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朝,時間を持てるようになるまでの試行錯誤

朝型ですか?夜型ですか?

私は,元々バリバリの夜型でした。
そもそも赤ちゃんの頃から寝つきが悪かったらしく,でも一回寝ると死んだように寝続ける。あまりにも起きないので生きているか心配になって,呼吸を確認していたとか。
中学生になったあたりから夜更かしに目覚めます。あるある。
まだネットがない時代だったので,テレビやらラジオやらで家族が寝静まった一人だけの時間を楽しむ。寝るのは日付が変わった1時,2時。
当たり前だけど朝起きられない。母に毎朝怒鳴られてギリギリに起床。
通学電車で爆睡。朝食よりおしゃれより,一分でも多く寝たい。
そんな生活が当たり前だったので,家族には「あっぷる=朝起きない。いつまでも寝ている。」という図式が強く定着。帰省した時にふつうに(7時とか)起きていくと,「早い!」とびっくりされます。
そんな私ですが,最近では少なくとも1時間,自分のための時間を持つことが習慣化してきました。今回は,その経過について少し振り返ってみようと思います。

どんな朝時間にたどり着いたのか?

平均的には以下のような感じです。
5:00-5:30のどこか 起床
5:30-5:40       軽めのヨガ
5:40-6:00                  筋トレ,HIITなどの割と強めのワークアウト
6:00-6:30     書き物(仕事関係の論文にトライ中)
6:30-7:00                  お弁当詰めてから朝食
7:00-7:45                   メイク,着替え,その他もろもろ
7:50                           会社に向けて出発
         通勤電車の中ではオーディブルで英語の勉強

欲を言えば,書き物のために1時間取りたいところなのですが,その日一日を有意義に過ごすために必要なこと,すなわち,体を動かすことと,何か自分の考えを残すことは入れ込めているので,まぁこんなところでしょう。

朝の時間を持とうと思ったきっかけ

ちょうど一年半前,仕事に面白みを感じなくなったことをきっかけに,人生を有意義に,時間をもっと自分のために使うにはどうしたらいいだろうと考え始めました。
夜に何かしようと思っても,予定外に残業が必要になれば時間が取れないし,純粋的に体力的にもきついので,苦手だけど朝しかないと思いました。

今に至るまでの試行錯誤の数々

①出かける直前の時間に何かしようとする。
→「まだ時間あるし…」と何となく身支度・朝食を急がなくなる。結局いつもの時間まで準備に時間がかかる。
失敗

②自宅の椅子の座り心地が悪いので,カーペットに座って作業しようとする。
→かえって疲れるのでやる気なくなる。
失敗

③とりあえず家をでてしまって,職場近くのカフェで作業しようとする。
→朝の時間のためにPCを持参するのがだるい。カフェの席確保がうまくいかない。ドアの開閉でカフェの中が寒い。単純に一杯500円弱毎日支払うことへの心理的な負担。カフェラテの飲みすぎで太る。
失敗

④朝ワークアウトするのはきついな…と思って夜ジムに行く。
→ジムを終えて帰宅するのが夜10時。寝るのが午前0時回る。
→朝起きられなくなる。
失敗

⑤せめて通勤電車の時間だけでも何かしようとする。
→夜にジムでがっつり筋トレ+寝不足なので,瞼が重い。眠い。
失敗
…ざっとこんな感じでした。

自分なりにうまくいくようになったなぁと思う理由

試行錯誤の中での数々の失敗に対して,これはワークしたな,無理のない方向にもっていけたなと思うトライはこんな↓でした。

まずは夜早く寝ることから始める
「今日も何もできなかった気がする…せめて夜何かしなきゃ…」という焦り。浮かんできますよね。
夜型人間って,夜だとなんかわくわくするんですよね。あー夜最高終わりたくない。朝なんてこなくて大丈夫!そう思う気持ち,すごくあります。
でも寝るのです。寝る時間を決めてしまうのです。帰宅後は猛ダッシュで必要最低限やるべきことをして,夜10時から11時の間にはベッドに入るようにしています。寝る前に少しヨガをしたりもします。

