ハタチノコロ はじめてのアジア (8) さらばホーチミン、バンコクアゲイン

2/10 ベトナムではのんびり過ごしていたせいか、目覚めも肌の調子もサイコー!今日このホーチミンを去ると思うとなんだかすごく寂しくなってきた。オオサワさんはかわいそうにやっぱりまだ調子が悪いようで、朝食は3人でとることにした。昨日見つけた抜け道を通って裏通り(いやこっちがメインか?)に出た。さすがに朝のカフェは欧米人たちでいっぱい。カフェで朝飯!最高じゃないですか。私はベトナムコーヒーとフランスパンで軽く済ますことにした。オオサワさんにはお持ち帰りでフランスパンを持って帰ってあげよう。それにしてもカフェでお皿にパンを入れて持ってくるだけで、テイクアウトよりこんなに値が上がるものなのか・・?ちょっと損した気分w カフェでボーっと街の様子を眺めながら朝食を、といきたいけど、このカフェかどこかのホテルが主催しているツアーバスが、カフェの前にどーんと止まっている。もうすぐ出発するらしいが、さくさくっと朝食を済ませて宿に戻った。もちろんあの秘密の抜け道を通って。抜け道を通っていたら、両手にフランスパンを持った赤ちゃんが遊んでいた。床にフランスパンが着いてて、「それ食べんの?!」と思ったけど、かわいいからまあ許そうw 部屋に帰ってからは荷物整理。いろんなハプニングはあったけど、なんだか名残惜しく、寂しい気持ちにさせるこの街。次回はハノイ、フエなどにも行ってみたいな。昨夜ホテル代の心配したけど、無事にきっちり支払ってあとは空港へ。ホテルの人が知り合いのタクシーを呼んでくれる。うー、みんなええ人やー。一期一会だね。宿の人たちと写真を撮って、車に乗り込む。元気でねェーー!バイバーーイ!!

もと来た道を戻るようにして空港に向かう。この街の風景を忘れないためにも、車窓から写真を何枚も撮った。どことなく中国風の文化が混在し、また、欧米風の建築物もある。でもここはアジアなのだ。食事にもそういう名残が多くある。どこか懐かしく、日本に近いという感じが常にしていた。来て良かった。タクシードライバーは「またベトナムに来たいか?」と聞いてきたので、「ええ、今度はハノイに行ってみたい。」と答えるとちょっと嬉しそうな表情をしているように見えた。さあ、到着。空港の前でドライバー君とはさよならをした。彼は「また会いましょう」って日本語で言ってくれた。空港の従業員に空港利用税はいくらなのかを聞くと、115,000Dだと言う。私が足りない分を両替することにした。本日のレート1円=94.51VND。ということは、1ドン=0.0106円。来たときよりちょっと良くなってるみたい。ん?いや、こちらの人々にとっては悪くなってるんだっけ?いやいや、それって今の私たちにとっては損なのだよねw とりあえず3000円替えたので、283,500Dが手元に来た。これでみんなの利用税を払えばOK?!うわっ、すごい、これで私の持ってるドンはすべて消えた。ぴったりだよ?信じられん!それにしても・・この人だかりは何なのだ?誰か国民を代表するような有名人が帰国or出国するのだろうか?ベトナムでは欧米人が子供を養子にするっていう習慣が結構あるらしい。空港にもスーツを着た子供たちがいて、大きな荷物を持っていたから「あの子たちきっと養子に行くんだよ・・だから国を挙げてお祝いしてみんなで送り出すんだよ。」ホントかよww またミカミと私はこんな妄想で楽しんでしまったw 

