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テーマが決まらない

 今回はテーマ決めに関するお話です。



 繰り返しになりますが

今回いちぴープロデューサーと進めている絵本プロジェクトのコンセプトは


『子供と大人が一緒にBAのイタズラを見て、体感し、BAが実際にいてくれたらいいなと思ってもらえる絵本と空間を提供する』 


そして、テーマとは

『この絵本で何を伝えるのか』
『何のための絵本なのか』

ということ。 



しかし、私がまず初めに取り掛かったのは
ストーリー作りでした。

 それは、ワクワクが止まらず
どういったストーリーでBAの世界観を表現できるのか
魅力を伝えることができるのか提供できるのか

こんなことも表現したい!見て欲しい!
という気持ちが先行してしまい
ストーリー案が止まらなくなってしまったのです。



しかし「テーマ」が決まらない。

そこで定例ミーティングで相談したところ
現在考えている絵本案をじっくり考察し、
そこから逆にどんなテーマが見えるのかを話し合いました。

提案したストーリーは
「BAの日常のクスッと笑えるイタズラ」 、「日常の不思議は実はBAの仕業である」という話が展開されるものでした。



 『”日常の中でイタズラをするBA”はあくまで見せ方であり
 これを読んだ読書にどう思って欲しいかというのがテーマになるのかなと思います。』

と、いちぴーさん。

ごもっとも…。

これまで参考として見てきた絵本で気に入った作品から読み解いてみることにしました。
参考絵本の中で特に惹きつけられた作品が、ヨシタケシンスケさんの「りんごかもしれない」
という作品でした。
日常の出来事や見えるものは、実は真実ではないかもしれない
という点でBAの世界観と重なるところがありました。

絵本に限らず、私がBAの作品に込めているものは
現実に見えていることが全てではない、真実ではないかもしれない。
楽しい空想を子供から大人まで味わえるものを作りたい
という気持ちです。

 そこから「
好奇心・想像力を育てる絵本を作りたい!」 という一つの答えが導き出されました。 



私は人と問答することで自分の答えが出てくるタイプ。

ミーティングでは丁寧に話を聞いてもらい、
とっ散らかってる私の頭をいちぴープロデューサーが上手に整理してくださいました。


 こうして無事今回の絵本のテーマが

「見てる人の好奇心や想像力を育てる、掻き立てる絵本」
に決定!




とは言え、日々いろんな出来事が願わずして起こるものです。

ここからまた自分の中で新たな思いが湧き起こるのですが

その話はまた次回!
お楽しみに! 

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