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広告代理店での限界OLを辞めたメリット

新卒から5年勤めた広告代理店を辞めて、ヨーロッパで日本語教師をして思っていることをつらつらと。ここ最近、授業に追われる日々でしたので、初心に立ち帰ろうと思い、書いています。

※カバー写真はドイツ・ハイデルベルグの夕景です🇩🇪


①「出勤」という概念が完全に消えた

完全在宅・オンラインで働いているので、月曜〜金曜までの出勤がありません。代理店時代もコロナをきっかけに完全在宅に切り替わったので、フィジカルな出勤は3年ほどしか経験していませんが、朝起きて上司に連絡して、定例会に参加して、という人間関係構築のためのルーティンがなくなりました。
今ではその分、生徒さんとのレッスンを入れることで「意味があるかどうかわからない時間」が無くなり、きちんと働いた分だけお金をもらうようになりました。

②いてもいなくて変わらないような仕事が無くなった

若手って、とりあえず参加させられるMTGがかなり多いと思うんです。
「アイデア出して」とか、「勉強になるから参加しな」とか。
そういうのはありがたいんですが、「情報共有のため」とか、「温度感をわかっておいてほしい」と言った趣旨でのMTG参加は結構苦痛でした。テキストでええやん。電話でええやん。案件ですね。

4、5年目でそれなりに忙しくなってきて、「この会議、自分いる必要ある?」って思った時に感じるストレスって結構大きいと思うんです。自分の存在意義を求めちゃうタイプなので、、笑

今は、すべての授業は1on1で、私がいないと始まりません。
その分、レッスンごとの疲労も大きいですが、充実感は比じゃないです。
会社員として「いるだけでお金がもらえる」のもいいんですが、長期的にみた時の「自分何やってたんだっけ?」という空っぽ感を想像した時の方が恐ろしいんじゃないかな、と思ったりします。

③「人事評価」が無くなった。

定期的に訪れる人事評価が無くなりました。会社の目標を個人に落とし込むのって、創業メンバーと距離の近いスタートアップならまだしも、大企業になればなるほど難しくなると思うんですよね。利益のためには必要なことですが、あまり重要性を理解できてないそれを自分ごと化して、やってますよって自己主張して、っていうのがどうも自分には難しかったです。特に嘘をつくのが苦手なので、余計に辛かったんです。

ただ、フリーランスとなった今は、直接的に生徒さんからの「レビュー」を受けます。良い先生や授業には星5がつけられますが、たった一つの星1で、今までの努力に傷がついてしまうこともあります。私的には、こっちの方が会社の評価より全然怖いです。でも、その分やる気が出ちゃいます。ドMですね。

④人間関係で悩むことがなくなった

もともと対人トラブルは少ない方ですが、ことあるごとに強く当たってくる担当者がいたことは覚えています。また、無茶なオーダーをしてくるクライアントを切り離さずに、内勤を振り回す営業もいましたね。そんな方々とも、もう仕事はしなくていいんです。私のスキルを必要としてくれる生徒さんに、私のできることを提供する、そしてその対価をいただく。仕事って、お金を稼ぐためにします。フリーになって、仕事とは、スキルと対価の交換だと強く思うようになりました。お金を稼ぐために、スキル向上以外のことに余計な労力を使いたくありません。気を遣うA社との飲み会よりも、Aさんの顔を思い浮かべながら助詞のワークシート作っていたいです。

一応、デメリットも。

ただ、いいことばかりではありません。
仕事後に飲みに行ったりするのが好きだったので、同僚がいなくなって、全くできなくなっちゃったのは残念です。おかげで、交際費の出費はほぼゼロになりましたが。あと、ボーナスはありがたかったな。笑

やっぱり、言語化、大事ですね。思考がだいぶ整理されました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!




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