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カフェ選びの、偶然と必然

どこのカフェに行こう、と迷う時間が好き。

たかだか1時間くらいの滞在だとしても。いいお店に巡り合えることは、その日の幸福度に直結する。

結論。その日、その時間のベストのお店に出会うのは、とても難しいと思う。

「いい時間が過ごせたかどうか」は、この量を求めてた!っていうメニュー、お店の込み具合によるお店の雰囲気なんかも関わってくる。

運とかタイミングって言葉でまとめてしまうと簡単だけど、同じ瞬間は二度と訪れない。

お店の混み具合、自分の気分みたいな予想不可能なものと、選んだお店がベストでハマったとき、それはもう嬉しくてたまらない。

反対に、今日はここじゃない別のカフェに行けばよかったかも…という気分になることも、たまにある。

たとえば貸切だとなんとなくソワソワしてしまうし、満席で断られてるお客さんがいると、そろそろ帰ったほうがいいかな…と気が急く。難しい。

今回は、「今日はいい日だったな」と思える(いいタイミングであれば尚更)幸福感に溢れるカフェを紹介します。

madocafe

岡崎にある「madocafe」は、モーニング、ランチ、カフェタイムのどの時間に訪れても、癒しの時間が過ごせるカフェ。

手作り感溢れるぬくもりのある雰囲気は、カフェよりも喫茶店という言葉が似合う。

8時半からオープンしていて、訪れたのは平日の9時ごろ。

ランチだと満席で入れないこともあるけれど、先着はお一人。わたしの後も少しずつ、終始のんびりなペースで席が埋まっていく。ひとりニンマリしてしまうような、ささやかな幸せを感じる。

もちっとした食感のシンプルなトーストに、リンゴのジャム。
コーヒーは中煎りのブレンドをいただいた。

窓からたっぷりの日差しが差し込んでいて、どこを切り取っても絵になる空間。贅沢な朝の時間に、心から癒された。

カロトギフ

料理はもちろんだけど、そのお店にしかない雰囲気や人も訪れる理由になる。岐阜県各務原市にある「カロトギフ」は、とっても温かい接客で迎えてくれるカフェ。

10時オープンだけど、フライングで20分前に到着してしまい、一番乗り。お店に入る前に車まで注文を聞きに来てくださって、開店後、ほとんど待つことなく料理がいただけた。

なんと、次のお客さんが来るまで30分くらい貸切状態。心の中でガッツポーズである。こんなことはもう当分ないだろう…と幸せをかみしめる。  

お店の方に、久しぶりの来店であることを伝えると、「思い出してくださってありがとうございます!」と笑顔に接してくださって。

じゃがいもパンとキッシュのセットは、朝昼兼ごはんとして十分な満足感。キッシュにはレンコンがたっぷり入っていて、野菜がたくさん摂れるのも嬉しい!

焼き芋パンや、カレー、きまぐれスープ、ジェラート…と気分に合わせて選べる豊富なメニュー。絞り切ることができず、ドリンクやデザートまで欲張ってしまう。

いただいたのは、金柑のガトーショコラ。

お庭で採れたという金柑は、ほろ苦く酸味があって、チョコレートとぴったりだ。なみなみに注がれたカフェラテと共に、まったり過ごせた。

わたしはお店に行く前に、提供されているメニューやお店のSNSをチェックしてからいく。

何度かお店に行ったり、お店のSNSをチェックしていると、大体そのお店がいつ頃空いているのかが分かってくる。

ケーキがメインのお店はオープンすぐやお昼。雨の日のラストオーダー少し前。あとはカフェであれば三連休明けの平日とか、入学式や入社式シーズンの4月。パン屋さんであれば暑さで客足が減る8月とか…。

ふと、昔何かでみた、「serendipity(セレンディピティ)」という言葉を思い出した。

この言葉の意味は、"偶然素晴らしい幸運に巡り合ったり、素晴らしいものを発見したりすること"

周りから見たら運や偶然にみえることも、理由や根拠があったりするのかもしれないよね。

そんなことを考えたりした、ある日の休日のことでした。

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