ハタチノコロ はじめてのヨーロッパ(4)さよならデンマーク、ドキドキ初ロンドン

2/28 とうとうデンマークでのラストデイ。アマンダともお別れ。朝食のときアマンダにお礼の気持ちを伝え、メールするね!と言って駅に向かった。本当に私は友達に恵まれている。アマンダと出会わなかったらコペンハーゲンでこんな楽しい時間を過ごせなかったよ。一期一会、袖触れ合うも多生の縁、誰が考えたんだろう。素晴らしい言葉だわ。人との出会いは人の人生に大きく左右する。こんなチャンスが増えるのも1人旅の良いところ。飛行機は10:40、ロンドン・ヒースローに向かう。先に搭乗ゲートを確認。まだ出ていないし、しかも遅れるらしい。なんだよー。まだ時間に余裕があるので、残ったお金で買い物しよう。せっかく北欧に来たんだから缶詰のオイルサーディンを。それでもまだ余ってる。何買おう?ちょうどいいのが見つからないので、デンマーク産のお菓子を買うことにした。Cajolという小さなカラフルな箱に入った飴を発見。4つ買う。もう1つ缶入りの違う飴を買おうと思ったけど手にいっぱい持ちすぎて、床に缶が落ちて飴が飛び散ってしまった・・スミマセン・・と謝ってお金を払おうとしたけど会計に入ってなかった。優しい~(涙)結局飛行機は11:40発になった。機内を見ると、コペンハーゲンからロンドンに行く日本人は私だけ。乗ったらすぐに昼食が出てきた。本日のメニューはポテトサラダとサーモン、チキンとマカロニのサラダ、サムソーチーズ、Danish Spring Water。チキンとマカロニまずい・・。なんでこうデンマークは調味料の味がまずいのだろう?どうも相性が悪い。サムソーチーズはめっちゃおいしい。2時間程度のフライトで、日記を書いている間にヒースローに到着!初ロンドン。両替しなきゃ。入国審査のとき、うっかり入国カードのバースデー欄に今日の日付を書いてしまっていたことに気づき、審査官に笑われてしまったw 地球の歩き方には入国審査が厳しいので要注意と書いてあったので警戒してたのに全然カンタンだった。約1万2千円を両替し、ユースホステルを目指してTUBEに乗った。なるほど、TUBEだわww だって電車がまんまるwなんだか古いけど味があっていい!東京やNYのより断然こっちが好き。でも狭い。スーツケースを1つ通路に置いたら人が通るのが大変なくらい。こんなんでラッシュ時はどうするんだろうか?別によそ様の国の心配するこたーないけど、どうしても気になるじゃないですかw 

私が目指すYHの最寄駅はオクスフォオード サーカス。ピカデリーラインでグリーンパークで乗り換える。着いたらすぐ観光に出かけたいので1日乗車券を買うことにした。しまった!ポンドのお金の種類を確認するのを忘れていた・・。支払いにドギマギして売り場のおばさんに笑われたw zone6までの1日券でたったの3.40£、安い!どこかに遊びに行って往復したらもう元取れそう。なんか東京みたいに駅と駅の間の距離が狭いからオクスフォード サーカスまで結構近いのかと思ったけど、わりと時間かかるのね。帰国前日はアールズコートのYHに泊まるから空港に近いけど、時間は30分以上みておいたほうがよさそう。グリーンパークに着いた。乗り換え、緊張する一瞬だ。でもなんてことない、東京と一緒一緒。でもスーツケースの奴は1人もいない。やっぱ目立つw オクスフォード サーカスに着いて地上に上がる。んーー、日本で言ったらどこ?銀座??とにかくデパートや専門店が道路の両側にずらっと並んでいる。どっちに進むのが正しいのだ?とりあえずデパートの入口に入ってYHの地図を見た。ロンドンはストリートの数が無数にあるから、なんとなく頭に入っていても、地図に載っていない小さいストリートが出てくると混乱してしまう。近くまで来ているのは分かってても目的地を見逃すことはザラだ。なんかスーツケースがアスファルトでガタガタ言うのでやたらうるさい。2人の中東系の男が前方から歩いてきて、すれ違いざまに「YO! SUSHI!」と明らかに私をからかって叫んだ。なんなんだw フツーにムカつくから軽くシカトでw 早くYHにたどり着きたいよ~。悔しいけど警察の人に聞こう。そしたら簡単に教えてくれた。YHはSOHOと呼ばれる地区にあった。何だか想像していたのと少し違う。結構古い建物で周りもさほど賑やかじゃない。あまり治安は良くなさそう。ま、でも人通りはなくもないし、大丈夫か。重い鉄のドアを開けるとエレベータが現れた。こんなの初めて見た。受付は3F。スタッフはわりと感じ良さそうで安心。電話に応対しながら事務処理したり、結構忙しそうな様子。私はキーをもらうと早速荷物を置きに部屋に入った。東洋人っぽい女の子がいた。またしても東洋人。YHの人はそういう配慮してくれているのかしら?別にどっちでもいいのにw 「Hi!」と挨拶すると、「日本の方ですか?」と向こうから声をかけてきた。彼女は中国人だけど、横浜国立大学に留学中。日本語が驚くほどペラペラ。そして部屋にはもう1人日本人らしき人が滞在している様子。だってシャンプーの文字が日本語なんだものw 中国人留学生の名前はチョウさん。アマンダも中国の名前はチョウさんだった。漢字は違うけど、チョウさん多いよねw 彼女はホントに日本語がうまい。もう5年も住んでるらしい。ギャグなんかも言っちゃったりして、もともとすごく頭がいいんだろうな・・。彼女はこれからロンドン塔に行くと言っている。せっかくだから一緒に行くことにした。英会話の勉強になるからYHを選んでいるのに、これじゃ日本語会話だよw でも明日からはイヤでも英語の毎日だからまーいっか。。

