見出し画像

【比較・分析】色々な小説投稿サイトを利用した個人的な所見

 こんにちは。蜂賀三月です。2021年10月で、物書きとして活動をはじめて1年になりました。ここまで活動を続けてこられたのも、いつも応援してくださる皆様がいるからこそです。本当にありがとうございます。今回は1年間創作活動を続けられた感謝を込めて、小説投稿サイトについて書いていきたいと思います。

普段は公募を中心に様々な小説投稿サイトを利用している私ですが、私が使った感想を書くことで「小説を書きたい・読みたい」という人の役に少しでも立つことができれば幸いです。

画像1

はじめに

 小説投稿サイトの使用感は、書き手や読み手の属性によって大きく変わります。つまり結論から話すと、すべての人におすすめできる小説投稿サイトはありません。前提として、私の属性を書いておきます。

・書くのも読むのもする。
・ショートショート、掌編小説、短編小説が好き。
・どちらかと言えば一般文芸寄り。
・基本的に執筆報告のみで、重複する宣伝をしない。
・Twitterでの相互RTも原則しない。
・コンテストありきで小説を書くことがほとんど。

 宣伝に関してどうも自分は苦手らしく、広報活動で疲れてしまうのを避けるために控えています。RTも自分が読んだ作品をSNSで書くことはありますが、自分がちゃんと読み込み、人に勧めたいと思った作品しかしないと決めています。(他の方の宣伝行為を貶す意図等はないので悪しからず)つまり、投稿したらそれで終わりみたいなスタイルです。

 前置きが長くなりましたが、小説投稿サイトの感想を書きたいと思います。かなり長くなっているので、目次を適宜ご使用ください。
あくまでも私個人の独断と偏見です。良いと思った点は《Good》気になる点は《ぴえん》とさせていただきました🥺

名称未設定のデザイン (24)

▶カクヨム

≪Good≫
・KADOKAWAが運営している
・ユーザーが多い
・規模の大きいコンテストがある
・広告によるカクヨムロイヤリティプログラムなるものがあり、PVを稼ぐことで収益を得ることができる

≪ぴえん≫
・ユーザーが多くても読まれにくい
・コンテストの読者選考がキツイ

 書籍化、コミック原作等、出版社からの直接の声かけも期待できる小説投稿サイト。ファンタジーやラブコメがよく読まれているんじゃないでしょうか。ユーザーが多いからといって、投稿したらたくさん読まれるという訳ではありません。書き手も多いので秒で埋もれます。


 私が一年前に投稿した作品は現在PV30です。読んでもらうためには、毎日の更新やSNSでの宣伝、自主企画の参加、読み合い等、たくさんの工夫が必要だと思いました。コンテストによっては読者選考もあるため、嫌でもランキングを意識せざるを得なくなる。努力を継続できる人でないと難しそうで、自分的にはハードル高め。ロイヤルティもまずPVがないので参加すらしていない()
 ただ、ランキングが上がることで多数のユーザーだけでなく、出版社の人からも読んでもらえる機会が必ずあるサイトだと思います。ライトノベル・人気ジャンルで書籍化を目指す人にはオススメしたいです。


▶ステキブンゲイ

≪Good≫
・一般文芸に特化しているためか、ランキングが人気ジャンルで埋め尽くされない
・運営側とユーザーの距離が近く、ユーザーの声に耳を傾けているのがわかる(ユーザーの意見を参考にアップデートしている)
・YouTubeチャンネルで中村航先生を筆頭に、創作に役立つ話をたくさん聞くことができる。ステキアカデミーなる小説講座も展開している(有料)
・ユーザーのレベルが高い。クオリティの高い作品が多く、面白い作品がたくさん眠っている

≪ぴえん≫
・利用しているのがほぼ書き手。読み専が少ない
・ランキング上位でもそんなに読まれない

 正直、書き手ではなく、読み手として楽しめるサイトだと思っています。「こんなに面白い小説があるのに、全然読まれてないし、なんならコメントもないんですが!?」と読者として焦ることも度々あります。
 書き手としては反応がないことで利用をやめる人も多い部分はあるんじゃないでしょうか。ランキングで上位に入っても、そこまでPVは上がらないと思われます。現在私が置いている作品で250PVのものがありますが、その作品でも一時期ランキング7位とかに入っていました。(もしかしたら自分の作品だけ読まれていないという可能性もあるんですがw)


