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21歳のヨーロッパひとり旅2_(1989年の夏 45日間)

●親切なパリの人たち
(1989.7.13)
 朝6時に着き、すぐ4人で道に迷い、さまよい歩いた挙句、結局タクシーでホテルに行った。
 チェックインにはまだ早かったので、荷物を預けてみんなと別れ、とりあえずシャンゼリゼ通りを目指す。
 途中道を尋ねたおばあさんは、メトロまで連れて行ってくれ、メトロでは路線地図を訳が分からず呆然と見ていたら、30代後半くらいのパリジャンがどうしたのと聞いてくれ「シャンゼリゼに行きたいんです」と答えると、自分もこれからそこに行くから一緒に行こうと連れて行ってくれた。

 シャンゼリゼはさすが人通りが多かった。偶然にもフリーツアーのメンバーM君と出会い、一緒に通りのカフェで日替わり定食をとる。
 その後、二人でオランジュリー美術館(モネの睡蓮の部屋はほっとするものがあった)に行ったり、バトームッシュー(観覧船)に乗ったりした。

 夜はモンパルナスでクレープ料理を食べた後、59階建てのビルに上り、薄暗くなった(夜10時30分頃)パリの美しい街の灯を見物。風が強く少し肌寒かった。
(続く)

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