ロンドン塔まで結構地下鉄に乗る。ここで役立つ1日券である。ロンドンブリッジという駅だから、セントラルラインでバンクまで行き、ノーザンラインに乗り換える。バンクで何やら異常事態発生?とにかく全員駅から出て!と言われるw 何なんだ、一体??またしても地下鉄サリン事件が頭に浮かんでしまう。ロンドンのTUBEではよくこういうことが起こるものなの?結局駅員に聞いてもちゃんと説明してくれないし、分からず仕舞いだった。チェッ。もうめんどくさいから歩くことにした。テムズ川のほとりにあるので、川を目指して歩いていれば見つかるだろう。着いてみると結構人が多い。日曜日だからかな?ロンドンブリッジにロンドンタワーと、どんどん写真を撮りまくる。残念ながら入館時間が終わっていたから塔の中には入れなかったけど、周辺は見終えたかな。今日も中国人と一緒なのだから、晩御飯はおいしい中華料理を食べに行くことにした。酸辣湯私大好き!と言うと、「ホント?じゃあ食べに行こうよ!」と今日も酸辣湯w 中華街はSOHOのちょっといかがわしいエリアを抜けたところにある。YHから歩いて10~15分くらいだった。最初入った店はすごく安かったし、酸辣湯もあったので即決めた。中に入ると結構汚くて騒がしい。「Go upstairs!」と乱暴に言われて2階に上がったw 席は合席。私は別に良かったけど、チョウさんが2人掛けのテーブルがいいといってそっちに座ろうとした。そしたら店員が「ダメだ、こっちに座れ」と言ってきた。チョウさんは結構怒ってて、「彼らは香港人だわ!」という。中国人って民族とか言語の異なる同じ中国人に対して結構対抗意識がある?大阪人が東京人をあまり好まないのと同じような・・。チョウさんは自分が標準語を話すから、広東語の人を少しバカにしているように私には思えた。それは私たち日本人には関係のないことだけど、なんだかそういう中国人の裏側を見た気がする。店員は「イヤなら出て行け!」みたいなことを言ったらしく、その言葉にチョウさんはついにブチ切れ、私たちは店を出た。なんか私はどうでもよかったのに、その雰囲気はものすごく怖かったわー、目の中が炎メラメラって感じでw 表では「チャイニーズ ブッフェーーー!!」という大きな掛け声が聞こえていた。

次に入った店はとてもサービスが良かったけど酸辣湯がさっきの店の2倍w チョウさんのオススメを頼んでもらう。酸辣湯と焼きそば、麻婆豆腐、いろんな具をレタスで包む料理(名前失念w)をオーダー。私が中国語についていろいろ質問するもんだから、チョウさんは何も頼まないのにメニューを何度も持ってきてもらっていたw 一番ウケたのは、レタスの中国語の言い方を忘れた!と言って、支配人を呼んで尋ねていたこと!それには隣の席にいたマレー系(と思われる・・広東語を喋っていた)の中国人の女の子も笑っていたwwしかもチョウさん、私に中国語で話しかけたり、店員に日本語で話しかけたり混乱していたので爆笑だった。おいしくておなかいっぱいになって満足だ~。そうそう、「便秘」を英語で何て言うかわからなくてアマンダに説明できなかったんだよね。それをチョウさんに話したら「私も!」と言っていた。こっちに来てパンばっかり食べてるからお互いそうなっちゃったのかもw デンマークの中華料理屋さんでジャスミンティーをガブガブ飲んだらお通じ良くなったから、チョウさんもいっぱい飲むといいよ!と教えてあげたw YHに帰る途中、明日の朝食を買うためにスーパーに寄った。外国のスーパーって簡易包装だからなのかわからないけど、食品の混ざったニオイが強烈で苦手。でもここのスーパーはあまりしない?ヨーグルトだけ買ってみる。やっぱり日本みたいにご丁寧にスプーンをくれる国ってヨーロッパにはあまりないのかな?環境とかにもうるさそうだしね。YHに戻ると、部屋のもう1人の住人の荷物が動いていたので、一度戻ってきたようだった。チョウさんがシャワーを浴びている間、ボーっとしてたら鍵を開ける音がして、その日本人が入ってきた。彼女は自分のことをカネゴンと呼んで!と言っていた。新宿で働くフリーターだった。コイツがまた面白いヤツなのだ。昨夜は1人でクラブに出かけていたらしい。カネゴンは明日からドイツに行くんだってー。チョウさんが戻ってきて3人で喋り始めた。明日早いのに時計を見たらもう2:00を回っている!私もシャワー浴びて寝ないと!!初対面なのにカネゴンとは恋の話なんかもしたりして、なんだか意気投合してしまった。東京に帰ったら連絡するね!と言って寝ることにした。オヤスミナサイ☆zzz

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