 おそらく、ステキブンゲイのユーザーは書く方に重きを置いている方が多いのでは。骨太な小説が多いので、読みたい人に集まってほしいサイトですね。


▶NOVEL DAYS

≪Good≫
・講談社が運営している!
・書き手も読み手もいる
・イイネ、お気に入り登録をしても相手にバレない
・コンテストの選考にランキングやポイントは関係ないと運営が明言している。(下記リンク参照)
・縦書きだってできる! 広告もないんだよ!

≪ぴえん≫
・コンテストの開催にムラがある
・表紙画像を自由に設定できるせいか、時々不快に感じるものや著作権を無視したような表紙がある

 個人的にはめちゃくちゃ好きなサイトです。雰囲気は「あれ…ここのサイト盛り上がっていない…?」という風に見えるのですが、PVや感想、イイネなどの反応がしっかりある印象です。


 自分が小説投稿サイトを利用していて気にしちゃうのが「自分が応援をしたい作品があり、アクションをした時に相手の作者さんがお礼にこちらの作品を読んでくれる」ことです。いや、マジでありがたいんですが本当に申し訳ない気持ちになることがあるんです。でも、ノベルデイズはイイネしてもお気に入り登録してもバレません。感想はさすがにわかりますがw
 自分(作者)や作品がお気に入り登録された場合の通知はきます。してくれた方が誰かはわかりませんが、その通知が来た時はめちゃくちゃ幸せな気分になりますw

 自分みたいなコミュ障にはかなり心地良いです。影からそっと応援できるありがたさがある。黙々と小説を置くとしても、いい場所です。
 コンテストも開催されることが多く、楽しく小説が執筆できます。
 残念なのは毎月開催されていたのに、アナウンスもなく急にそのシリーズのコンテストがなくなったりすること。(2000字文学賞もいつの間にか消えてました)
 でも、ノベルデイズさんは広告も置いてないし、自社でコンテストをするのもお金かかるしね……と勝手に心配して勝手に納得しています。
 コンテストの選考はランキングやイイネが関係ないことを明言されています。

 結果発表を見る限り、これは事実です。そこも信頼できるし、安心して利用できるポイントですね。蜂賀のスタイルにかなり合っているので、私と似ているタイプの人にはオススメです。


▶monogatary.com

≪Good≫
・Sony Music Entertainmentが運営
・メディアミックスのチャンスが多い
・楽曲化、ドラマ化、書籍化、ボイスドラマ化等、多岐にわたるコンテスト。しかも開催スパンが早い
・毎週更新されるスタッフのオススメ欄

≪ぴえん≫
・ランキングの意味はほぼない
・定期的に荒れている(主にランキング関連のことで)
・受賞作を除いて過去作品が読まれる機会は少ない
・ルビが振れない

 かなり投稿させてもらっているサイトです。厳密にいえば小説投稿サイトではないみたいですが……。「みんなで遊べるストーリーエンターテイメントプラットフォーム」って形になります?(よくわかっていない)

 YOASOBIの大ヒットもあり、利用ユーザーの年齢が幅広いイメージがあります。小学生も利用していますし。(そしてすごいしっかり小説書いてるのよ)ある意味ほかの投稿サイトでは読めない物語と出会える機会も多いのではないでしょうか。ユーザー同士も仲良い感じで、私自身もmonogataryに投稿することで創作仲間が増えました。小説を書きたいけど交流もたくさんしたい!って人にオススメです。それと、自分の物語を様々な形に発展・展開させてほしい人には強くオススメできます。コンテストに出していない作品も急に朗読作品として選出されたり、サプライズな報告もありますね。

 コンテストに関してですが、個人的には「何気ない日常を、洗練された文章で描写する」というものよりは「印象に残る結末や突飛なアイディア」が受賞しやすい傾向にあると思っています。文章力ももちろんですが、それよりはアイディアに重きを置いた方がいいと感じました。私は受賞したこと、ありませんけどw
 