②時間のかかるジム通い→家でできる短時間の筋トレに切り替える。
2年前くらいから,週に3~4回ジムに行き,しっかり筋トレする習慣がありました。これはね,けっこうよい習慣でもあったと思うのです。食生活をあまり変えていなかったから減量はしなかったけど,確実に筋量は増えていました。
でも,どんなに近いジムでも,着替えて,ジム行って,10分だけ帰るっていうのもなんかもったいない気がしてきて結局トータル1時間以上ジム滞在して,帰ってっていうのを全部足すと相当時間かかるんですよね。それが週に4回だとだいぶ忙しい。
そこで思い切ってジム通いをやめて,コロナ禍で大流行していた家トレに切り替えることにしました。その代わり短い時間で追い込めるHIITを取り入れたり,頻度をさらに増やして週5~6回にしたり。夜早く寝るためにやるのは朝。
朝体を動かすことによって,頭も冴えるようになって,筋トレ→集中して作業っていう流れが作りやすくなりました。

③光目覚まし時計を使ってみる。
季節が冬になって,日の光の力を借りて起きることが難しくなったので,試しに購入。4000円くらいの商品だったので,ダメ元で買ってみたらすごくよかった!音だけで起こされるよりも,自然に脳が起きる感じです。
生理反応とリズムを合わせるって大事だなって実感しました。

④ちょっといい椅子とスタンディングデスクで作業環境を整える。
コロナの影響で在宅勤務が始まったのもあり,自宅の環境を整えることにしました。作業環境が作業する気持ちを萎えさせるのって,やっぱり家だと障害になりがちですよね。職場だと周りの環境があるから,強制的に否が応でも労働することになりますが,家だとどうしても我慢できないわけです。
これまでの自分は気合と根性でまずどうにかしよう発想が強かったのですが,少量のお金で解決できるのであれば,解決を試みることにしました。

作業は集中して30分と決める。
30分なんて短い…何もできない…と以前の私は思っていました。そして結局何もやらなくなるのです。とはいえ,逆に2時間3時間あればあっただけ,結局だらけてしまうのです。そこでとにかく集中して30分やってみようとマインドを変えてみました。
そうすると意外と30分でも進められることはある,と徐々に実感してきました。
そして,「朝,仕事の前に30分集中できた自分って素晴らしい。」とシンプルに自分を誉めることができる状態で出勤し,始業できる。これは非常に効果が大きく,日中の仕事のパフォーマンスによい影響を与えました。
すでに出かける前に,短い時間でも最低限自分がしたかったことができているので,気持ちの上で余裕を持って始業を迎え,朝一からエンジンかけて仕事に取り組めるのです。そうするとパフォーマンスが上がる,早く仕事が片付く,残業せずに帰れる。
朝の作業時間だけじゃなくて,その後にも副次的な効果が出てくるってすごくいいですよね。

まとめ

そんな感じで1年半くらいの試行錯誤をたどって今の朝時間に至りました。
繰り返しになりますが,やっぱりもっと作業時間が取れたらなぁと思ったり,筋トレだけじゃなくて有酸素運動もする時間もほしいなぁと思ったり,まだまだ満足できていない気持ちは多々あるのですが,とはいえ1年半前よりはだいぶ改善できた感があります。
この1年半を振り返って思うのは,結局少しずつ何かを工夫してトライしてみる,自分に合っていないな,ずっと続けるのは無理だなと思ったら,自分を責めずにやめる,違うもっといい方法を探すっていう,ただその繰り返しなんだなぁとということです。
うまくいかなくても自分を責めないで。方法があっていないだけだから。
私もまだまだ楽しみながらより良い方法を探求していきたいと思います。

ではでは,また!

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