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HANIKAMU!!

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紹介していただいた記事や蜂賀が気に入った記事等、とにかく素敵なものをまとめたマガジンです。
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#小説

【受賞イメトレ】公募にハマりすぎると人はどうなるのか? 9

こんにちは、公募ジャンキーのイラストレーターfunenoです。 前回は、貰った賞金の使い道(公募ジャンキー編)を書きました。 ところで、最近公募のお知り合いが増えました。 「WebNovelLabo」というサイトで、文芸系公募を発信されておいでの蜂賀 三月さんです。この「公募エッセイ」を紹介していただきました。ありがとうございます! ところで、公募勢の皆様は、作品が仕上がって、公募に送った瞬間って、頭が最高にハッピーになっていて、端的に言うと頭がおかしくなってることあ

【グループ展スタート】12のおへやの12のおはなし

11月のグループ展「12のおへやの12のおはなし」がはじまりました! DEDEGUMO GALLERY SPACE(DEDEGUMO祇園店)の展示の様子をお知らせいたします。 通常ギャラリースペースは白川通りから入った場所にしていますが、今回はご参加クリエイター様も多数おられますので新橋通りから入って左手の広いスペースを展示場所にしています。 壁面には今回のテーマの「おへや」作品の展示。 モニターでグループ展のPV、Chigeさん、Akai Atauさん、ふえ吹き野うさぎ

【グループ展】12のおへやの12のおはなし

DEDEGUMO GALLERY SPACEでは2022年11月1日~11月30日まで24名のクリエイターによるグループ展「12のおはやの12のおはなし」を開催いたします。 開催概要 12のおへやの12のおはなしPV 参加クリエイターご紹介 【1 月】  おへや(イラスト) まかろんぽふぃん 大阪在住のイラストレーターです。 やわらかいタッチの動物のイラストが得意です、趣味でいくつか絵本も制作しています。 大学時代は教育保育の学科を専攻し、子どもの心に寄り添った作品作

鍋に入るカニ

 友人から分けて貰った青と白のツートンカラーのカニを利尻昆布と一緒に茹でる。カニがうふうふと鍋の中で不敵に笑っているように見えた。 「赤くならないな?」  茹で時間を聞くのを忘れていた事を後悔している間に、どんどんアクが増えていく。 「わ、やば」  慌ててカニを皿にあげる。茹で上がったカニは、茹でる前と何ら変わらずの姿で利尻昆布で遊んでいた。  アクを丁寧に掬い取ると、鍋に青く透き通ったカニの出し汁が残った。その出し汁が遠い記憶の海に見えた。懐かしい潮の匂い。 ーー呼ばれてい

【活動報告】Web Novel Laboにて作品紹介いただきました。

 クリエイター蜂賀三月さんが管理人を務めるサイト「Web Novel Labo」の記事内で、過去作「怪獣のいる世界に花は咲く。」をご紹介いただきました。  この作品は、YOASOBIコンテストに応募した作品で賞にはかすりもしませんでしたが、応募にあたって色々な人に原稿を読んでもらったりしながら、批判を受けることはあっても、何を描くか、何を面白いとするかは、自分で決めるべき、というポリシーが出来上がったりと、自分の中で初めての試みをした作品でもあったので、光を当ててもらえて嬉

創作の輪 Advent Calendar 2021

12月1日から25名のクリエイターで繋いできたアドベントカレンダー。 ついに完成いたしました! カレンダーに詰められた作品、そのどれもが素晴らしい作品でした。 皆さんの作品を読むのが楽しみで、わくわくしながらアドベントカレンダーを開けていました。 毎日届くプレゼントが、とても嬉しかったです。 参加して下さったクリエイターの皆様、作品を読んでいただいた読者の皆様、厚く御礼を申し上げます。 Day1 蜂賀 三月「Prologue」 Day2 夕凪遥「まずは、ツリーを君に」

愛は哀と合う

 愛とはこういうものなんだ、と思った。  いま、この瞬間こそが世界の真理の只中であって、世の中にはこの歓びを感じることが一度もないまま骨になる人間も多い中、あたしは二十代で感じることができている。  愛とはすなわち幸せのかたちなのだろう、とも思った。抱きかかえるようにしても腕の隙間からぼたぼたと落ちてゆくその欠片を拾うことができないほどに、今のあたしは身体いっぱいに、愛、つまり幸せを感じている。  重ね合わせた肌から伝わる、自分ではない他人の体温。掌にのせた雪の結晶がじんわ