さて、チェックインして空港税払おうとしたらまたハプニング・・。なんと空港税は130,000Dだって~?キャー、もうドン持ってないのに~!さっきのババア、嘘つきやがった!!どうすんのさ、みんな15,000D足りない・・。ドルもないし、もうやけになって「ドル持ってない!日本円しかない!」というと、日本円でいいと言ってくれた。空港税は130,000D=$10なので、払った115,000Dを引いてあとの15,000Dを日本円で払った。1000円出すと1000円=約$7なので、そこから15,000D分を引いて$6のおつりをくれた。何といい加減な・・。やっぱなー、空港もちっちゃいし、うさんくさいと思ったわ。とりあえず全員支払いOK。もうホーチミンの空港はこりごり。やっと出国手続きに移った。オオサワさんが手続きをしてる時、うしろに並んでた欧米人のおばさんが「彼女の時計いいわね。どこに売ってるの?」って私に聞いてくる。オオサワさんはアンティークって言ってたような?おばさんに言うと、「まあそうなの!」と言ってた。どうやら気に入っちゃったみたいw さあ、手続き完了して、買い物!と言っても、この空港はたいしたものを売ってないからちょっと休憩でもしようか。私はまだベトナムコーヒーが飲めることを期待してホットコーヒーを頼んだ。でも残念、フツーのコーヒーだった。おや?ミカミがなんか騒いでる・・スプライトか7upを頼んだけど、一緒に持ってきたグラスとストローに小さな虫がうじゃうじゃ・・キャー!気持ち悪い!!何これ?気持ち悪いから缶でそのまま飲んでたけど・・この空港本当に大丈夫なの?めっちゃうさんくせー。でもベトナムにはまた来たい。みんなバンコクの印象があまりよくなかったから、「バンコク行くのうざい、ヤダ!」とか言ってたけど、ちゃっかり次の日の予定とか考えちゃったりなんかして・・。とりあえず、明日の午前中は市内観光&ローズガーデンのツアーを申し込むことにした。さて、そろそろ行きますか?と店を出ると、私たちがアオザイを作ったシルク屋さんにいたノルウェー人の女性がいる!ようやく掲示板がBoardingに変わったから並んでいると、彼女が近くに来た。向こうもこっちを覚えていたみたい。一緒にいた友達は?と聞くと、友達はホーチミンからそのままどこかに行ったらしく、彼女ももうノルウェーに帰るんだって。そこでバイバイかと思ったら、結構座席が近くてまたHi!って感じでウケたw

もう昼の時間は過ぎているけど、乗ったらすぐ食事が出てきた。ベトナムとタイの間は約1時間で着いてしまうから、ちょっと食べてたらもう着陸の準備に入る。今回の機内食はごはんの上にイカとかシーフード、キノコなどが乗ってて、味はオイスターソース。わりとおいしくて、今回はすごく満足して食べれた・・と思ったら、すぐ着陸だったのと、ずっと直角なイスに座っていたことがたたり、ちょっと吐き気が・・うっっっ・・。でもがまんしなきゃ!飛行機から空港に入るまでバスのようなもので移動するんだけど、その中でもう気持ち悪さがピークに!!でも必死にこらえ、なんとか乗り切ったぞw よし、気を取り直してまたタイに入国である。ここで私はもうバーツがないので両替。本日のレートは1バーツ=2.71円くらい。こないだより少し良い。ホテルまではバスで行くことにしたけど、外が暑い!ベトナムと違って蒸し暑いんだもん。ムッとする暑さ。乗り場の係の人が親切に「次のに乗ればいい。」と教えてくれた。タイのバスは飛び乗らないとすぐドアが閉まっちゃうから大変。荷物持ってジャーーンプ!!って感じw ガシャーーンとドアが閉まった。中央駅方面へ出発。タイの市バスは先にお金を払わなければならない。おばちゃんが「สวัสดีค~」って言うけど、わかんないよーw 前の2人組のタイ人男子が「Sixteen Bahts」って教えてくれた。16バーツか、めっちゃ安!!ここから高速使わずに下道で約1時間乗るらしい。しかも道が悪いから揺れるわ跳ねるわでケツ痛いw シートからずり落ちそう。ミカミと1番後ろの席に座っていろんなことを語り合いながら時間があっという間に過ぎた。面白かった話は「小さい時どんな子だった?」っていう質問でミカミが「お兄ちゃんの靴の中にうんこしちゃうような子だった!」っていうヤツがもう爆笑ww 小さい頃から何でも自分でやってみなきゃ気が済まない子だったっていう。もうミカミ最高w ナカウラさんとオオサワさんは1番前の席に座ってウトウトして、首がグラグラしてるwかなりお疲れだ。さて、もう駅の近くに来た。さあ、降りるぞ!って前の2人と目配せして、約1時間のバスの旅を終えた。

