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noteで出逢った本を読む

noteでのひとつの楽しみが、新しい本に出逢うこと。自分では手に取らないような本だったり、まだ出会えていない本だったり。皆さんが投稿した記事を読んでいると、色んな本に出逢うことができます。その中から今回は、2冊の本をご紹介しようと思います。

■すべては一杯のコーヒーから

活力に満ち溢れた人生を送るためには、「夢」と「目標」の両方が必要だ。タリーズコーヒージャパン(株)の社長が語る、一杯のコーヒーとの出会いから始まった情熱溢れる起業物語。

しょこらさんの記事で出逢った1冊です。

物事にどのくらい熱中できるか、情熱を傾けることができるのかによって行動が変わり、その行動によって未来が変わってくる。この本を読んだとき、ことわざの「好きこそ物の上手なれ」という言葉が思い浮かびました。

先日、西野亮廣さんの配信を聴いていたときに、成功者が「運が良かっただけ」と答える理由についてお話をされていたのですが、その時に仰っていたのがこんなこと。

成功している人は、誰よりも努力をした上で「時代」や「出会い」の後押しがあったことを述べている。チャンスはそうそうやってこないが、それをものにできたから皆、口を揃えて運がよかったと言う。

この本のなかで、タリーズコーヒージャパンの社長の松田さんは「本当に人に恵まれた」なんてことを書かれています。結論だけを見れば、これもまた全て「運」で片付いてしまうのでしょうが、巡ってきた「運」の付属品として語られる「努力」の方に注目してみると、努力をしていたからこその出会いであったこと、巡ってきたチャンスを掴む行動がたくさんあることが分かります。

『努力は夢中に勝てない』

なんて言葉も聞きますが、情熱は人を繋ぎ、目標は夢へと向かわせる。そんなことを感じられた1冊でした。

■夢幻花

花を愛でながら余生を送っていた1人の老人が殺された。捜査が難攻するなか、唯一の手がかりは庭から盗まれた鉢植えの黄色い花。事件の真相と、黄色い花に隠された驚くべき秘密とは。

こちらは、なつめぐさんの記事で出逢った1冊です。

表紙に描かれたアサガオのイラストが印象的なこの本。水色やピンクが可愛らしい夏の花ですが、この本では「幻の黄色いアサガオ」を軸にストーリーが進んでいきます。

ラストに向かっていくにつれ「ああ…、あのエピソードもこの為の伏線だったのか!」と思わず唸らずにはいられないくらい、バラバラだったストーリーがひとつに繋がっていくところが爽快な作品でした。

人間ドラマの要素が強いミステリー作品であり、登場人物たちそれぞれの人生の葛藤といったものが事件と上手く絡んで描かれているところも見どころのひとつです。

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以上、今回は読んでみた本の紹介でした!

素敵なきっかけを下さった、しょこらさんとなつめぐさん。本当にありがとうございました!

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