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頭から悩みに突っ込んでいかない

以前、とても尊敬している方から
「悩みに頭を突っ込むな」と
言われたことがあります。

悩みにのみ込まれるなという意味です。

悩んでいるとき、多くの場合では
視野が狭くなっています。

狭くなるくらいなら”まだ見えている”けれど、
悩みに頭を完全に突っ込んでしまっていると
周りが何も見えなくなってしまいます。

例えば人生に悩んでいて
「人生とは」の悩みに
頭から突っ込んでしまうと、
周りを見渡すことができず、
すでに知っていることの中でしか
答えを探すことができません。

自分で考えてわからないから、
自分で解決できないから悩んでいるのに、
頭を突っ込むことで
よけいに見えなくなる状態を
みずから作ってしまうのです。

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悩みを解決の方向に向けていくためには
まず突っ込んだ頭を出さなければなりません。

そのときに有効なのが
「自分の状況を客観的に見ること」です。

客観的に見ることが必要なのですが、
”自分視点で客観的に見るのは難しい”ということを
気に留めておく必要があります。

悩みから抜け出せないでいる時点で
客観性が失われていることが多いからです。

こういうときは他人の目や思考をお借りします。

誰か知っている身近な人だけではなくて
尊敬する人や仏様、
無邪気な子どもや
歴史上の偉人になったつもりで。

もしウォルト・ディズニーがいたとしたら
今の私を見てなんと言うだろう
もし坂本龍馬が生きていたとしたら
今の私を見てなんと言うだろう
もし小学生の女の子なら
今の私を見てなんと言うだろう

想像でいいんです。

小学生の女の子の視点を想像したときに
「日本を今一度、洗濯致し申候!」とは
ならないと思うので(笑)

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たとえ悩みをリアルに人に相談できなくても
「あの人ならどんなことばを
かけてくれるだろう?」と想像することで
新たな視点が設けられます。

なるべくたくさんの人の視点から
自分を客観的に見てみるのです。

複雑な悩みの中にいたとしても、
一気に解決ができなかったとしても、
新たな視点があればあるほど
今まで自分では見つけられなかった別の道を
指し示してくれる可能性が高まります。

そして、そのことが
苦しさをやわらげることにもつながっていきます。

自分の人生は自分で選べます。

でも、全部をひとりでやろうとしなくてもいいのです。

人の力を、先人の力を、自然の力を
ありがたくお借りしましょう。

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悩みを抱えている人やもっと自分らしく生きたい人が、毎日1センチでもいいから理想に向かって進めるよう、何かお役に立てたら嬉しいです。