もまだあるのですが。

綿毛乾きて時つ風

うん。言いにくい。
『乾きて』不採用。

役に立つわけではないかも

ネット翻訳があるので、古典文法がわかってなくても困らなそうです。これはこれで、いいところをブックマークしました。

万葉集や金槐和歌集に書かれていることを知りたいので、引き続き古語や古典文法に親しんでいきたいとおもいます。

いつでも何でも何回でも、嫌な顔しないで教えてくれる、古語辞典が好きです。

別に役に立たなくても、過程が面白いからいいのです。

人生100年時代、家族を守るために

専業主婦の私は、そうして、自分で自分のメンタルを良い状態に保つ。

家の空気を良い状態にしておく。

家族の心を休ませるため。
家族の気力を充電するため。

私は古典文法を学びなおしているのです。

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