【短編】スノードーム

 十二月を彩る赤や緑に混じって、カラフルな光が乾いた空気に溶け込んでいく。  地下街の広場に飾られたツリーは、毎年のようにデザインが変わる。ホワイトベースで統一した年もあれば、カラフルさを演出する年もある。今年は、様々な形を施したオーナメントが緑色のツリーに点在していて、懐かしさが喉元に込み上がる。子供の頃にはあんなにもクリスマスツリーにときめいたのはなぜだったのだろう。  クリスマスまであと十日。仕事の疲れを引きずったまま呆然とツリーを見上げる私の傍を、手を繋いだカップルが

創作の輪を広げる #アドベントカレンダー2021に参加しています。

そろそろ12月も近づいてきました。 今年はなんだかいつもよりも寒さも和らいでいて、なんだか冬っぽくない! 私は寒い、息が白く見えるようなそんな冬が好きなんです。 そうは思っていても季節は巡っていくんですね。 街はすっかりクリスマスの装飾に変わり、うちもツリーを出しました。 クリスマス時季は大好きです。 そんな中、作家仲間の蜂賀三月さんの声かけで、参加表明をした創作仲間たち。 noteさんのこの企画、アドベントカレンダー2021に参加しています。 蜂賀三月さんが

自由お題|みんなの作品ピックアップ #2|ショートショートnote杯

こんばんは、戸画美角です。 #ショートショートnote杯 の『自由お題』をすべて読ませて頂いたので、その中から私がとくに気に入った作品をピックアップしたいと思います。 趣旨については、最初の記事などを読んでいただければと思いますが、一言でいうなら”面白い作品を埋もれさせたくない”という話ですね(そして多くの人に読んで欲しい)。 ◆ 関連リンクピックアップ企画の第1弾: しゃべるピアノ 1億円の低カロリー 株式会社リストラ アナログバイリンガル 違法の冷蔵庫 数学ギョ

SSN杯〆切まで抗うイベントをやってみた

 ショートショートnote杯 の〆切が近いのに作品をあまり出せていなかったため、このような企画を発案させていただきました。  結果的に、〆切までほぼ3日なのに3名の方が集まってくれて、無事に応募作品を増やすことができました!! 今回の記事で企画で出たお題や参加者の作品をまとめながら、感想などを話していこうと思います。 参加メンバーと引いたカード・蜂賀 三月 「朝の」「涙」「缶詰め」 ・射谷 友里さん 「ラップ」「二重人格」「イライラする」 ・星 彩さん 「部」「石けん

クリスマスまで物語を止めないで #アドベントカレンダー2021

こんにちは! 自分の使っているスマホが未だに iPhone X だということに最近気付いたナカタニエイトです。せめて iPhone 11 くらいだと思っていたよ。 さて、今日は noteさんの企画である「#アドベントカレンダー2021」に載っかって企画を立案します! ちなみに、 アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間、みんなで1日ひとつ記事を投稿してカレンダーを作るイベントです。 ということで、12/1-12/25の期間、参加者ひとり一人が紡いでいく企画です。

創作の輪を広げる #アドベントカレンダー2021

記事をご覧いただきありがとうございます。 当記事はnoteのお題企画「#アドベントカレンダー2021」に参加するものです。 プレゼントをひとつひとつ開封するように 25名のクリエイターの作品を、クリスマスまでお届けします。 (参加クリエイターの皆様へ) 記事は担当日が来る前、もしくは当日に公開してください🙇🏻‍♂️ ※当日以前にURLを登録していても、カレンダーからは当日にしか記事に飛べないのでご安心ください😊 お手数をお掛けしますが、よろしくお願いします! 当アドベン

君に贈る火星の|ショートショートnote杯|みんなの作品

こんにちは、戸画美角です。 というわけで第10弾もとい最後の『君に贈る火星の』からピックアップしてみたいと思います。 趣旨については、最初の記事を読んでいただければと思いますが、一言でいうなら”面白い作品を埋もれさせたくない”という話ですね。 これまでの作品は以下より。 まえがきそんなわけで、執筆時点(2021/10/23)での全作品を読ませていただきました。 いやはや、このお題はかなり作品が多かった気がします。 ”君に贈る”は人間ドラマの題材にピッタリですし、”