見出し画像

#ネタバレ 映画「サムジンカンパニー1995」

「サムジンカンパニー1995」
2020年作品
勧善懲悪の企業ドラマ、みたいな
2021/7/9 22:14 by さくらんぼ (修正あり)


( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

観ているうちに、木村文乃さんがヒロインのTVドラマ「七人の秘書」を連想しました。目立たぬ女子社員が協力して天誅を下すところがです。

又、この映画「サムジンカンパニー1995」では、パク・ヘスさんのメガネ姿がとてもお似合いでしたが、そこから、NHK・朝ドラ「あさが来た」の吉岡里帆さんのメガネっ子姿も連想しました。あれは吉岡さんの最強キャラだと思います。

「七人の秘書」ファンの方が、楽しい休日の110分を過ごすなら、この作品も良い選択かもしれません。

★★★★

追記 ( 朝ドラの吉岡さん ) 
2021/7/9 22:20 by さくらんぼ

朝ドラ後半戦での好演が光る吉岡里帆の素顔とは!?

追記Ⅱ ( 高卒でも差別の少ない職種は ) 
2021/7/11 9:05 by さくらんぼ

主人公3人は高卒組。

大会社に就職できたのは良いけれど、大卒組の雑用ばかりで面白くありません。1995年当時の韓国はそうなのでしょうか。その鬱積した気持ちも、今回のバトルのエネルギーになったのでしょう。

ひるがえって現在の日本はと言えば、2/3が大学に進学するのですが、高卒で誰でも知っている大企業の事務に入った知人の様子では、「仕事が大変だ」という声は聞こえてきても「雑用ばかりで…」みたいな事は無いようです。

会社によるのでしょう。

そんな中、(自治体によって多少の違いはあるかもしれませんが、一例を挙げると)高卒でも差別が少ないのは、意外にも市町村役場の公務員です。昨今の公務員と言えば倍率が高く「一流大学の法学部を出て受験する」みたいな常識があるかもしれませんが、多くの職種には高卒組の枠もあります。

仕事の内容によっては例外もあるでしょうが、一般に市町村役場では、大卒の新人、高卒の新人、人事異動してきた50代のベテランも、机を並べ、公平に同じ仕事を受け持つ、みたいな事が普通に行われています。大抵は若い新人の方が仕事の覚えが早いので、ベテランが同期の新人に教わったりすることは珍しくありません。高卒だから大卒組や先輩の雑用係などということもありません。

同僚・上司が偏見を持つこともありません。やがて、高卒でも優秀な人は重宝され、そうでない人は、大卒でもそれなりの扱いになります。多くは実力主義です。

昇任については公平な昇任試験(いわゆる係長試験)、合格すれば係長以上になれます。区役所の課長クラスまでなら高卒も珍しくありません。逆に、「気楽に生きたい」などと昇任試験を受けなければ(そんな人もいる)、一流大学卒でも定年まで主事(ヒラ職員)になることがあります。高卒の上司に大卒の部下という構図も珍しくない風景です。

追記Ⅲ ( 私たちの存在証明 ) 
2021/7/12 15:47 by さくらんぼ

内部告発する者の気持ちはどのようなものでしょうか。

組織に対する裏切り者だと言われ、冷ややかな視線の中、針のむしろ生活をすることになる心配もあります。

会社の株価も一時的にしろ下がるでしょうし、もしかしたら経営が傾いて給料が減ったり、リストラされたり、倒産の可能性もゼロではないのです。

自分が出世コースにいたら、容易に「正義」を叫べるでしょうか。

この葛藤は、韓国ドラマ特有の味わいですね。

3人のヒロインにもそれが無かったとは申しません。しかし、3人組は高卒という事で、大卒組の雑用ばかりをやらされて、不満が爆発しそうでしたから、「失うものは何もない」の気持ちの方が勝ったのかもしれませんね。

そして、「バカにされている私たちでも、こんなビッグな仕事が出来る」という存在証明でもあったのでしょう。

追記Ⅳ 2022.7.3 ( お借りした画像は )

キーワード「出世」でご縁がありました。春風に泳ぐ鯉のぼりは良いですね。人の家のものでも感動します。少し上下しました。ありがとうございました



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


#映画感想文

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?