相川英輔さんの海外での紹介作品まとめ

今年は、欧米で作品が続々と紹介されている相川英輔さん。最新のものから時系列でご紹介していきます。相川さんの作品はもちろんのこと、海外の洗練されたオンライン文芸誌もお楽しみください。(追加・訂正等ありましたら、随時更新していきます)

*20年以上の歴史を持つオンライン文芸誌「the interpreter’s house」に『Chasing a Shadow』が掲載。書肆侃侃房の「ほんのひとさじ」vol.13に掲載された掌編「イン・ザ・パーク」です。

*オンラインジャーナル「Potato Soup Journal」に『A Night at Ayutthaya』が掲載。書肆侃侃房の「ほんのひとさじ」vol.8に掲載された掌編「夜が僕らを試している」です。さらりと読める青春小説ですので、ぜひどうぞ。

*ヒューゴー賞やネビュラ賞候補作品を輩出してきたオンライン文芸誌「Strange Horizons」の別冊「samovar」に、電子書籍として発売されている短編『ハミングバード』が掲載。日本語も掲載されていますので、英日両方で楽しめます。相川さんのエッセイと合わせてどうぞ。

*ウィスコンシン大学の文芸誌「Steam Ticket」に『All That Is Night』が掲載。書肆侃侃房の「ほんのひとさじ」vol.10に掲載された掌編「夜のすべて」です。

*マイアミ大学の文芸誌「SINKING CITY」に『Bears Always Find the First Star of the Night』が掲載。書肆侃侃房の「ほんのひとさじ vol.7」に掲載された掌編「一番星を見つけるのはいつも熊」です。相川さんもお気に入りの物語だそうで、日本語版もぜひ。

*英語圏オンライン文芸誌「Queen Mob's Tea House」に『COTTON CANDY』が掲載。書肆侃侃房の「ほんのひとさじ vol.6」に掲載された掌編「わたがし」です。

*オーストラリアの100字小説アンソロジー「Japanese Fantasy Drabbles」に『Afternoon Chat』と『Their Magic』の2編が掲載。

*米ニューヨークのオンラインマガジン「Elephants Never」1月13日号に『After Retirement』が掲載。今号のテーマ「The More Things Change」で、英文100字、日本的な作品というお題で書き下ろした力士の物語です。

翻訳作業のことを考えると、掌編や短編だと、海外で紹介される可能性も高いと言えます。日本は新人や中堅作家の短編集は出しにくいと言われますが、今後、海外からの逆輸入で評価される流れもありえますね。相川さんも、相川さんに続く作家も期待したいです。

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