ちなみにこちらも、コンテストにリアクションの数やランキングは考慮されないものと思っていいと思います。黙々と投稿していくこともできますが、読まれたいと思う人にはなかなか厳しいかもしれません。日々のお題というものがあって、投稿作品はどんどんと埋もれてしまいますので。ランキング関連をもうちょいなんとかした方がいいのじゃないかって本当に思う。おそらく時間的なアクセス数で決まっているのだけれど、ランキングはYOASOBIで埋まり、しかも自作自演も可能になっている。長期間使っているユーザーはほぼ誰も参考にしていないランキングだと思います。スタッフのオススメをトップページに表示している方がいいのでは。YOASOBIや受賞作品のタブは別で作り、一番最初に表示されるのは今週のオススメみたいな。

ちなみに自分はめっちゃYOASOBI好きですし、原作もチェックしています。

▶小説家になろう

https://syosetu.com/

≪Good≫
・小説投稿サイトと言えば「小説家になろう」と言っても過言ではない
・「なろう系」というジャンルが確立・認知されているほどなのでその影響力は明らか
・読み手が多い。PVが多い

≪ぴえん≫
・ランキング上位を目指すならば、戦略を立てないといけない
・古くからある小説サイトのせいか、個人的には使いにくい
・気軽に投稿できる雰囲気を感じない
・PVと比べて感想などは極端に少ない

 言わずと知れた小説投稿サイト。ファンタジーや恋愛が強く、ライトノベル色が強い。カクヨムと一緒で、人気ジャンルで書くことができて、継続した更新ができる、宣伝の努力も大丈夫みたいな人にはオススメです。ランキング上位になれば書籍化も狙えます。はっきり言って簡単ではないと思いますが。「人気ジャンルを書けばいいだけ」みたいな意見を見ることもありますが、そんなやさしい世界ではないと思います。

 戦略を立て、更新する時間を考え、努力をし、様々なアプローチをしたうえで、運も絡むようなものです。

 上記のリンクは創作仲間のhisaさんの分析記事です。実際様々な方法を試し、読者を獲得されています。
何が言いたいかと言うと、継続した努力が必要で、気軽に投稿はできないような雰囲気なのです。
ものは試しと実は全9話の異世界転生系を投稿していたことがありました。 結果、PVは8,802。ユニークユーザーは2,526人と、他の投稿サイトよりかなり多い数字になっています。だけど、サイト内での感想はゼロです。PVがあっても、個人的にはそっちの方が悲しいです()

 小説家になろうのPVに慣れている場合は、他の投稿サイトを使うとびっくりするかもしれません。読み専も多いですが、読まれることと反応があることはまた別だと思います。人気ジャンルを書くこと、自分がそのブームを起こすような気持ちでめげずに書いていける人にオススメです。


▶エブリスタ

≪Good≫
・定期的に開催されるコンテストが熱い!
・投稿されている小説もジャンルが様々で読むのも楽しい
・長編書きにも短編書きにも使い心地が良い

≪ぴえん≫
・スターの投げ合いがしんどい
・営業コメントみたいのが時々くる
・パソコンとスマホで共通のインターフェース。メリットではあるかもしれないが、個人的には読みにくい(特にパソコンからは)

 エブリスタといえば三行から応募できる超妄想コンテスト!公募に迷った時でもいつもエブリスタはコンテストを開催してくれているという謎の安心感がありますw
 常に3つくらいはコンテストがあるんじゃないでしょうか? 書き手のモチベーションをうまく維持してくれてるな、と思います。入賞した場合は賞金だけでなく「5分シリーズ」で書籍収録されることもあり、夢があるコンテストです。入賞確率は厳しく、3%くらいらしいですが。
 コンテストの結果を統計されているすごい方もいて、参考になるので紹介させていただきますね。

 どうせ書くなら、コンテストに応募したい!と考える方にはうってつけの投稿サイトです。昔は恋愛の作品が多いイメージでしたが、最近はそんなことないのかな?恋愛だけじゃなくホラーやサスペンス作品も面白いものがそろっています。

