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#ネタバレ 映画「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」
2021年製作 111分 イギリス
2022.12.4

( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

しんみり観賞できる、なかなか良いドラマでした。

当時の、少なくともイギリスでは、まだ猫がペットとして認知されていなかったようです。驚きですね。

そんな中で猫を飼い始めたこの夫婦がでしたが、妻を病気で亡くしてしまうのです。

哀しみの底にあった夫・ルイスは、飼い猫のイラストを描き始めます。これが大ヒットし、有名になって行くのです。

悲しいのに、なぜ、こんなに楽しいイラストが描けるのかと、皆は不思議がったそうですが、私には理由が分かる気がします。

悲しみが深ければ、それを癒すために最適なイラストを描く事もあると思ったのです。

ちなみに、私がお借りしている画像も、(「花壇を作ろう」と思っているだけでなく)文章を書き疲れた最後に選択する事が多いので、「眺めているだけで疲労を癒してくれるような画像」が多く選択されるようになってしまいます。

主人公・ルイスの雰囲気が、長谷川博己さんを連想した事もあり、親しみを持って鑑賞できました。

追記 2022.12.5 ( お借りした画像は )

キーワード「癒し」でご縁がありました。ほっとする緑の中、かくれるように鎮座しておられるお地蔵さま。お顔も可愛らしいですね。少しだけ上下しました。ありがとうございました。

追記Ⅱ 2022.12.5 ( これは「差別と闘った」お話か )

①主人公のルイスはイギリスの上流階級の生まれでした。しかし、恋した女性・エミリーは妹の家庭教師だったのです。身分違いの恋だったので、周囲は大反対。しかし、ルイスは想いをつらぬいて結婚しました。

②又、ルイスが描いた猫、当時はペットとして認知されていないだけでなく、不吉な存在として見下されていたようです。そこにルイス夫婦は光を当てた。

①②は「差別されていたものに価値を見出す」という点で、くくれるように思います。

この映画「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」の主題は、その辺りにあるのかもしれません。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)

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