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私の「ネガティブス」は15歳で始まっていたらしい

中2のときは中2病だったと思う。こんなクソ真面目な私でも冒されていた。

そのときは自分のことが好きだった記憶がある。さて、私のネガティブスはいつから始まったのだろう。

それを知れるきっかけがあった。もう数年前になる。コロナ禍になり、断捨離がプチブームになったころ、私もリビングにある電話をおいている棚の下の引き出しを整理していた。

そしたらある手紙が出てきた。私が母に宛てた手紙。こんなものここに置いとくなよ…って思った。

この手紙は高校1年生のときの宿泊学習で書かされたもの。1日目の夜、クラスの全員が部屋に集められ「実は親御さんからみんなに手紙を書いてもらっています」と言われ、それぞれに配られた。その手紙に返事を書こう、というサプライズ的なのアクティビティの一環で書いたものだ。

手紙を読んで泣いている子もたくさんいた。私もうるっときたことを覚えている。さて私は何を書いたのか、読んでみることにした。

「生まれてきてごめんなさいと思ってる」
「こんな子どもでごめんなさい」
「迷惑たくさんかけてる」

ぇえええええっ!?(笑)
待って待って待って!!(笑)
自分のこと卑下しすぎ(笑)

思わずセルフツッコミをしてしまった。

この文章だけを読んだら、私は非行少女だったと思われるかもしれないけど、真逆です。まままま真逆です。非行に走っていなかったとしても、ここまで思うほどの迷惑をかけた記憶もまったく、ない。

何事だ…と思った。高校1年生の私、かわいそうすぎる(笑)華の15歳。うぇーい!って言ってニコニコして過ごしているだけで価値あるのに。

でも、これを読んだときにちょっとホッとした自分もいた。私の「ネガティブス」はもうこのときから始まり築かれてしまってきたんだから、簡単に変えようなんて無理だと、軽く明らめがついた。

今も自分のことはあまり好きではないけど、嫌いとは思わないようになった。あのときのようにトゲトゲ言葉を自分にはもう向けない。

まだまだネガティブスではあるけど、その手紙を読んで「やばいなこの子」笑える自分になれてるからよかった🐣

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