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高校受験に失敗した凡人がなぜ医学部に入れたのか

 タイトルにある通り私は高校受験に失敗し、第一志望ではない高校に入学しました。中学時代は勉強していなかったわけではなく、塾に通って真面目に勉強していました。それでも高校受験に失敗したのにはいくつか理由がありました。

 今振り返るとあの時の自分は勉強をただ作業のようにこなしており、質よりも量という感じでした。勉強の際、「なぜ?」と問いかけることをせず、理屈をガン無視していたため基礎的な問題を解くことはできても、深く理解していないために少し捻られた問題が出されると解けませんでした。

 そこで、高校入学後はある問題に対して、なぜそのようなアプローチをするのか、どのような理屈でそのような答えが導かれるのかという論理性に重点をおき、理解できない点があれば徹底的に調べ上げたり、誰かに聞いたりして理解できるように努めていました。このような小さなことの積み重ねが大学受験における強みにつながったのではないかと思います。

 暗記することをできるだけしたくないという考え方は理系にとって重要な考え方だと思います。どうしても暗記しなくてはいけないこと(名称など)はありますが、勉強では理屈を理解することで暗記量を減らすことができます。私は高校生になってこのことが分かり、そこからは理屈を大切にするようになりました。

 私は塾に通わず、参考書で独学で勉強していましたが、もし塾で集団授業を受けたら自分がなぜだろうと考えているうちにどんどん進んでしまうのではないかなと思います。そして授業についていくことができないから考えることをやめるという思考になってしまいます。高校受験に失敗した理由はここにあると私は考えています。

 私は高校受験に失敗したことで大学受験に成功するためのヒントを得ることができました。高校受験に失敗した当時の自分は絶望で溢れていたと思います。ただ、今思えば、人生に必要な絶望だったのかなと思います。

 これからの人生において辛いこと、悲しいことはたくさんあると思います。ただ、そのことを人生という長期的な目線で見ると良いことに変わることはたくさんあると思うのでこれからの人生、いっときの感情に押しつぶされずに頑張っていこうと思います。

 以上、昔のことを思い出した医大生の稚拙な文章でした。

 

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