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材料運が無い

本格的にこの仕事を始めてから、イマイチな材料を掴んでしまう事が増えました。

単に買う量が増えたからっていう面もあるとは思うんですが、お金を払って購入した材料が使えないのは悲しいものです。

ちなみにタイトルの写真は某ホームセンターで購入したSPF材ですが、中央付近に大きな割れが入っていたり、板の内部も割れていて、ほとんど使い物になりませんでした。

買う時によく吟味したつもりだったんですけどね。

ボンヤリした人間だから見逃したのかなぁ…

…いや、そんなことない。

買ってから1週間くらいの間に板が大きく反ったせいで、初めから割れていた部分が表に出て来たんだろうと思います。

プラスチックや金属の様な素材なら、こんな欠陥があれば即返品(返金)の対象になるんでしょうが、木材の場合はそうは行きません。

不均一な自然素材だから、欠陥があるのは仕方がない。

そうは言っても不良品を押し付けられる方はたまったもんじゃない。

「金返せ!」と言いたくもなりますが、話はそう簡単じゃない。

丸太の中をくまなく見ることが出来ない以上、何処かに欠陥が隠れている可能性は否定できない訳で、誰かがそのリスクを背負わなければいけません。

木材の卸業者に補償などでリスクを背負わせれば、その分を価格に転嫁せざるを得なくなります。

結局、高価になる代わりに安全を取るか、そこそこの価格でリスクを受け入れるかの選択を迫られるわけです。

流通の段階である程度、リスクは分散してはいるんですけどね。

だから、今回みたいな製材された材料では比較的、安心ではあるものの、木材の購入には賭博的な要素が常にあります。

安価で購入した材料が思った以上に良かったりすると凄く得した気分になれますが、その反対だと…(;_;)

今回は賭けに負けた… というより見る目が無かった。

反省(;_;)… (サルでもできる)

という落ちでした。

同業者では、丸太買いする人もいるんだよなぁ。凄いなぁと思います。


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