子宮頸部異形成で治療を迷う理由
前回からの続きです。
紹介状を持っていざ病院へ。
初診では、私は至って冷静ではありましたが、私が理解できているか確かめるように説明を受けました。
前記事に記載している精密検査(コルポスコピー、組織診)と同じ検体をこちらの病院側でも検査に回してくれていて、次の受診で聞いた結果はまぁ当然と言えばそうですが同様にCIN2-3で高度異形成という所見でした。
■治療方法
CIN1やCIN2(軽度~中等度異形成)の場合、約半数ほど自然に消退することがある。一方、CIN3(高度異形成~上皮内がん)もしくはCIN2から消退せず長期間となる場合は、代表的な治療法は子宮頸部円錐切除術など。
調べればだいたいこのようなことが書いてあります。
治療についての図などは見飽きたのでとくに貼りませんが簡単に書きます。
円錐切除
入院は?⇒ツールによるのか、2泊3日入院もあれば日帰りもある、1週間入院と書かれているところもあり病院によって違いがあります。
妊娠は?⇒妊娠成立には問題ないとされていますが、切迫流産・切迫早産のリスクは(諸説あるものの)あるようです。
というかこのとき、円錐切除という方法しか説明されていません。
結論から言うと私は円錐切除ではなくレーザー蒸散(子宮頸部異形成上皮レーザー照射治療)しました。
それ以外にも方法があるようです。
時系列でここでは円錐切除の説明を受けました。
実際の治療については次の、いやその次の更新になりそうですが、、お暇があればそれまでお付き合いいただければと思います。
■経過観察withコロナ
では、すぐにその子宮頸部円錐切除術とやらを勧められたのかというと・・・withコロナです。
当時このワードはまだ出ていませんが、3月になっていました。
この病院では、今すぐ命にかかわるという場合を除いて手術がストップ。
また、CIN2の箇所もあるという所から、消退可能性もあるとのこと。もちろん定期検査が必要ですが、2ヶ月ごとに来られるならコルポではなく細胞診(健康診断で行う簡単なもの)で良いとされました。
※私は素人ですが、ここでHPV検査をする流れが一般的と考えられます。あくまで当時の状況と私の意向を踏まえた担当医の判断であり、子宮頸癌の原因となるHPVのハイリスク型13種類、とくに16型18型が陽性の場合、消退しづらいばかりか癌への進行も速い可能性があるためです。
さて・・・
■子供は欲しいですか?
本題です。
いや前置きだったんかーい。
そういえば『withコロナ』以前のこの時、炎上ワードがありましたね。不要不急の妊娠は… 妊娠出産を控えるよう… 積極的な不妊治療は…
ここで意思確認をされた訳です。
「結婚…1年くらいですか。妊娠は?子供はほしいですか?」
「すぐにでも欲しいと思っています」
それが私の答えでした。
今回タイトルにした、治療を迷う理由。
・結婚1年、子なし、31歳
・頸部円錐切除による流産早産リスク
・円錐切除という方法しかないと思っていた
先生はカルテに挙児希望と入れ、経過観察のための先々のスケジュールの確認をしました。
他にも沢山質問されたし質問しました。
やりとりを省きますが、欲しいですと言ったって妊娠できるのはいつなのか、妊娠継続でき、そして無事に出産できるのは・・・
消退しなければ一体いつ治療できるのか。どれくらい進行したら、どうなるのか。
大丈夫なんて医者は言えませんよね。私も分かっているし、この先生も決して呑気なわけではありません。
一旦ね、という感じです。
※現時点では、書いたとおりレーザー治療を受け経過をみています。
この話はまた次へ続きます。