 ぴえんポイントは個人的な気持ちですがスター(毎日送れるイイネみたいなもの)の投げ合いです。お互いに読んでいる場合、作品を応援したい場合はスターもわかるのです。だけど、特に読んだ感じでもない方からスターが毎日届き、こちらもお返ししないと…読まないと…みたいになってそれがしんどいです。お互い読んでないのに毎日スターを投げ合う感じは、あんまり好きじゃない。それと、これはエブリスタに限ったことではないかもしれませんが、露骨な営業感想みたいなものもあります。
素敵な小説ですね♡私の小説も、ぜひ見に来てくださいウフンッ」みたいな。

絶対読んでないしこれ営業だろ!w

 別にスターを返す義務もなにもないのですが、なんだか気にしちゃうところです。交流になるし、楽しくスター機能を利用している人もたくさんいますので悪しからず。スターくれた人の小説読んでみたら、めっちゃ面白い作品だったこともありますw

▶野いちご

≪Good≫
・スターツ出版が運営
・野いちごの姉妹サイトも同時投稿可能(Berry's Cafe)
・運営さんの対応が神

≪ぴえん≫
・恋愛ジャンル一強感がある
・ユーザーは若い年齢層中心?と思っていたけど、よくわからない
・コンテストが少ない

  意外と知られていないと思いますが、野いちごに小説を投稿すると姉妹サイトのBerry's Cafeでも同時投稿できたりします。簡単に説明すると、「野いちごは全年齢対象の作品」「Berry's Cafeは18歳以上の方も対象としている作品」になります。全年齢対象であるなら、どちらにも投稿していい感じです。

 スターツ出版が運営していることもあり、長編の大きいコンテストもあるし、書籍化に向けての対応もスムーズだと思います。ただ、小さいコンテストの開催は少ないので、なかなか投稿する機会がないという側面もあります。利用ユーザーも決して多くはないかもしれません。
 一度コンテストで佳作に選出していただいたのですが、その時に運営さんとメールでやり取りしたんです。めっちゃ対応が丁寧で、ユーザー(自分ね)の質問に親切に、わかりやすく答えてくれました。

 ただ、どうしても恋愛色が強すぎる。そこが野いちごの強みであり、入りにくさでもある。ユーザーは中高生がほとんどだと思っていたのですが、自分の作家ページで確認すると読者の年齢層むしろ高かったんですよね。(もしかしたら適当に年齢を入力している可能性もあるけどw)なので、ちょっとわからない部分が多いです。後述する魔法のⅰランドのように、独自で発展してきた設定もあります。「暴走族にいる姫」的なやつです。これは魔法のⅰランドと野いちご共通の現象かも。

 暴走族ジャンルはかなり人気っぽい。なろうでもそうですが、お約束の設定、暗黙の了解みたいなものがあります。知らない人のために説明をしておくと、暴走族・不良ジャンルでよくある設定で「暴走族のチームのなかには姫と呼ばれる人物がいる」というものです。実際の珍走団にはそんなものはいませんよね。たぶん。なろう系と呼ばれるファンタジーで「ステータスオープン」で色々とわかる共通設定があるようなものです。初見ではびっくりするかも。
 中高生に向けた恋愛小説を得意とする人にオススメのサイトです。

▶魔法のⅰランド

≪Good≫
・KADOKAWAが運営
・コンテストが豊富
・小説の背景色・文字色の変更などができる
・シーン等、独自の機能も
・運営さんが作品を積極的に紹介してくれている

≪ぴえん≫
・特定の人気ジャンルが強い(恋愛・不良)
・マイナージャンルは読まれない可能性も
・ユーザーは女性中心なので、投稿作品は選ぶことになる

 こちらも言わずと知れた小説投稿サイトですね。自分、高校の時は魔法のⅰランドでホームページ作ってました。上のリンクカードにも書いてありますが、女子のための小説投稿サイトと運営様がはっきり書いています。必然的に主人公は女性の方が受けはいいでしょう。ドロドロの恋愛や少しアダルトな作品が好まれるっぽいです。また、エモいのも人気あるイメージです。
コンテストはかなり好印象で、コミック原作大賞なんて応募の敷居も低く設定してあり、応募する価値が大いにあります。コンテストに出した作品もそれなりにPVがありました。

