第16回APD当事者交流会レポート

2020年11月22日に開催した第16回APD(聴覚情報処理障害)当事者交流会レポートになります。

新型コロナウイルスの影響でなかなか対面での交流会ができず、交流会は9ヶ月ぶりの開催です。当日は感染拡大予防対策を講じて実施しました。

定員8名に対し、18名に申し込みいただきました。キャンセル等あり、当日の参加者は7名でした。スタッフは3名参加。ゲストに「YouTuber 笑歩さん」をお招きしています。

流れとしては、最初に笑歩さんにお話ししていただき、2グループに分かれて自己紹介をしてから交流会としました。

【笑歩さんのお話し】

笑歩さんからは、仕事についての相談が増えていることや特に相談の多い職業についてお話しいただきました。笑歩さん自身もさまざまな仕事をしてきた体験談を語っていただいています。APDを知ってからYouTubeを始めようと思った想いなども聞くことができました。

【交流会の話題】

・視覚優位
・インカムしての接客
・ノイズキャンセラーイヤホン
・自分だけで完結する仕事
・持ち場が決まっている仕事
・マニュアルのある仕事
・情報共有の方法
・チームでやる仕事はあまり向いてない
・家族からの理解
・聞き返し方について
・WAISについて

【感想】

・同じAPDの人と話せて安心した
・他の方の話が参考になった
・このような会があればまた参加したい
・いろいろ話せたので良かった
・情報が得られた
・参加できて楽しかった
・とても充実した時間だった
・重苦しくないムードで話しやすかった
・攻撃的な人がいなくてよかった
・参加してよかった

交流会後には、サプライズで笑歩さんのじゃんけん大会があって敗者にはプレゼントが送られました。

今回の交流会は就労について悩まれている方が多い印象でした。コロナウイルスの影響を受けて離職につながってしまう方も多いと聞きます。感染予防のためのマスク着用、ビニールシートでの聞きとりにくさなどAPD症状のある方には生活や就労の場面で支障が生じることもあるでしょう。

コロナ禍におけるAPD当事者の就労について考えていきたいなとも思いました。

当日は交流会をNHKさんに取材いただきその様子が記事になりました。

12月28日の「未来スイッチ」で交流会の様子が放送されます。

ご参加いただいたみなさま、運営に携わってくださったみなさま、NHKの記者さん、カメラマンさん、交流会へのご協力ありがとうございました。

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