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つわりとの付き合い方

つわりの悩みはどの年でも多いものですが、最近はちょっと変わってきた様子。

わたしの雑感ですが、お付き合いください。

つわりは妊娠が分かった頃から始まる人が多いようです。

よくドラマでもある、突然の吐き気。

そこまでではないものの、それは突然始まります。

一旦始まったら、


唾液の量が増えて気持ち悪い。

常に吐きそう。

でも、お腹が空いても気持ち悪い。

食べなくても食べても気持ち悪い。

吐きそうなのに、吐けなくて気持ち悪い。

ひどい人は、一日中吐いている。

そんな生活に一変します。

とにかくダルい、そして、何を食べても味がしない、砂を噛んでいるよう。なにより楽しくない。わたしのつわりはそんな感じでした。

この時期、赤ちゃんは小さいので、食べられなくてもママの蓄えだけで大丈夫です。とはいえママの身体がとにかくしんどい。

この状態が、1か月くらい続きます。長い人は、3か月続きます。わたしの場合は、3か月コースでした。

最初の頃は、手当たり次第に食べれそうなものを探していました。でも、すぐに吐く、の繰り返し。

そうしている間に、わたしはあることを学習しました。それは、

楽に吐けるものを食べる。

毎日毎日続いて、終わりの見えない中でこの方法が1番楽でした。少しでも食べられると、今日は食べられたとホッとしたものです。

そして、お腹がポッコリしてきて、胎動がはっきりわかり始めた頃、つわりが突然終わる日がやってくるのです。

つわりは、薬を飲んで治すというわけにはいかないものです。残念ながらつわりは、時期がこないと治りません。その時期もわからない。したがって、つわりとうまく付き合っていくことでしか解決する方法はないのです。

最近、外来でのつわりの相談は、
「いつものように食べられない」
「食べられるけど、水分が500ml以上取れない」
という相談がほとんどです。
「つわりの時は食べられないんだよ」
「ちょっとでも食べられたらいいんだよ」
「水分は食事の中にも入っているから大丈夫」
と答えています。

つわりも子育てと同じで、以前の生活と比べると自由に行動ができません。ちがうともがいていると余計に苦しくなります。


状況をよく見て、受け入れる。そして、その中でより良い状態になるよう工夫してみる。見方を変えてみる。そんなゆらぎがある生き方がいいのではないかと思うのです。


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