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いろいろあるけど、自分の人生捨てたもんじゃない

わたし幸せじゃない。

正直、そう思ってしまうことが多い。こんなこと言うもんじゃないというのはわかってる。

でも不幸とは言ってないから許してほしい。

なんで幸せじゃないかって。
それはね、わたしはわたしの思う「普通」で過ごすことが難しいなぁ……なんて感じながら生活することが多くなってしまったから。

誰かから見ると、わたしの今の状態は「いや、まだまだ贅沢よ!」って思われるかもしれない。みんなそれぞれ経済苦とか家族との不仲とか、いろいろ問題があるだろうし。

でも、わたしはわたしで、こんなんじゃなかったら……って思うことが、今まで何度もあったんだよ。いろんなことが手からすり抜けてった感覚が満載なんよな。

とは言っても、たぶん多くの人にとって当たり前すぎて幸せとも思わないような日常の何気ないことにも、わたしは幸せを感じられるようになった。それはちょっと得しているのかもしれない。

そんな感じで、自分にとっての幸せにフォーカスして毎日を過ごせるようにならなきゃ、とか思うけど。でもそもそも、自分の立っている土俵に納得いってないってのがベースにあるから、なんだかなぁ。

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4月下旬からなんか調子がおかしくて。毎日ヘロヘロ。ヘロヘロ選手権があったら入賞する自信がある。だって1ヶ月も続いてるから。

本当は先週末、友人たちとキャンプに行く予定だった。でも断った。このヘロヘロはムリだと思ったからだ。

職場でお昼休憩を終えるギリギリに友人にLINEをした。職場じゃなくて家にいたら、泣いていたかもしれない。

ずいぶん前から友人が全部計画してくれていて、私もめちゃくちゃ楽しみにしていたのに。

情けない。なんでこんな自分になってしまったんやろ。まさか、こんなに長引くなんて思ってへんやん、って。

もう友人は、わたしのことを誘いづらくなるだろうな。私自身もこういうことで断っちゃったから、自分から行きたいなんてもう言えない……。

そんな気持ちで、ズーンどころでは片づけられないくらい、ズーンとなっていた。

でも、友人たちは「調子よくないのに連絡ありがとうね」「とにかく今は回復にだけ目を向けて!」って。そして、「絶対リベンジしよな!」と言ってくれた。

特に最後の「絶対リベンジしよな!」に、どれだけ救われたか。

この2人はなんか違う。今までも思っていたけど今回、強く感じた。ちなみに、この2人というのは、以前noteで紹介した財テクの会の2人である。

※財テクの会と聞くと、怪しいセミナーを開いている団体かと思われますが、まったくそうではありません(笑)。お時間があれば、これを読んでみてください。(読んでくれたらウレシイデス!)

基本、わたしは友人には恵まれているという自覚がある。大学時代からの友人たちは、HSPなんていう言葉がまだ知られていなかった頃から、わたしのことを「ガラスのハートの持ち主 」なんて言って、からかいながらもよく理解してくれていた。働きはじめてから体がポンコツになっていることも知ってくれている。

今まで、わたしは友人たちに調子が悪くて断ったことが何回もあったけど、わたしが悲しくなるような言葉や態度を取られたことは一度もない。

「ゆっくり休みね」「また次ね」

それだけで十分なのだけど、わたしは断るたびに自分に対してショックを受けるのだ。

「自己嫌悪に陥らなくていいんだよ!」

そこまで声をかけてほしいなんて思ったらおこがましい。でも、財テクの会の2人はいつもそれをくれる気がする。もう1歩踏み込んで、こっちに寄り添ってくれる言葉をくれる。

いや、言葉だけじゃない。

たとえば、3年くらい前、わたしは胃の調子がよくなればと脱小麦生活をしていた。そのことを2人は覚えていてくれていて、わたしがカナダに渡航する前のいってらっしゃい会を開催してくれたとき、わざわざ、ほぼゼリーでできたケーキを買ってきてくれた。

今までのサプライズの中で一番うれしかった。今でも鮮明にそのケーキを覚えている。

今は脱小麦生活はやめている。あれから3年は経つのに、未だに彼女らは集まるときは「和菓子かプリンなら、じんさんいけると思って」と言って、ヘルシーそうなものを用意してくれる。

彼女たちはそうやって気遣ってくれているのに、わたしはばりばり小麦を使ったマネケンのワッフルを買っていったりしている(笑)。

「この人、今まで苦労してきたのかな?だからこんな言葉がかけられたり、こんな配慮ができるのかな?」みたいに感じる人って、誰しも出会ったことがあると思う。

こっちの心をほぐしてくれる人。言葉に厚みがある人……というのか。

なんとなく、わたしは彼女たちからそれを感じている。

わたしは幸せじゃない。
こんな人生を歩むはずじゃなかった。

そう思うようなことも多いけど、こんな友人たちに出会えているわたしの人生、捨てたもんじゃないなって、毎回思わせてもらえる。

こんなことになっちゃった。
でも、だからこそ、人の温かさを敏感に感じられるようになった。

幸せって思えなくても、不幸ではない。

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