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バリアフリーeスポーツの可能性

どうも、岡田です。
先日の週末は、ZENKAIRACINGの業務としてF1のファンイベント『Lenovo F1® Fan Meeting 2023』のシムスタッフをしてました。

その関係で最近、「車椅子レーサー」長屋宏和さんのサポートを行うことがよくあったのですが、今回はeモータースポーツのバリアフリー性の高さも素晴らしい事だよねって話です。

■「機械を使うスポーツ」が題材だからこそ

長屋さんは元F3レーサーで、F1の前座で行われたレース中の事故の後遺症で車椅子生活となっています。
現在はチェアウォーカーファッションブランド「Piro Racing」の代表として、ファッションデザイナーとして活躍されているほか、若手アドバイザーとして今でもサーキットで姿を見ることができます。

長屋さんとZENKAIRACINGは、昨年より共同で活動しており、僕もイベントなどで長屋さんと長屋さん専用のシミュレーターを見ることはありましたが、がっつりと関わらせていただいているのはここ2ヵ月程。

2週間に1度くらいの頻度でスミガレに練習に来られていて、装備・操作のサポートなどしています。
その中で、同じコース・車で長屋さんと比較することもあるのですが、特に練習されているiRacingの岡山国際サーキット・F3のレギュレーションにおいては同等か、油断したら負けてしまうくらい長屋さんは速いんです。

VRSロガーを見ていると、進入スピードを高めにとるタイプで、やっぱりダウンフォースがあるフォーミュラ系のドライバーだなということも分かります。

障害の有無に関わらず楽しめる「バリアフリーeスポーツ」という言葉がありますが、全身で機械を使うモータースポーツを題材にしたeモータースポーツは、「‘’eスポーツとして”平等に戦える」ことと「"シミュレーター”としてリアルだと難しいレースできること」の2つを叶えられる、バリアフリー性としては特に高いジャンルなんじゃないかと思います。

僕も長屋さんとレースやバトルするときは、ガチで負けないように走ってます(笑)

■誰にでも”レースの緊張感”を

先日行われた『Lenovo F1® Fan Meeting 2023』では、DAZNのF1放送でおなじみのMC・サッシャさんと、解説の中野信治さん、現役SF・SGTドライバー笹原右京さん、そして長屋さんというメンバーで、抽選で選ばれた100名の観客を前にイベントを行いました。

そこにZENKAIRACINGの筐体2台も配置。
4.1軸モーション筐体と、長屋さん専用機。
イベント後半に「F1 2023(ゲーム)」を使ったエキシビジョンマッチとして、長屋さんとお客さん、中野さん、笹原さんとでレースを行いました。

ほぼ放送には映ってないですが、イベント中長屋さんのサポートしたり、レースがフィニッシュする際にお客さんに分かりやすいようにチェッカーフラッグを振ったりしてました(笑)

長屋さんはもちろん、イベント中は女性のお客さんから解説の中野さん、リハーサル時はサッシャさんもZENKAIRACINGの筐体でF1 2023をプレイ。

最後は現役ドライバーの笹原さんvs長屋さんというレースで、何度もサイドバイサイドのバトルがありました。

文字通り「誰でも」F1やレースの緊張感を体験できるイベントになりましたね。
長屋さんにとっても練習は沢山してますが、こういう「本番」は昨年のSeCR以来で、最初のレースではクラッシュして本気で悔しそうな顔してました😅

モータースポーツはリアルでもバーチャルでも、他人と走る「レース」になるとドッと緊張感が増して、一人で走ってる時に出来てることが出来なくなる"あの感じ"があるのですが、”あの感じ”が年齢も、性別も、身体の障害の有無も関係なく体験できることって素晴らしいし、こういう刺激が人生を面白くしてくれるものだと思います。

僕がトイレ行ってる間に集合写真撮ってたみたい・・・

そういう物を提供することも出来るeモータースポーツをもっと広めて、メジャーなものにしていきたいなと改めて思ったイベントでした。

イベント内でも告知ありましたが、9月にはさらに大きな規模でF1×lenovoのイベントが行われる予定ですし、同じ頃に昨年も行われた「鈴鹿市 SIM Expo」もあるし、12月には「鈴鹿市SIM Experience」も予定があるので、eモータースポーツを知らない人にも是非どこかで体験してほしいですね!

最後になりますが、今年実車レースに参戦するにあたり、一緒に戦っていただけるスポンサー様を募集しています!

eモータースポーツが他のeスポーツと決定的に違うのが、リアルとバーチャルの境界線の無さです。
リアルとバーチャル、両方からモータースポーツに挑戦することで、eモータースポーツからリアルへ、そしてリアルからeモータースポーツへ繋げることができる存在になる為活動しています。

画面の中と外、両方からのモータースポーツの盛り上げに共に挑戦して頂ける方からのご連絡、お待ちしております。

apex_maximum@yahoo.co.jp
又はTwitter @M_Okada524 DM

今回は以上!
岡田

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