ホテルは前チェックアウトするときに予約していったので、らくらくチェックイン。部屋割りは前と変わらず。そういえばフロントで関西人のおっさんが多分こっちにきて買ったタイ女と一緒にいて、「チェンマイ安い!バンコク高い!」とか日本語でフロントの人に言ってる。何じゃこのオヤジ。「姉ちゃんら旅行?ここ泊まってんのー?何泊するん?」うるさいw はよどっか行け!一応軽く相手して、適当に部屋に帰ろうw 部屋に戻って荷物を置くとベッドに倒れこむ。はーー、疲れた。バス乗り疲れた・・。今晩は何するんだろう?もう17時くらいだし何もできないか。とりあえずツアー会社に電話して、明日のツアー取ろう。ホテルの下の公衆電話に5バーツ入れてかけてみる。あれ?人は出るんだけどすぐピーーって音が鳴って、人がまた出てくる気配なし。おかしいな、何だこれ?もしや営業時間終わってて留守電?わけわかんないからフロントで電話してもらうことにした。そしたらちゃんと出た。フロントの人が全部タイ語で交渉してくれたけど、残念ながらローズガーデンのツアーはいっぱいでダメだった。英語のガイド付きの市内観光なら空いてるらしいので、それを予約してもらった。フロントのお兄さんにありがとう!と言うと、ニッコリ笑顔で「俺にまかせろよ!」みたいな表情。でもあの人のホクロからすんごい長い毛が伸びてたw なんか切ったらバチが当たるとかそういうのあんのかな?ww ま、とりあえず予約はできたので夕食にしよう。今夜はタイスキの予定。オオサワさんはちょっとおなかが心配だと言って、下のレストランのおかゆでいいからホテルに残ると言った。じゃあ私たちもそうしようと言うと、遠慮しないで行って来て!と言うので、3人でタイスキに行くことにした。外はもう少し暗かったけど、すごく近くなので歩いて行くことにした。ラマⅣ世通り沿いにあるらしいけど、結構薄明かりの道を通る。ひやかして声をかける少年たちもいれば、物乞いもいる。なんかちょっとコワい?やっぱやめよ、やめよ。てことで、結局ホテルのすぐ横の屋台で食べることに。豚肉か鶏肉かわかんないような肉が吊るしてあるところでにいちゃんがひたすら調理してる。日本人も結構いるから大丈夫そうだし、食べてみるか。簡単なスツールに座ってメニューを見る。安い!!1皿100円くらいなんだもん。私は喉が渇いていたので、柑橘系の飲み物を頼んだ。うめェー。氷がガンガン入ってるけどいいのか?いいんです!もう下痢しようが何しようが知ったこっちゃねーや。私は鶏肉とカシューナッツ炒め、ミカミ、ナカウラさん2人は同じものを頼んでる。チンゲン菜みたいな野菜と鶏肉と麺を炒めたもの(そう、焼きそば。麺がものすごく太かったけどパッタイかな?)。これらをみんなでつつきあって食べた。会計はというと、1人60Bくらい。安い!200円いってないよ?

ホテルに戻るとオオサワさんは眠ってて、ごはんも食べてないらしい。帰ったら部屋にお供え物みたいな果物が置いてある。何これ、ルームサービス?オオサワさんに聞くと何も言わず部屋に入ってきて置いていったって。こわいw バナナちょっと茶色の斑点がすごいし怪しいよw とりあえず冷蔵庫に入れておこう。ウェルカムドリンクをもらえるらしいので、ホテルの下のレストランに行くことにした。ところが、頼むとへんなマズいドリンクが来たw ソーダなんだけど、イチゴジャムみたいなのが混ざっててやけに甘い。イチゴソーダのタチ悪いやつって感じ。写真とエライ違うな、オイw オオサワさんはおかゆを食べるらしい。私たちはお茶かデザートを。私はバナナスプリットを頼んだ。でもアイスがあんまりおいしくない。とにかく甘い。それにミカミはジャスミンティーを頼んだのに、ミルクが別についてきて「?」状態。これ入れんの?ジャスミンティーってミルク入れるっけ??でも試しに入れてみた。うぇーー、まじーー、何だこれ?相変わらずタイはわけのわからない国。その後部屋に戻ろうとエレベーターに乗ると、日本人観光客らしき人が「日本の方ですか?」と話しかけてきた。「はい、そうですけど?」「僕ら熊本から来たんですよ、卒業旅行で。」あら、私たちと同じじゃない。年齢も近いね。ちょっと立ち話のつもりが、部屋でお話しようってことで、彼らの部屋にお邪魔することになった。こっちのベトナム話、彼らは5人で来たこと、これからまだサムイ島へ行くこと、バンコクでこれはおもしろい話、いろいろ盛り上がってもう深夜1時になっていた。「私たち明日ツアーで早起きだから・・」といってバイバイしたけど、なかなか面白くてまだ話し足り無い感じがした。彼らはアオザイが見たいといって私たちの部屋にきて、結局写真を撮ってオヤスミ~~、明日会えたら会おう!と別れた。一期一会、ここでもある。旅の醍醐味である。明日は5:30起き(汗)

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