しあわせ体験について
しあわせは感じるものですが、人生で何回もあるわけではないようです。
予期しない形で、しあわせにさせられてしまうもののようです。
だから、人為的には作れないのです。
喜びや楽しさとは違い、「しあわせだ。」と思うのです。
暑い夏に冷たいビールを飲んだとしても、しあわせだとは感じないのです。
いい音楽を聴いても、運動をしてランニングハイになってもです。
頭の中のイメージが現実の陽気と景色と一体となった瞬間、感じるかも知れません。
たとえば、春宵一刻値千金の夜に、これは、なんだ!しあわせだ!と思わされるのです。
外界の環境である温度と景色がそう感じさせるようです。
まるで、「地上天国」にいるように感じることです。
なんだ、これ?天国みたいだ!と感じるのです。
だから、個人差があるようです。
つらい、つらい恋をして、その人と会わなかった方が良かったと思った瞬間、しあわせに感じるのです。
これは、瞬間的な「忘却」が人を一瞬だけ、しあわせにするのです。
次のような恋だったら、しあわせかも知れません。
たとえば、春だったら「シャトー、シャトー、花が咲く。わたしは、あなたの腕の中。ウグイス鳴く夜、月がきれいね」
夏だったら、「シャトー、シャトー、白い雲。あなたと泳ぐ青い海。二人で見る夕日。とても、すてきね」
秋だったら、「シャトー、シャトー、雨が降る。あなたと歩く恋の街。パリで過ごす夜、とてもすてきね」
冬だったら、「シャトー、シャトー、雪が降る。わたしのからだは凍えそう。こころを温めて、あなたの胸で」
これを、組み合わせて、花の香りが漂う場所で、ウグイスが鳴く、春宵一刻値千金の夜に、好きな人の腕の中にいて、一緒にきれいな月を見て、月がきれいねと言ってみる。
どうです?人為的に作るのは不可能ですね。
地上天国感。これが、しあわせ体験なのです。
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