▶note

≪Good≫
・とにかく書きやすい。使いやすい
・小説に力を入れてきている
・コンテストも豊富
・ヘッダーも作りやすい
・noteユーザーは色々な人がいて、小説書き以外とも繋がれる

≪ぴえん≫
・長編小説が読みにくい(工夫が必要)
・ビジネスアカウントが多く、ハッシュタグが機能していないことも
・FFがわかりづらい
・ユーザーのミュート機能が欲しい

 厳密にいえば小説投稿サイトではありません。というか、今書いているこれがnoteではあるのですがw

とにかく書きやすいです。カイゼンも早いスパンでされ、最近ではルビまで振れるようになりました。

 フォントの変更も対応していたり変わってきています。(個人的にはこれは読みにくいけど)URLを貼ると簡単にリンクカードができるのもいいですね。

 小説だけでなく、短編小説のコンテストをはじめ、エッセイや色々な企画があって書く機会を多く持てます。note運営さんが「おすすめ記事」として紹介してくれたらスキとかもすごい数がつくイメージで、影響力は高いと思います。気楽に、色々書きたい人にオススメです。また、マガジンで自分の記事をまとめたりできるので、工夫次第で色々なことができます。

 短編小説はいいのですが、長編小説は書く方も読む方も少し読みにくさは感じます。マガジンでまとめたり、連載記事に次の話のリンクを入れたりしないと読みにくいですし、ひと手間かかります。

 でも、小説書き、読み手以外にも自分の作品を読んでもらう機会が多くあるのはnoteの強みだと思います。様々なジャンルの人の目にふと止まり、コメントをいただけたりします。色々な可能性や出会いを秘めた場所です。

▶ノベルアップ+

≪Good≫
・いい意味で他の小説投稿サイトと区別化できている
・アバター、スタンプが可愛いし使いやすい
・珍しいコンテストや企画もある
・看板娘の「のべらちゃん」がかわいい

≪ぴえん≫
・挿絵画像の設定が手間だしわかりにくい
・あからさまな宣伝スタンプの人もいるから気を使う
・のべらちゃんのツイートを見てると、ブラックな会社なのかと心配してしまう

 比較的新しめの小説投稿サイトらしいですが、ユーザーが多いイメージです。アバターやレベル、ジョブ等ゲームを彷彿とさせる要素がマイページにあります。はじめは逆にこれが使いにくそうだなーとか思っていたんですが、慣れたら可愛いアイコンほしいなとか思い始めました。

モモンガのアイコンにしたくて、コンテストにも参加しましたからw

ファンタジー強めのサイトなのかな?ってイメージはあるんですが、公式の企画はかなり色々なジャンルをやってるんですよね。もちろん異世界・ファンタジーが多いですがどうぶつ文芸フェア・BLのコンテスト・コンテスト作品の楽曲化もやっています。これからに期待できるサイトではないでしょうか。
 難点は、上にも書きましたが画像の設定が手間です。別につけなくてもいいのですが、挿絵画像管理ページに画像をアップロードして、その画像を選択するのが面倒です。

 また、スタンプ機能が交流しやすいので助かるのですがこれもエブリスタと同じで、読まずにスタンプ爆撃をして「自分の読め」オーラを全開で出してくるユーザーさんもなかにはいます。私にはこの部分は合いませんでした。お互い作品も読んでいないのに「応援しています」と言われてもよくわからんのです。気持ちは嬉しいのですが…すいません。なんかこんなこと書いているとめっちゃ心狭いやつと思われそうで、この記事をアップするの怖くなってきました()

私は素直な応援や、お互いに興味を持って作品を読み合うことは大好きです。ここだけはマジで声を大にして伝えておきます。

▶prologue

≪Good≫
・2000字以内の短編専門!読むのも書くのも楽しい
・縦書きできる!
・大きいコンテストも開催されたので、これからも期待できる!
・運営さんめっちゃ真摯な対応

≪ぴえん≫
・読み込みが遅い。サイトを開いて作品や作者のアイコンが読み込まれるまで時間がかかる
・作品を読む時、バグなのか読めないという声が意外と届く
・作品へのコメントに返信機能がない

