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#ネタバレ 映画「ビバリウム」

「ビバリウム」
2019年作品
新型ウイルスを可視化してみる
2021/3/16 9:22 by さくらんぼ (修正あり)

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

「 … あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。 」

(  TVドラマ「ウルトラQ」冒頭のナレーションより抜粋  )

これは誉め言葉のつもりですが …

オバケも出てこないし、グロくもない、それどころか、清潔感と秩序感さえあるのに、こんなに気色悪い作品は、あまり観たことがありません。

上映時間98分間の9割は、そんな世界観です。

観た後、少し落ち込むかも。

★★★★

追記 ( 隔離生活 ) 
2021/3/16 9:47 by さくらんぼ

「ステイホーム」というのは、詰まるところ、体の良い自主隔離なのかもしれません。

「不要不急の外出は控えましょう」とか申しますが、ご承知のとおり、もし生活から不要不急のものを排除したら、とても味気ないものになってしまいます。

どちらも短期間だから我慢できるのですが、我慢しなければならないのですが、もし一生その状態が続けば…。

この映画「ビバリウム」は、ひょんなことから隔離状態に置かれてしまった夫婦が、「かごの鳥」のような味気ない一生を送る悲劇です。

ウイルスはどこにいるのかと言えば、夫婦が強制的に育てさせられることになる、得体の知れない子どもでしょう。

夫婦はウイルス(あの子ども)にとっての宿主かもしれません。

追記Ⅱ ( 味気ない生活 ) 
2021/3/16 10:00 by さくらんぼ

隔離状態の彼等には、

どこからともなく食材が配送されるのですが、

「食べても味がしない」と言っていました。

追記Ⅲ 2022.5.24 ( お借りした画像は )

キーワード「鳥」でご縁がありました。とても美し風景ですね。無加工です。ありがとうございました。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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