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自分で選ぶということ。【フィンランド留学1ヶ月目】

すっかり秋の空模様になったフィンランド。フィンランドに留学してから約1ヵ月が経ちました。

いつもは考え事をしすぎて眠れないような僕ですが,この1ヶ月ほとんど考え事をしませんでした。それと同時になんとなく生きているような気がして,こんなに貴重な時間をなんとなく過ごしてはまずい!と思ったので1ヶ月の振り返りをします。


刺激が強すぎた1ヶ月

ヨーロッパに来たのも初めてだったので,文字通り全てが日本と違って,新鮮で,外からの刺激が強い1ヶ月でした。

特に最初は新しい自分の家すらも異世界に感じて,ゆっくり心を休められる場所ではないような気がしました。自分の場所だと感じられるまでに1週間くらいかかりました。

そして,今の交友関係はほとんどが交換留学生です。友達も肌の色から文化まで”違うこと”だらけ。日本は同質性が極めて高い国だったんだなあと改めて実感しました。

外からの刺激が強すぎて,生活するので精一杯で,自分の内側の心の動きに目を向ける余裕がありませんでした。

”違い”に触れることで,自分への理解度が深まると思っていたけど,触れ過ぎてもダメみたいです。”違い”に触れて,それを自分の中に持ち帰ってみて初めて自己理解が深まるのかな。

とりあえず意識的に振り返りをしようと思って日記を始めた1ヶ月目でした。

せっかくゆとりがあるフィンランドでの生活。
そろそろ将来のことも考えていかないといけないので,自分と向き合う1年間にできたらいいなと思っています。


自分で選ぶということ

授業が始まって,2週間ほど経ちました。噂には聞いていたけど,予習の量,ハンパない。英語,もっとちゃんと勉強しておくべきだった...と後悔しながら毎日予習に追われてます。

そんな毎日ですが,今は勉強するのがとても楽しいです。

自分で選んだ場所で,やりたかった勉強ができている。

そんな有難い日々に幸せを感じています。


僕は大学を選ぶときに,あまり自分に向き合うということをしませんでした。周りの大人や友人の声に流されて進路を決めました。

理系の大学に入ってすぐに”あ,これやりたいことじゃなかった..."と後悔しました。

それからは自分は何がしたいのか,ということに向き合うようにしてきたし,これからを生きる子どもたちには同じ想いをしてほしくない,ということが教育に向き合う原動力にもなっています。だから大学選びが失敗だったとは思ってないけど,それでも教育学部だったらなあと考えずにはいられませんでした。

人のせいにするつもりは全くないけれど,義務教育の過程では何かを与えられることがほとんどで,それらに追われるあまり「自分とは何者なのか」ということについて考える時間がほとんどなかったように思います。

昔はそれでも良かったのかもしれないけど,大企業に入ってマイホーム!みたいな単一な幸せの形が崩れつつある今,それぞれが自分の幸せとはなんなのか,ということについて考えることが大切になってきていると感じています。


学校で目立つのは,勉強とスポーツが得意な子かもしれないけど,

勉強ができなくたっていい。

スポーツができなくたっていい。

自分の得意なことに目を向けて,

自分の好きなことに目を向けて,

みんなが自分なりの幸せの形を追求できたらいいのにな

,と思っているし,そのお手伝いができたらいいなと思ってます。


フィンランド留学生活の様子は主にTwitterで投稿しているので,もし良ければ覗いてみてください。

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