 小説作成に役立つ「Nola」でも有名ですね。自分も使用しています。読むのも書くのも敷居が低く、縦書きなので読みやすい。少し前に開催されたコンテストでは、短編映像化、楽曲化、電子書籍化までされるすごいコンテストでした。かなり好きな部類のサイトです。
 ただ、読み込みが重いのが若干ストレスです。スマホだと画面をタップして読む形式なのですが、それがわかりにくいため読み方を聞かれることもあります。また、タップが反応しないという声も届いたことがあるので、これからの改善に期待したいと思います。運営さんは本当にいい人で、それはTwitterみたらわかると思います。ぴえんポイント書いてごめんねって正直思ってます。

▶pixiv

≪Good≫
・イラストだけでなく小説も盛り上がっている
・二次創作も多く読まれている印象
・コンテストが多い!
・読んで反応をもらえることも多い

≪ぴえん≫
・プレミアム会員じゃないと利用できない機能がある
・プレミアム会員じゃないと小説の検索がしにくい部分も……

 イラストのサイトというイメージがありますが、小説もかなり盛り上がっていることを私も最近知りました。二次創作も一次創作もありますね。コンテストも豊富で、参加してみたくなるコンテストが多いです。受賞作品の書籍化もしています。二次創作を書く人にオススメですし、イラストやマンガも見たい人にもオススメです。小説も読んでいると面白い作品が多くて、特にSFジャンルはけっこう読みました。

どんなコンテストをやっているか、動向をマメにチェックしています。

▶ショートショートガーデン(SSG)

≪Good≫
・400字が上限の投稿サイト
・ショートショート作家の田丸雅智先生が運営
・田丸さんが作品を読み、SNSで紹介してくれたり、コメントしてくれることもある!

≪ぴえん≫
・400字じゃなくせめて500字の上限にしてほしいなと思うことがある
・コンテストの開催はあまりないイメージ

 私も大好きなショートショート作家、田丸さんが運営している小説投稿サイトです。田丸式メソッドで小説を書いたり、これから書こうとしてる人は登録することをオススメします。また、特化しているのでショートショート好きと繋がりやすい投稿サイトです。
 これは本当に驚きなのですが、自分が書いたショートショートをガチで田丸さんが読んでくれることがあります。実際コメントもいただきました。作家さんが自分の作品を読んでくれるってものすごい機会だと思いません? 無料ですか? っていうレベル。
 ただ、田丸さんも関わっている500字程度の小説コンテストで落選したものを、せっかくなので投稿したい時に載せられないのがちょっと残念です。削って載せたりしていますが、けっこうカツカツ。コンテストもいつも開催しているというわけではないので、サイトも落ち着いた雰囲気です。それは決して悪い意味でなく、このサイトのいいところでもあります。

▶comicoノベル

≪Good≫
・チャットノベルみたいな書き方ができるのは良かった。

≪ぴえん≫
・投稿した瞬間にサービス終了のアナウンスが出たし、マジで誰にも読まれなかった。

名称未設定のデザイン (24)


おわりに

 以上、14の小説投稿サイトの個人的な感想を書かせていただきました。

 あらためて申し上げますが、どの小説投稿サイトにも良いところがあります。大事なのは自分がどんな目的で小説を書くのか、読むのか、ジャンルは何か、交流はどうしたいかを考え、属性に合った場所を選択するということだと思います。

私は、全部使っていきます!!!!!!!!!!!!

 約一万字の独り言を読んでいただいた方、本当にありがとうございます。お疲れ様でした。

 色々な意見もあると思うので、利用している小説投稿サイトの好きなところ等、コメントで書いていただければ喜びます!

それでは、また次回お会いしましょう。


11月21日追記

小説投稿サイトの情報を含む、総合情報ブログを作成しました。
よろしければ、こちらも読みに来てくださると嬉しいです。


web小説を書きたい・読みたい人のための総合情報ブログ
Web Novel Labo



いただいたサポートは運営メディア「Web Novel Labo」の運営費用として使用させていただきます。noteでの活動含め、クリエイターのためになる行動を継続していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。