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日本の家は寒すぎる!!
冬が好きである。
澄んだ空と空気が心を清らかにしてくれるし、
クリスマスや年末年始の賑わいには心が躍る。
しかし、家の寒さは心すら冷やしていく。
暖かい靴下も、重ね履きのズボンも、床から伝わる強烈な冷気の前に敗れ去り、いつの間にか足が信じられないような冷たさに。
末端冷え性だから仕方ない…と長年思っていたが、実は違った。
冷えの原因は「日本の家の断熱性の低さ」にあったのだ。
国が違えば違法建築?
先進国で断熱が義務化されていないのは日本だけである。
欧米では賃貸物件であっても冬に室温が16℃を下回ると、行政から貸主に対して改修命令が出る。
日本においては、1999年に定められた断熱の「指標」が「次世代基準」として未だに残っているが、その指標に達していても、冷暖房の消費エネルギーは欧米諸国に対して数倍になると言われている。
日本のエアコンの効率性は世界随一だが、それを受け止める住宅は穴だらけのような状態なのだ。
寒さの原因は?
室内の暖気の半分は窓から逃げてしまうという。
日本の住宅はアルミサッシと一枚ガラスがほとんどだが、アルミは熱の伝わりが非常によく、室内の熱を放出してしまう。その結果、サッシと暖房で暖められた部屋の温度差で結露が発生しカビなどのアレルギー源も増える。
樹脂サッシと複層ガラスを採用するだけで、断熱性は大きく上がる。
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断熱のこれから
暖かい家を作るには初期投資が必要だが、冷暖房のコストは著しく下がり、カビの低減や冷えの軽減により健康にも良い影響を与えるため、トータルでは得と言える。
2025年からやっと断熱が義務化される(欧米に比べればだいぶ緩い基準だけれど)。「クールビズ」や「タートルネック」で暑さ寒さを耐え忍ぶ時代から、みんなが快適におうち時間を過ごせる時が来るだろうか。
とりあえず将来家を建てる時には、絶対に断熱をケチらないと心に決めておく。
参考
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2023/01/31/118382/
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