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やりたいことがない私は、幸せになることを諦めてガマンしていた

「なんとなくモヤモヤしているけど、うまく言語化できていない漠然とした悩み」は誰にでもあると思う。

私自身も何となく選んだ会社で淡々と働く毎日のなかで、
・やりたいことがない
・自己肯定感が低い

という漠然とした不安や悩みをずっと抱えてきた。

そんな時に出会ったのが桜林直子さんのTwitterだった。桜林さんのツイートやnoteを見ると、そんな悩み事に対してとても分かりやすくこう考えたらどうかな?と提案されているように思う。何度共感したか分からないし、たくさん救われてきた。

たとえば、こんなツイートにも。(大事なことすぎて手帳に書き記している)

このnoteでは、そんな桜林さんの本を紹介したい。

「世界は夢組と叶え組でできている」  桜林直子 著

「自己啓発書」というより、「自己発見エッセイ」と呼ぶべき本。夢組とは夢中になれる「やりたいことがある人」であり、叶え組とは世の中の多数派を占める「やりたいことのない人、自分に弱さを感じている人」。叶え組である著者が幸福に生きる方法を模索した過程は、やりたいことがないと悩む人たちの支えになるはずだ。(ダイヤモンド社公式HPより)

やりたいこと探しのみに焦点をあてているわけではなく、桜林さんのnoteに書かれていることがぎゅっと凝縮された一冊。参考にしたい考え方のヒントがたくさんあって、何度も何度も読み直している。


やりたいこと探しのヒント

旅行素材

そもそもやりたいことって何だろう?

本によると、「やりたいこと」には、「何をしたいかの行動の欲と、どうありたいかの状態の欲のふたつがある」という。

また、その欲を考えるときに「どちらの入り口から入っても、どちらかだけではなく両方見なければバランスがとれない。」

例えば、私が就職活動をしたとき、田舎でのんびり働きたい、という何ともざっくりとした「状態の欲」しかなかった。そうすると会社員としての日々の行動が心から楽しいと思えなくて、つらくなってしまった。

自分が何をするとよろこぶのか、どうなると嬉しいのか。行動と状態の両方から考えることは、自分のしあわせは何かを考えるということ。

状態の欲はあっても、自分を喜ばせられる「行動の欲」を見つけることは、今も少し難しい。でも、自分が幸せだと感じるかどうかで選べば、きっと良い方向に向かうはずだ。ただモヤモヤしていても、明日突然、やりたいことに出会うことはない。

それに、やりたいことを見つけることは幸せに生きるためのゴールではない。自分に正直に、自由に生きるという目標をもって、日々進んでいこうと思うことができた。


本の中で、特に大切にしたい言葉の一つを紹介する。この部分だけでもぜひ、読んでほしい。

手の届かない夢を追いかけたり、夢中になれるやりたいことを見つけることができなくても、すこしずつでも「このほうがいい」と思える状態になることを、そこに向かうことを、諦めない方がいい。


「自己肯定感が低い」自分のままで生きるヒント

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桜林さんは、「自己肯定感が低い」のを「高くしたほうがいい」とは思わないそう。では、自己肯定感が低いままで、どう考えていったらいいのか。(自己肯定感についての話は長くなってしまうので詳しくは書籍やnoteを参考にしてみてほしい。)

足すのは知識と、新しい視点。
引くのは感情を抑圧するフタと、思い込み。

他人にどう思われるかという他人基準で判断するのは、自分の心にもいい影響はない。他人の気持ちや考えは自分のことではないので、正確には分からないもの。「これを言ったらきっとこう思うだろう」とつい考えてしまうけど、他人の考えや気持ちは「雑にいうと全て思い込み」だそう。

自分の好奇心、怒り、喜びなどあらゆる感情を良くないものとしてにフタをすると、その抑圧から知らないうちにガマンするクセがつく。

私は何に我慢していたのだろう。過去の失敗や間違いを受け入れて、思考のクセを考えてみる。

【私なんか思考】特別な経験もスキルもなく、平凡な人間。自分に自信がない。
【平和主義思考】とにかく事を荒立てたくない、自分が我慢してでもことなきを得たい。

自己肯定感が低い私は、常に「私なんて」という思考が浮かぶ。こうした方がいいよ、こういう会社がいいよ、という他人の考えを自分にそのまま当てはめていた。いつの間にか自分の判断で選ぶことを諦めて、ガマンしていんだな、と気づいた。

好きや喜び、本当は嫌だという怒りなどの感情にフタをして、自分のことがわかるはずがない。我慢のフタを少しずつはがして、肩の力を抜いて、自分はどうしたいか、どうしたら幸せを感じられるのか、考えてみたい。

やりたいことがなくても、我慢せず自由に、得意なことや好きなことを探していくことができる。桜林さんの本やnoteを読んで、現状に「なんかちがう」を抱えてモヤモヤしている人の気持ちが軽くなるといいな。





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